『全部言います!』小泉一真の市議会トーク: 議会発言

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小泉一真ポートレート 長野市議会議員: 小泉一真(こいずみかずま)
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2018/09/29

市民を応援したら懲罰動議!? 1人対35人でも退かぬ! 媚びぬ! 省みぬ!! 議会の信頼回復を求める小泉一真 VS 公費飲食を糊塗する議員たち

(2018.10.04追記)
市民の手により、オンライン署名運動が発足した。公費飲食事件についての解決と、小泉の不当処分に反対する趣意によるもの。読者諸賢も、ぜひご賛同の署名をお願いします!!

【1. 市民の血税で宴会した市長・議員等エライ人たち、お金を返してください!!】 【2. 請願に賛成した議員に対する不当処分に反対します!!】拡散希望


【言いがかり】

今月25日、小泉が市議会本会議で討論を行ったところ、議事録からの発言削除を求める動議が共産党議員より相次いで提出された。また翌26日には、この討論に対し共産党議員が主導して懲罰動機を提出した。



小泉の討論は、「議員等特別職の飲食に費消された公費の補填を求める千曲衛生施設組合あて意見書の提出を求める請願」を不採択とした福祉環境委員会の報告に異を唱え、市民の声を汲んで採択すべしとするもの。
ブログ冒頭のYoutube動画は、その内容の是非を読者諸賢においてご判断いただくため、冒頭のあいさつ部分を除きほぼ無編集で掲載した。
小泉の発言の適否について、市民の皆様はどうか小泉にご意見を寄せていただきたい。



小泉一真メールアドレス: 5123kwazuma@gmail.com


そもそも議会における議員の発言においては、言論の自由が最大限に保障されねばならないのは自明だ。特に、議会内の多数の議員が関与した公費飲食事案については、議会・議員の自浄能力が問われている。そのようなテーマの下でなされた発言は、より一層、議会は謙虚に耳を傾け、自身の反省のよすがとすべきであることも、また自明のことではないか。それなのに些細な理由(と小泉には思える)により議事録削除を求めて小泉の討論を骨抜きにしようとするのは、義のない所業と市民は判断するだろう。懲罰動議にしても同様。



【市民の足を引っ張るな!】

強調しておきたいのは、請願が出された結果、組合長である千曲市長が態度を変えた点だ。これについては、すでに当ブログでも書いたが、重要なのでもう一度言及しておく。





今般、長野市議会において 「議員等特別職の飲食に費消された公費の補填を求める千曲衛生施設組合あて意見書の提出を求める請願」が提出され、本組合に対し、議員等特別職の飲食に費消された公費について補填する措置を実現する方策を最大限検討されたい等の意見書の提出を求めていることを了知いたしました。
したがいまして、本組合としては、当該請願において述べられている主旨に関し検討を行い、その結果を改めて10月に予定する組合議会定例会においてお示ししたいと考えます。


市民が請願を出したおかげで、一度は公費飲食について補填する策はないと明言していた組合長を動かした。その請願を議会が不採択とするようなことがあってよいのか。恥ずかしくないか。如何に自分らの不始末を糊塗するためだとしても、厚顔無恥にほどがある。


【エネルギーを向ける方向】

懲罰動議により、懲罰特別委員会が組織され審議されることになった。小泉一人のために、10人もの議員を動員して委員会を組織していただけるとは実にご苦労。光栄の至りだ。だがよく考えてほしい。そのほかにするべきことはないのか。一部の議員の所業とはいえ、公費飲食により、長野市議会の信頼は傷ついており、その回復に最大限の努力を払うのが議会の歩むべき道のはずだ。小泉に10人の人的資源を割くなら、少なくとも同程度の精力を公費飲食事件の問題解決に向けなければ、勘定が合わない。実際、過去に小泉はそのような提言をしたのだが、ほとんど無視された。


政治倫理の問題としない、させない!?


まともに問題解決に取り組むつもりは、殆んどの長野市議にはサラサラない。議会の信用失墜の問題を、小泉個人の討論の不適切性という問題を創出し歪曲することで、すり替えようとしている。議会がオカシイのではなく、オカシイのは小泉だと。そこに市民益という観点は、全く欠落している。あるのは、会派に属する議員の不始末をかばい、議会の面目を保つという一点だけだ。いったい、誰のための議会なのか。

【長野市議会の民主主義が死んだ日】

さて、懲罰動議が出された際、その対象となった議員は発言することができる。但し、議会の同意が必要だ(地方自治法第117条)。しかし市議会は、圧倒的多数で小泉の発言申請を退けた―賛成した無所属議員1人と議長を除き、35人が小泉と敵対している状況だ。同じ会派所属の議員の不始末を何が何でも守るという、会派制の悪弊が露呈している。懲罰動議に一点の曇りもなければ、小泉に発言させ、市民に小泉の不当性をアピールする機会とできるはずなのに。なぜそうしないのか。

小泉の発言許可を退ける市議会の採決結果
長野市議会ホームページ動画から引用

発言が許可されていたなら、懲罰動議提出の理由となっている「議会の品位を汚し」「議員個人の名前を繰り返して侮辱する発言」とは、具体的に何を意味するのかが不明瞭であり、このような理由で議員の身分に係る懲罰動議が提出されたのは遺憾である等と、正論を述べることができただろう。懲罰動議を提出した側とすれば、逆にその点を突かれては困るので、発言させなかったのだろう。懲罰動議が適正に取り扱われ、民主的な手続きが十分に機能したと保証するために、まともな議会なら、このような場合には弁明の機会が与えられるものだ。従って、今般の懲罰動議は、議会の正常な進行というよりは、とにかく小泉をだませらるためなら何でもするという目的で提出されたものと断ぜざるを得ない。それは議会という民主主義を体現する制度と相容れざるものだ。


小泉の懲罰動議を提出する共産党の野々村博美氏
長野市議会ホームページ動画から引用

議員等の公費飲食の問題を解決してくれと請願する市民の側に立って討論すれば、懲罰動議を喰らう。そのような市議会に堕した日として、この日のことは記憶し、今後も小泉は戦う。小泉の身分を守るためではない。市民益よりも、議会ムラの利益を優先する勢力に異議を申し立てる戦いなのだ。

2018/09/13

過剰な報酬アップを許さない小泉 VS 小泉を潰そうとする議員 一般質問終わりました!



【強欲議員が露す馬脚】

議員報酬アップについての質問を通告した小泉。発言前にその通告が問題視されて議会運営委員会が開かれるという異例の展開は、すでに当ブログで報告したとおり

問題とされたのは、通告で議会事務局の答弁を求めた点が異例であり、一般質問になじまないから。というのはオモテの理由。

裏の理由は、特別職報酬等審議会が答申しようとしている1.42%の過剰な報酬アップに対する小泉の批判をトーンダウンさせることにあったと小泉はみる。その証拠は、事務局答弁を求めることの適・不適を論ずる場にそぐわない発言があったことだ。
議員報酬は人事院の勧告を参考にした審議会答申に基づき決められると1.42%の正当性を主張し、質問するにも時機というものがある(答申が出されてからにしろということか?)
などの場違いな発言は、何を意図したものか。
議会運営委員会で、このような政治的な主張をなすことも、特定の質問の時機を事前に云々するのも非常識。この演説をぶった委員が、議会運営委員会の開催を求めた当人なのだから、すごく分かりやすい(笑)。議事進行についての協議と言いながら、小泉の質問を牽制することに目的があると思われてもしかたがないだろう。

議会運営委員会開催を求めた松木茂盛委員・改革ネット
(長野市ホームページから引用)

【議員の足を引っ張る議会事務局】一応、議会事務局長に小泉が答弁を求めたことについて、説明しておく。共同通信のアンケート取材に議長が回答した内容を事務局が把握しており、その内容について答えよというものだった。小泉は通告前に事務局に局長答弁を打診してOKの内諾を得てあり、通告後は特に議長から相談も指示もなかった。それが質問前日になって、突然議会運営委員会が招集されたのはなぜか。
議会事務局が、小泉の質問に事務局長が答弁すると各会派に触れ回ったのだ。それを聞いて、小泉はぶっ飛んだ。

通告書は議長あてに提出され、その情報は事務局(と答弁する部局)とで共有される。事前に通告書上の簡単な「項目」は公表されるが、さらに詳細な「要旨」は通告した議員以外の議員に事前に知らされることは想定されていないはずなのだ。事前に詳細な通告内容を他の議員が知り、その内容に賛同できない場合は、通告した議員の発言を弱めさせ、あるいは発言させないために、議場内外で政治的な策動を許す結果となりかねない。実際に、今回、議会運営委員会で小泉の通告に対する牽制が行われた例を見ても、それは杞憂でないと分かる。
今回の事務局の通告要旨のリークは、議員と事務局の信頼関係を損ねるものであり、大変遺憾だ。小泉は、何らかの措置を取ることになるだろう。

【県はDOWN、市は据え置き】
当ブログで主張した内容のほか、小泉が一般質問で新たに主張し、または答弁で引き出した内容は、次のとおり。


長野県特別職報酬等審議会答申が知事・県議報酬等を平成20年に5.00%ダウン、25年に0.30%ダウンとしているのに、長野市では特別職報酬等の水準の見直しが行われていない。今回も県審議会答申1.15%アップに対し、市審議会は1.42%アップを答申予定だから、平成20年以降の3回のそれぞれの機会で、相対的に県特別職を上回る水準で市特別職の報酬等改定率が維持されている。この傾向をストップさせる必要があると、小泉は主張した。
更に、昨年度は飲酒運転により、また今年度は刑事事件により、市議会から不名誉な理由による辞職者を出した。市報酬等審議会では、このような経緯について審議で触れていないとの答弁。市民感情的に市議会の1.42%の報酬アップは難しいのではないかと小泉から指摘した。

【いつやるか。今でしょ(古)】
本稿冒頭で、この質問をするには時期的にどうかと牽制する議員の発言について触れた。なるほど改定率1.42%とする答申の方針は既に報道されているが、答申が実際に市長あてに出されるのは、10月になる予定だ。しかし9月定例会では質問を見送り、12月議会でいいや、とは小泉は考えない。
12月議会冒頭には、おそらく報酬等を増額する条例改正案が議会に提出されるだろう。答申を待っていれば、議案に1.42%と書き込まれてしまう可能性が高いわけだ。そうなったら、市長の出してきた議案はなんでも通す会派が過半数を握っている限り、そのまま通過してしまう恐れがある。答申を鵜呑みにせず、市長や総務部長によく考えて議案を作成してもらうためには、やはり9月議会で質問するしかないのだ。

2018/09/12

発言前に議会がチェックだと!? 出ました無理筋の小泉イジメ!! 過剰な報酬引き上げに関する発言通告に

【小泉の一般質問は今日午後2時15分頃から!】

このブログではしつこく書いている、特別職報酬等審議会で答申される特別職報酬等の改定率が、相場以上になっていないか? という件。


部下そっちのけで自分だけ幸せ!? 過大な市長給料アップの理由が衝撃的!! (特別職報酬等審議会の話題)

【報酬アップに色付けてあげたよ♪ 】→ありがた迷惑なんですけどね... (特別職報酬等審議会の話題、その二)



重要な件だと思うのだが、この件で一般質問を予定する議員は、今のところ小泉一真唯一人だ。


平成30年9月定例会 個人質問通告者氏名一覧


【発言前に、議会が小泉発言をチェック!?】

昨日、突如として小泉一真の発言通告中の特別職報酬に係る部分について、一般質問前に、議会運営委員会が審査すると言い出した。何が問題なのかさっぱり分からない。発言通告の内容は、事前に大まかな項目しか公表されていない。それ以上の内容が、通告者の知らない所で漏洩しているということなのだろうか? 問題ある発言を事後的にチェックするという議事運営は今までにもあった。しかし、発言する前に委員会審査にかけられるなど、前代未聞だ。議員報酬改定に関する質問をさせないとか、トーンダウンさせる意図だとすればトンデモない話。議会の良識が問われる。このような前例を作ろうとしていることに、小泉は全力で抵抗するつもり。

で、「問題の」通告概容。読者の皆さま、どこが問題なのか、考えてみていただきたい


特別職報酬等改定について 
ア. 市長給料改定について 
●報道では、市長・副市長給料についてはこれを1.42%アップが報酬等審議会から答申されるとのことだが、部下や知事を超える給与改定率が答申される見込みに、市長はどのような思いか。一般職並みの改定率1.15%で必要十分ではないか
イ. 議員報酬について
●議員報酬についてもまた、1.42%の改定率が答申されるようだが、審議会が1.15%を超える答申とする理由は何か。
●共同通信の取材に対し本市議会議長は議会のなり手不足をやや感じると回答しているが、取材に対してその対策として報酬アップを挙げて答えたか。
●昨年に引き続き本年、本議会からは不名誉な理由による辞職者が発生しているが、審議会ではこれらをどのように考慮したか。
ウ. 改定の影響について
●今後の予算執行額にはどのような影響があるか。


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2018/06/26

宴会で飲食した公費「返したい」と加藤久雄市長―千曲衛生施設組合 公費飲食事件

一般質問で市長に問う小泉 2018.06.13

再び問う

議会歓送迎会と称する、エラい人たちの身内の宴会に公費が支出されていた、千曲衛生施設組合の公費飲食事件。長野市長の加藤久雄氏も、代理を立てて、自分の代わりに部下に飲み食いさせていた。返金について、千曲市・坂城町と協議するというのが、3月議会の市長答弁。では、その後どうなったか。


加藤久雄市長
3月議会以降、千曲市、坂城町と協議をしてまいりましたが、千曲衛生施設組合事業部が改めて弁護士に確認したところ、公職選挙法違反の可能性があることから、自主返納は見合わさざるを得ず、返納はしておりません。


自主返納=選挙区での寄付行為=公職選挙法違反なんてこと、政治家の最低限の知識として知っておかなければならない、イロハの「イ」。小泉も、組合議会が決めた自主返納方針の合法性については、当初から懐疑的であった。ブログでも書いている。

しかしながら、公費飲食していた加藤市長、長野市議ほかの当事者で、自主返納が公職選挙法違反との判断がついた者は、一人もいなかったことになる。公職選挙法の基礎を知らずに公職に就いている者が、信じがたいほどの割合でいる事実は、それ自体が問題ではある。が、ここではその議論は置く。自主返納が不可と、ようやく小泉と同じレベルで論じられるようになったことは、喜ばねばならない。合法的な返納の方法を論じられるようになったのだから。
しかし、公費飲食した議員たちと、千曲衛生施設組合長岡田昭雄氏(千曲市長)は、自主返納ができなければ、飲食に費やされた公費は返せないと、およそ理解不能なロジックで押し切ろうとしている。

完全アウェイの猿芝居に小泉乱入!! 公費飲酒事件の幕引きは許さないっhttps://www.koizumikazuma.jp/2018/05/blog-post.html


「自主返納以外にやり方はない」と主張する岡田昭雄市長
長野朝日放送 2018.05.23

この流れを断ち切ることが、小泉の質問の目的となる。

「返したい」と加藤市長

加藤市長は「自主返納」はしていないとのこと。小泉の公職選挙法違反であるとの説明を受け容れたわけだ。正しい方向への一歩。であれば、自主返納以外の方法を探る気持ちがあるかどうかが、次の課題となる。




小泉一真:
市長としては返したいと思われているのか、そうでないのか

加藤久雄市長:
配慮が不足していたということでございまして、基本的に返せれば返したいということでございます。




加藤市長は、「返したい」との意思を明確にされた。奇怪なロジックを根拠に返せないなどと、田舎市長のような物言いとは、流石に県都の市長は違う。
次は「返せれば」という留保条件をどのようにクリアするかが問題となる。もちろん、それを考えるのは、公費飲食した者たちの責任であり、中でも組合の理事者である加藤氏の役割となろう。

市民の公金が、エラい人たちの宴会に費消された千曲衛生施設組合の公費飲食事件。紆余曲折を経ながら、返金という解決の着地点に近づいている。もちろん、小泉としては、その加速に汗をかいていく。


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2018/03/24

初めて予算案に「反対」- こどもプラン有料化の背信・怠慢・欺瞞

重い決断

今月20日は3月議会の最終日。小泉は初めて一般会計予算案に真っ向から反対した-これまでも、棄権したことはあるが。長野市議会議員を拝命して7年めにして、予算に反対する機会が巡ってきたことが、残念至極だ。
反対投票の前に、討論に立った。


30年度一般会計予算案に反対討論する小泉一真
30年度一般会計予算案に反対討論する小泉一真

臭いものにふた:情報隠しの背信

放課後こどもプラン有料化について、長野市はサービスの拡充を一つの理由としていた。30年度予算案ではそのための予算も盛ってあるのは認める。だが、小泉が指摘したように、地域的にはむしろサービス供給不足を拡大させる「子ども・子育て支援事業計画」見直しが、有料化直前の今年1月に、実は行われていた。万やむを得ず、そのような計画見直しをしなければならないなら、住民には相当に丁寧な説明が必要なのは当然だ。であるのに、こども未来部は、むしろ市民の目に届かないよう努力してきたとしか思えない。
住民への説明は、サービス後退地域の住民や放課後こどもプラン運営委員会を含めて、一切行われていない。
計画策定時には行なったパブリック・コメント(市民意見公募)も行われていない。
小泉が質問で指摘するまで、1月の計画見直しが3月に至っても、ホームページで公表されていなかった。

長野市議会の危機。反対するしか

こども未来部長は、計画見直しと有料化は切り離して考えると、小泉の議案質疑への答弁に際し、反論を紛れ込ませてきた。これは小泉の「一般質問」の内容への反論であり、議案質疑では小泉はこの点に触れてもいない。なんでもありの一般質問ならともかく、議案質疑でこんな反論は本来、禁じ手だ。いままで有料化とサービス拡充をセットで説明してきたのに、都合が悪くなれば、有料化とサービス後退の計画とは切り離すと前言を翻すのは、市民・議会への背信にほかならない。討論では「極めて不誠実」と苦言を呈さねばならなかった。

こども未来部長

これでは、議論を積み重ね、議会が取ってきた言質が、まったく無意味なものとなってしまう。議事秩序を無視してまで、今までの議会での説明を覆す予算案でよしとする自説を行政が強弁するのは、まさに、議会軽視の極致である。そんな予算案でも通すしかないと諦めるのなら、そんな議会など何の役にも立たない。要らない。予算案を通す方便を、議会は何でも認めるという誤ったシグナルを、議会は断じて発するべきではない。
小泉が予算案に反対するしかなかったのは、このような理由からだ。その責任は小泉ではなく、長野市行政にある。有権者各位には、ぜひご理解いただきたくお願い申し上げたい。

こどもを救う気概無し-こども未来部の怠慢

家庭に経済的な問題があり、最もサービスを必要としているこどもたちが、放課後こどもプラン有料化を機に、サービスから離れていくのではないか。議会が最も心配していたのが、この点だ。実際、アンケートでは、有料化後はサービス利用をやめるとした世帯が、13%程度あったという。
それに対し長野市は、減免施策を用意したから、申請してもらえれば問題はないとの認識だった。昨年3月、小泉は議案質疑と委員長報告質疑の感触として、これが絵にかいたモチになることを強く懸念していた




有料化後は減免制度で救済するというが、これこそ役人得意のレトリックであり絵に描いた餅にほかならない。では、有料化で減免申請を勧めるべき児童の存在をどのように覚知し、取り組むのか。要保護・準要保護世帯に関する個人情報は、教育委員会が所管しこども未来部との間で安易に共有されるべきものでもない。であるのに、こども未来部・教育委員会の連携について議会には説得力のある説明が全くなされておらず、端からこれら児童を切り捨てる見切り発車として制度設計されている。



小泉が1年前の放課後こどもプラン有料化条例案への反対討論で指摘したこの懸念は、結局1年を経ても是正されなかった。
今、プランを利用するこどものうち、経済的な理由による減免申請ができると想定している人数と、そのうち実際に減免許可した件数を、小泉は3月5日の議案質疑で問うた。しかし明確な答弁が得られなかった。それどころか、3月13日の福祉環境委員会での類似の質問にも答弁できず、さすがに疑問に感じたのか、信濃毎日新聞はこの事実を報道している。結局、議会最終日の3月20日になっても示されなかった。救うべきこどもの数の見当さえもついていないし、そのうち実際に何人が救え、取り残されたこどもが何人いるのかも把握していない。有料化直前、
半月の時間があってなおこの程度の統計資料すら示せない、こども未来部の怠慢は厳しく指摘しておかねばならない。
こんな状況で、4月から有料化などできるわけがないのは明らかだ。強行すれば、真に減免が必要なこどもから先に脱落しかねない。
こどもプランが実施されている古牧こどもプラザ

申請の勧奨はできない、という欺瞞

有料化後、救済が必要な個々の減免申請を勧奨するために、教育委員会が管理する要保護・準要保護世帯のデータを活用する必要性を指摘したのも、昨年3月、有料化条例案への反対討論のときだった。しかし実際にこども未来部が教育委員会の許可を得たのは、今年3月1日。そこから減免申請の勧奨を行って、どうやって4月1日までに間に合わせるというのか。全くヤル気がみられない。
さらに、このデータは減免申請者の同意を得たうえで、
減免許可の審査にしか利用できないので、申請の勧奨には活用できないと、こども未来部はトンデモない主張を福祉環境委員会審議で繰り出してきた。これは明らかに怠慢、もしくは欺瞞だ。
確かに、「
長野市個人情報保護条例」では、個人情報保護の観点から、次のように定めている。


(利用及び提供の制限)
第9条 (略)
2 前項の規定にかかわらず、実施機関は、次の各号のいずれかに該当するときは、記録個人情報の保有目的以外の目的のために記録個人情報を利用し、又は提供することができる。(略)
(1) (略)
(2) 記録個人情報の本人に記録個人情報を提供するとき又は記録個人情報の本人の同意を得たとき。
(3) (略)
(4) 他の実施機関(略)に記録個人情報を提供する場合において、記録個人情報の提供を受けるものが、所掌事務の遂行に必要な範囲内で使用し、かつ、当該記録個人情報を使用することについて相当な理由があるとき。


こども未来部の主張は、第9条第2項第2号を根拠としている。しかし、同第4号に基づけば、「記録個人情報の提供を受けるもの」(こども未来部)が、所掌事務の遂行(放課後こどもプランの事業推進)に必要な範囲内で使用し、かつ、当該記録個人情報を使用することについて相当な理由があるとき(経済弱者の利用料減免)、教育委員会の要保護・準要保護世帯データを利用し、こども未来部は個々の世帯に対し、放課後こどもプランの減免申請勧奨ができる。ところが、教育委員会によると、こども未来部は第2号の許可しか手続きを取っておらず、第4号許可取得の可能性については、教育委員会に問い合わせすらしていないという。第4号許可は、長野市内部においてそれほど特殊な手続きではなく、いくつかの前例が存在している。
つまり、福祉環境委員会に対し、要保護・準要保護世帯データは減免申請には利用できないとこども未来部が主張したのは、自分が手続きを怠っていたというだけのことだ。「できない」のではない。「やろうとしていない」のだ。それを「できない」と、条例に詳しくないとみて議員を煙に巻こうとするのは、欺瞞であると断ずる以外にない。どっこい、小泉はそう簡単にはだまされない。
以上述べたとおり、放課後こどもプラン有料化を巡っては、行政に背信と怠慢と欺瞞がある。なかでも背信は、議会への説明に違背する予算執行を行っていくと宣言するもので、最も深刻な問題だ。で、あるにも関わらず、大半の議員が小泉の言を理解せずに、或いは理解しながら、予算案の賛成に回ったのは残念だ。

なぜ、議員は予算案に反対しないのか

個々の予算執行に不満や反対があったとしても、その部分的な意見の不一致を理由に、予算案全体に反対するというのは、議員としてはなかなかやりづらいものがある。小泉の提案で実現・推進されてきた施策、たとえばやまざとビジネス支援補助金、孤立可能性集落の災害対策、観光危機管理、今議会で提案のカワウによる漁業被害対策をはじめ、積極的に進めたいと考える施策まで含めて全否定することになるので、論理的な自己矛盾は激しいものとなる。行政施策は継続性の確保も重視されねばならないから、昨年の予算に賛成して、その翌年に手のひらを返したように今年の予算に反対するというのは、ブレない態度をとろうとすれば、そもそも、難しいことなのだ。
放課後こどもプランについて、小泉と同様に、減免手続きの進捗が4月1日までに間に合わないと批判的な論調を取りながら、賛成討論とした布目ゆきお議員がいる。小泉とほぼ同様の問題意識を持ちながら、彼は彼の論理に従い、賛成するしかなかった。同情を禁じ得ない。

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2018/03/12

約束やぶりと無計画-こどもプラン有料化ガチバトル第2ラウンド

再び論戦-放課後子どもプラン
今月5日の一般質問に引き続き、7日、小泉は来年度予算案への議案質疑で、放課後こどもプランについて質した。

関連記事

放課後子どもプランの計画改悪→有料化、さらに情報隠し―こども未来部にムカッ腹


ちなみに、今回も本会議議案質疑は、小泉のみ。一般質問と組み合わせれば、議案質疑はさらに有効な議会の道具となることを示し続けているのだが、フォロワーがいないのは寂しい限り。議員が発言権を確保・活用するよう努力するのは、有権者の信託に答えようと真剣に考えるなら、当然のことなのだが。
閑話休題、こども未来部長と再びの対峙である。

有料化による制度充実の既定方針を否定

まずは一般質問の続きから。有料化直前、長野市は「子ども・子育て支援事業計画」を見直し(小泉の指摘で1月策定の見直しがようやくHPに掲載された)。放課後こどもプランのサービス供給量に係る計画値を、一部の地域で悪化させたのだが、当該地域にも、放課後子どもプラン運営委員にも示していないじゃんか! アンフェアだ!! という件。



こども未来部長:有料化と見直しは切り離して考えている。
答弁ビデオ(34分55秒頃から)
http://www.nagano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=2267


この日の質疑では、訊いてもいないのに、こども未来部長はちゃっかり反論してきた。「有料化」と計画見直しによる「サービス低下」は、切り離して考えているという。だがこの反論内容はきわめて不誠実だ。過去の答弁を見てみよう。


こども未来部長: 平成30年度から利用料を御負担いただくに当たりましては、長野市社会福祉審議会の答申にも、プランの充実を利用者に実感いただけるよう努めることとの意見が付され、また市といたしましても、子供たちにとってより良い環境、サービスを提供することを基本としておりますことから、今後の対応におきましても子供たちにも充実を感じてもらえるよう、ハード、ソフトの両面から取組を加速させてまいりたい
平成29年6月定例会06月16日


有料化とサービス充実はセットであるとの答弁だろう。その他に読みようがない。ご都合主義的に、この組み合わせを外してみせるのは、過去の答弁に反する。これが予算案質疑への答弁なのだ。当然、このような市民と議会への裏切りを前提とした予算執行に、小泉は軽々に賛成するわけにはいかない。
ちなみに、放課後子どもプラン運営委員会等に、サービス低下となる計画見直しを「新年度に」説明すると言い出したこども未来部。小泉の指摘を容れるのはよしとしても、遅いよ。今年度中にやるというなら、小泉も少しは評価するが。

ノープラン・のーてんき

放課後子どもプラン有料化に伴う減免の推進について、こども未来部は制度は作ったが運用は待ちの姿勢で、減免申請の勧奨を怠っていると批判する趣旨を、以前に書いた。



仏つくって魂入れずとはこのことだ。小泉は著作で、制度とはつまりは紙切れなのであって、真に重要なのは制度の運用なのだとの趣旨を示しているところ。いちばんイケナい行政の病が、放課後こどもプランの減免申請に現れている。
経済的な理由で減免申請が可能な子どもの数、そのうち現在において子どもプランを利用している子どもの数、さらにそのうちの現在における減免申請許可の件数。それらをこども未来部長は把握していないことが、答弁を通じて明らかになった。



小泉一真:有料化前において、来年度の事業、進捗の準備として、経済的な理由による放課後子どもプランの減免申請の要件を備えていると想定される子どもを、現時点で個々に把握されているのかどうか。またそれは何人であるのか。今、小学校の1年生から5年生の放課後子どもプラン利用登録児童中において、同じく経済的な理由による減免申請の要件を満たすと想定される児童を、個別具体的に把握しているのか、その積み上げ数は何人か、それからそれらの児童のうち、既に今まで減免申請が許可された児童数は何人なのか。
こども未来部長:個々に減免する人数ですか、小1から小5まで何人いるのかとのご質問ですけれども、これも現在募集をしている最中でございますので、まだ数字が固まったものはございません。また減免申請を許可された人数の積み上げ等ですけども、これも今募集をして、それに申請があった方について作業をしている最中ですので、まだ全体としてまとまった数字はございません。


こども未来部長の答弁は要領を得ず、小泉の問いを全く満足させていない。このような答弁をある程度予期していた小泉でさえ、これは驚くべきことだ。減免申請の進捗管理が、全くなされていないではないか。減免許可件数のあるべき水準や、その進捗件数について、こども未来部は全く関心を払っていないのだ。これでは、計画的な事業推進など覚束ない。
放課後子どもプランの減免申請について、長野市は行き当たりバッタリ、出たとこ任せのノープラン。これでも経済的弱者を守る
セーフティネットを張っているつもりらしい。
こんなことでは、4月の有料化後に、プランから抜け落ちる子供が出ることが懸念される。そしてそういう子どもたちこそ、本来的にプランの提供するサービスが必要な子どもたちなのだ。小泉の憂慮は深い。

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2018/03/06

被害額2000万円―英断引き出した会心の質問!!

千曲川のアユが消えた
長野市と須坂市の境にある村山橋から、川辺に何本も立つアユ釣りの竿が、見られなくなって久しい。犀川からもウグイが見られなくなった。疑われる原因の一つは、魚食性鳥類・カワウによる食害だ。1日500gも魚を平らげ、漁協が放流したアユは片端から啄まれてしまう。
魚がいなくなれば、釣り人は来ない。釣り人が来なければ、観光消費額は発生せず、経済波及効果も生まれない。増えすぎたカワウは、私たちの市民生活とも無縁ではないのだ。
漁協の訴えを聴いた小泉が、初めて議会で取り上げたのは平成28年3月。長野市役所も調査に動いてはくれたのだ。長野市内に漁場がある5つの漁協に聴き取りを行ったという。

だが結局、各漁協の被害額の算定方法がマチマチで、客観的な被害把握が難しいことを理由に、イノシシやシカの対策を優先させたいと言われてしまった。実際に被害があるのに何もできないという無念を抱え、突破口はないのかとその後も小泉は考え続けた。

視察でヒントつかむ
長浜市で説明を聴く
農林業振興対策特別委員会委員として長浜市を視察したのは、1月のこと。当地では観光地である琵琶湖に浮かぶ竹生島にカワウが巣食い、滋賀県とともに対策していると説明を受けた。その資料の注釈にヒントがあった。国の通知による方法で被害額を算定しているという。
当時のブログに「調査と研究により市政に反映する努力をするのが小泉の職責であるし、それが視察の意味でもある」と力んで書いた小泉。3月議会一般質問で、その機会は巡ってきた。

独自に被害額試算

国の通知は、カワウのねぐら・コロニーでの個体数情報を活用して漁業協同組合(漁協)ごとに算定する方法を示している。長野市周辺のねぐら・コロニーのデータを持っているかと、ダメもとで長野県庁に照会したところ、ビンゴ。大安寺橋と生坂村日野橋のデータがあるという。そこからカワウの行動半径である15km以内に管理する漁場がある漁協のデータも、県庁から提供いただいた。あとはエクセルで計算。

なんと、カワウによる被害額は2000万円以上と算出された。これには小泉もびっくり。
当時、市がカワウよりも対策を優先させたいと答弁したイノシシよりもシカよりも、カワウの被害の方が大きいではないか。


市は小泉の主張をよく理解してくた。加藤市長をして、かく言わしめたのだ。

「カワウ被害額について、小泉議員が詳細なデータを基に算定された内容は、十分に理解した。今後は漁業関係者や長野県とも連携をして、本市としても被害の把握に努め、長野市鳥獣被害防止計画において、指定鳥獣に追加することを検討してゆきたいと考える」

ほぼ百点の答弁ぶり♪
村山橋上流の営巣地についても、県とともに観測していくことを検討するとのこと(ビデオではカットしてあるけど)。
行動範囲の広いカワウの対策は難しく、苦慮しているのは長野市だけではない。長野市の水産業といっても、商業的な規模で行う事業者はほとんどいない零細産業。だが、観光資源として、地域の資産として、市は魚たちの価値を認めてくれたのだと、小泉は考える。

長野市のカッコいい英断に、敬意を表したい。長野市のカッコいいところを、もっと見たい。


2018/03/05

放課後子どもプランの計画改悪→有料化、さらに情報隠し―こども未来部にムカッ腹

一般質問する小泉一真です♪

気力充実の一般質問!!

本日の小泉は、気合い十分。今回ほど、準備を十分にしたと言える質問は、今までにはないかも。―まあ、毎回そうでなくてはいけないのだが、なかなか質問準備にそこまでの時間はとれない、ごめんなさい。


計画改悪→有料化―長野市放課後子どもプラン

4月から月々2000円と有料化される放課後子どもプラン。
今年1月、放課後子どもプランのサービス供給量が記載されている「長野市子ども・子育て支援事業計画」を長野市は見直し。地域によってはサービス供給量の不足を、更に悪化させる内容となっている。今までサービス供給量に余裕があったのに、今回の見直しでサービス供給不足に陥った地域もある。まあ、その逆に改善している地域も、当然あるのだけれどね。
4月の有料化を目前に控えたこの重要な見直しを、しかし長野市は市民に知らせる気はないらしい。


「ウチの地域はサービス不足が悪化してるじゃないか」
「有料化でサービスが充実するんじゃなかったのか」

なんて住民からのクレーム対応、年度末のクソ忙しい時にやってらんねー。と、こども未来部が思ったのかどうかは定かではない。しかし次のような事実は、小泉の質問で明らかになった。

◆保護者・住民への説明→なし
◆放課後子どもプラン運営委員会(各小学校区のプランの運営方針を決定する重要な組織)への説明→なし
◆パブリックコメント(市民意見募集・27年度の当初計画策定の際には実施)→なし
◆ホームページへの掲載→なし(当初計画は掲載している)


説明責任は放棄のこども未来部

...これだけ「ないない尽くし」なら、住民に対する説明責任を果たす気も無かったと見られて仕方なかろう。流石に議会にはザックリした説明があった。が、小泉が今朝の9時ごろ指摘したホームページ上での公表は、未だに実行されていない。やる気ないのか。よほど、この情報の拡散が嫌なのか。
小泉はこのこども未来部のやり口を、「アンフェア」という言葉を使って批判した。有料化で内容が充実すると期待させておいて、一部地域ではその逆。そしてその事実を説明もしない。議会でウルサい小泉だが、それでも「アンフェア」というキツめの言葉を議場で用いたのは、これが最初だ。こども未来部は猛省するべし。



減免手続きもやる気なし!?

小泉が明らかにしたこども未来部の失態はこればかりでない。
有料化するが、充実した減免制度を展開するから、それで貧困世帯も救済できるというのが、こども未来部の議会に対する説明だった。だが、小泉はこれは怪しいと最初から思っていた。制度だけ作って、あとは


「申請主義だから、申請しなかったお宅のことは知りません」


と逃げるつもりじゃないの? サービスを必要とする貧困世帯を洗い出し、個別に申請を勧奨する体制を伴わなければ、有料化で脱落していく子供を救えない。現実問題として、貧困世帯はその種の手続きに慣れていなかったりする可能性もある。
案の定、答弁するこども未来部長の答弁は、相談があれば対応するという「待ち」の姿勢。それじゃダメでしょ。説明会を72回やったと言うが、それがどうした。救わなければならない人たちは、むしろそういう場にも来られない人たちなのだ。
別の議員への答弁では、有料化でサービス受給をやめる世帯にアンケートすると言ったが、小泉の質問で統計データを取るだけのこととハッキリした。教育委員会の要保護・準要保護データの目的外利用の手続きもしたと威張ってみせたが、今月になってからのことだそうだ。これからデータを洗い直して、登録申請と減免申請を勧奨するのか? 春休みになれば、学校を通じての接触だってできなくなるのに。4月1日までに、手続きが必要な子どもたち全てを救えるわけがない。いや、小泉とて結果として「全て」の子供を救うのは難しいとは思うが、しかし目指すべきはそこだろう。その熱意が全く感じられない。


「この一年間、一体何をしていたんですか」

そう言わずにはいられなかった。昨年3月の条例改正以来、時間はあったはずだ。

長野市の放課後こどもプラン有料化は、準備の段階で既に破たんしている。4月1日からの有料化には、絶対反対!!

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2018/02/10

金さえ返せばいいだろ-公費飲食して開き直りの市長・町長・監査委員・議員



自主返納と決まったが:

組合ぐるみで公費により飲食していた千曲衛生施設組合の特別職職員らからは、遂に何らの謝罪・反省の弁が聴かれなかった。昨日開催された千曲衛生施設組合議会でのハナシ。
まず組合長でもある千曲市長の
岡田昭雄氏から発言。議会で予算決定され決算認定されていて、支出に違法性はないとの見解。世に盗人猛々しいとの言葉がある。岡田市長は自らも過去5年間において11461円の公費を飲食に費消し、組合と住民に損害を与えた。その口が違法性はないと主張しても、寒々しい。反省も謝罪もなし。市民感情に対する言及もなし。
以下、公費飲食した若林祥・黒沢清一議員の発言が続いたが、自主返納という言葉は出たもののそれ以外は岡田氏と同様。すみませんでしたの一言もなし。
金さえ返せばいいんでしょ、という態度に見えるのは小泉だけか。事態を矮小化することに努力するのではなく、住民の信頼回復に向けた努力をするべき時なのだが、そのような思いが見て取れる者が昨日の千曲衛生施設に一人もいなかったのは、実に遺憾。

なお、この自主返納という取扱いについては、信濃毎日新聞と朝日新聞がそれぞれ報道している。

自主返納の問題点:なぜ自主返納かといえば、住民監査請求が求めるような組合からの返還請求に応じる形にすれば体裁が悪いという点につきるだろう。だが、自主返納という形にすればこそ、無理も生じる。小泉が指摘したのは次の点。

公職選挙法に抵触するのでは?:

公職にある者は、選挙区内での寄附行為を禁止されている。また、地方議員や首長が、その属する地方公共団体に寄附することも同様。自主返納はこれに抵触する可能性があるというのが、小泉の主張。千曲市長・岡田氏以下は、公費飲食への支出に違法性がないと主張する。であれば、適法な公費の支出を公職にある者が自主返納と称して肩代わりすれば、寄付行為に当たるのは明白だろう。
昨日の議会では、寄付行為に該当しないと弁護士に確認してあるとの組合事務局の答弁があったが、疑わしく感じる-まあ、議会が「自主返納」と言い出すのを予め承知していて事務局が理論武装していたわけで、組合ぐるみで公費飲食事件の矮小化を試みる実態が端無くも露呈したことになるが、それは措くとして。
議論が分かれる事案について、公職選挙法抵触のリスクを冒すよりは、返還請求とした方がすっきりする。議会が自らの非を認めないから、ややこしくなる。


議会外の公費飲食した者は?:

百歩譲って議会は自主返納で一致したことを良しとしてみよう。だが現職議員でなく、過去において議員であった者はどうするのか。さらに、市長、町長、監査委員以下の特別職は返納するのか。
この点を小泉が質すと、ようやく事務局から過去に議員の職にあった者にも自主返納について通知するとの答弁があった。また岡田市長からも、自らを含め議会外の特別職にも議会と同様に対応させる旨の答弁があった。
千曲衛生センター

小泉が指摘しなければ、なるべく自主返納の範囲を狭めたいとの行政・議会の共通した思いを砕けなかったことになる。緊張関係にあるべき行政と議会が、不祥事の矮小化で結託するのだから、目も当てられない惨状だ。住民にどう説明責任を果たすつもりなのか。

自主返納ということは:

自主返納である以上は、返納しなくても法的には何ら責任を問われないということ。では、返納に応じなかった者について、住民は知ることができるのだろうか。議会終了後、小泉から事務局に問い合わせたところ、議員が返納したかどうかについて公表することはしないとの返答であった。理由は「自主的な返納であるから」。全く、すっきりしないやり方だ。

これで終わりか?:


公費飲食による損害を、自主返納で一部回復するメドは立ったものの、それは報道や住民監査請求といった世論の後押しがあって、組合が対応せざるを得なくなったからだと指摘しておきたい。今、組合に必要なのは、迫られてするのでない、「自主的な」反省ではないか。金さえ返せば不祥事は解決、というものではないだろう。

小泉としてはまだまだ取り組まねばならない課題は残されている。今月22日の組合定例議会に向けて課題解決に取り組む所存。

そうしなければならないとは、遺憾ではあるのだが。


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2017/12/25

【自分は悪くない!! 行政が謝れ!!】逃げる議会、追う小泉―長野市議会公費飲酒事件

平成28年10月、千曲衛生施設組合議会議員の飲食に公費から73,850円が支出された。
当時の議長・若林祥氏

自覚なき責任者

「委員からの質疑などは出されなかった」
ドヤ顔で言い切り、だから自分には答える責任はないと言わんばかりの態度に、小泉は唖然とするしかなかった。長野市議公費飲酒事件について、当時の責任者・千曲衛生施設組合議長(当時)であり、かつ今では
所管委員会の福祉環境委員会委員長を務める若林祥氏に、その釈明や謝罪の有無を問うた小泉に対する答弁には、責任感が全く感じられない。今月18日、12月定例会本会議で委員長質疑したときのことだ。
事件については次のリンク先を参照されたい。

  http://www.koizumikazuma.jp/2017/12/blog-post_8.html



小泉、本会議で追及

議会中継から抜粋した動画を掲載する。





平成29年12月定例会 12月18日委員長報告への質疑 概要

小泉一真: 平成28年度千曲衛生施設組合一般会計予算において、一般質問で明らかにしたとおり、議会費・食糧費から73,850円が組合議員の飲食費に支出され、本市議会選出組合議員もこれへの関与の可能性が濃厚となっている。本件は信濃毎日、朝日、中日各紙が議員に批判的な記事を掲載する等、高い社会的関心が持たれている。これに関し市役所側から何らかの説明、発言があればその内容について示されたい。
福祉環境委員会委員長/若林祥: 環境部の委員会審査の冒頭あいさつにおいて、環境部長から千曲衛生施設組合の食糧費の支出について市民及び議員に対して多大なご迷惑をおかけしたとのお詫びがあった。さらに組合構成自治体の一員として千曲市、坂城町とともに今回の指摘を踏まえて改めて適切な予算編成と予算執行に努めていくとの説明があった。

小泉一真: 市役所側からお詫びの言葉があったとのこと。だが、その責任は独り行政のみにおいてあるのではなく、勿論、議会・議員においてもある。委員長は、当該支出のあった28年10月時点において千曲衛生施設組合の議長を務めていた。これに関して議会の関与について、何らかの発言があったのか。どのような釈明なり、お詫びの言葉があったのか。

委員長/若林祥: 本件に関しては所管事項調査において委員からの質疑などは出されなかったことを報告し、質問への答えとする。


行政に謝らせ議会は逃げる?

実はビデオの答弁にあるように、今月12日の福祉環境委員会で、環境部長がこの件について謝罪している。というか、謝罪させられたというのが、小泉の解釈。小泉はこの件について今月7日に一般質問で発言したが、それに先立って調べた結果、行政を責めるのは難しいとの結論に達している。だから、市行政の批判は行わなかった。
議員が飲食した金の流れは、こうなる。


長野市 → 千曲衛生施設組合 → 組合議会議員の飲食費支出

長野市は組合予算の財源となる分担金を支出した。それを組合が不適切に支出した場合、長野市を監査対象とすることができるかと長野市監査委員会に照会したところ、困難であるとの回答だった。分担金はいわゆる渡し切りのカネであり、監査することはできないとのこと。つまり長野市行政は「シロ」ということだ。一方で長野市は千曲市、坂城町とともに組合の一員であるから、その意味では責任があるとも言えるのだけれども、それは間接的な責任といえる。より直接的な責任があるのは、自ら組合予算を決定し、その予算からの支出で飲み食いする私利を得ていた組合議会議員であるのは当然のことだ。そしてその議長は、最高の責任者である。
だから、環境部長が福祉環境委員会で謝罪したと聞いたとき、小泉は意外だった。同じ福祉環境委員会で委員長に収まっている当時の組合議会議長である若林氏は、大した責任もない環境部長の詫び言を聴いて、何の発言もしないでよいわけがない。若林氏は罪のない環境部長に詰め腹を切らせ、自分は逃げるのか。


「臭いものに蓋」の長野市議会

若林氏ばかりでなく、長野市議会全体がこの事件に誠実な対応を取っているとは言い難い。小泉の今月7日一般質問の発言を受けて、事件について対応を協議するよう、議長から議会運営委員会は指示されている。だが、全く深刻に受け止める気配がない。今まで議会運営委員会では、2回にわたって事件が取り上げられたが、一向に進展しないのだ。

【今後はそういうことはしないということだ】

そんな分かり切ったことを言って、ケリをつけようとする委員。

【福祉環境委員会で環境部長が謝罪している】

だから議員の側には責任はないとも聞こえる発言だ。
委員会の外でも、こんな発言を小泉は聞かされている。


【(組合議会で審議されたときの状況は)大したことないってことでしたよね】
【政治倫理条例違反と言うのは、ちょっと厳しすぎるんじゃないの】

信濃毎日、朝日、中日各紙がデカデカと記事に書き、高い社会的関心を持って注視されている事件との自覚が全くない。というよりは、敢えて軽く扱い、事件の鎮静化を待とうとしているように見える。


3月飲酒運転事件は忘れたフリ

小泉は、議会の信頼回復のためには、次の対応がぜひ必要だと考える。

1. 公費飲食に関与した議員に係る次の情報の公表

 (1) 氏名   (2) 時期   (3) 金額
2. 関与議員が飲食に費消した金員を組合に返還
3. 議会としての謝罪

長野市議会の不祥事といえば、今年3月、飲酒運転で議員辞職者が出たばかりだ。このとき、いち早く議会が一致して「飲酒運転撲滅の誓約に関する決議」を可決しているにも関わらず、再度の酒に関係する不祥事への議会の対応は、いかにも緩慢だ。3月の結束した対応を忘れてしまったのだろうか。
残念ながら、今回の事件については長野市議会に自浄能力を期待するのは、難しいようだ。3月の飲酒運転は、「クロ」は一人で、しかも早々に当事者が辞職を表明した。皆が自分は無関係であると言えたからこそ、素早い対応ができたと言える。
一方で今回の事件は、関与者と関与した期間の範囲が計り知れない。長野市議会から千曲衛生施設組合には一年ごとに常時8人の議員を選出しており、この中の誰がいつ、組合の公費で飲食に及んだのか未だに判然としない。また、選出議員を各派に割り当てる議会人事の慣例から、いずれの会派も無関係ではいられない。クリーンなイメージのある共産党もその例外でない。議会運営委員会で本件を審議中の共産党市議団団長の野々村博美氏が、議員政治倫理条例に準じた事件処理を小泉が主張していると聴いたときに歪めた表情が、印象に残っている。会派とは、所属議員をかばうための機能も持っている。全ての会派が所属議員の不祥事をかばいだてすれば、議会の内側からの解決は困難だろう。
だがそれは市民感情に添うのか。各会派の代表は、苦しくとも正しい判断を下すべきだ。議会ぐるみの不祥事隠ぺいとの印象を市民に与えるべきでない。

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2017/12/12

小泉は見た!! 慣れ合いで事実を曲げた資料! - 長野市営住を県住宅供給公社に指定管理の件

チェックできずに何が議員か!

行政の出してきた議案・資料を批判的に読む。それさえできれば、行政が抱える課題・問題を指摘し、正すことができる。チェックする力がなければ、政策提案などできない。で、チェックできずに問題が生じたら、少なくとも半分は議会の責任。
その程度の議会のイロハが分かっていない議員が多すぎ。
( ≖_≖​)ハァ・・・


「よいしょ」がきつい資料
資料を読むこととチェックすることとは違う。何かモノサシを心の中に置いて読まなければ、それはできない。小泉のモノサシは「市民感覚」。市民感覚を持っているからこそ、議員が公費で飲むことは異常だとチェックできる。議員感覚しか持ち合わせていない者には、その異常性が理解できない。




長野県住宅供給公社(HPから転載)
長野県住宅供給公社(HPから転載)


さて、この資料だが、市民感覚に照らして、何か不自然じゃないか? 市営住宅の管理を続けて県住宅供給公社に指定管理させる議案について、住宅課が作った資料だ。本日の
建設企業委員会審議で提示された。【申請状況と選定結果】の「提案の概要」は積極的だ。なのに、2ページ目の「自主事業」欄が真っ白なのはどういうことだろう。
「優れていた点など」には「現行サービス水準を維持・向上させる計画」とある。本当なら素晴らしい。本当なら。そこでサービス水準を「向上」させる具体案は何かと質問。
驚くべきことに、建設部は回答できなかった。もうこれだけで粉飾資料と言われてもしかたがない。
「市営住宅リニューアルの提案」も、具体的な提案内容を説明できない。「福祉サービスを提供する施設とも連携を図る」についても、具体的な施設名が挙がらず、連携手法も明確ではない。リアリティがない。
他の委員は、指定管理とした場合のコスト縮減効果を問うたが、これも説明はなかった。コスト縮減だけが指定管理の効果ではないが、サービス水準向上についても説明できないのだから、これではちょっと寂しい。
やはり、小泉の勘が当たってしまったようだ。

どうしてこうなった?
粉飾とも見える資料を市が作る理由は何だろう。以下は小泉の憶測であるとお断りしておく。
3期続けて契約してきた県住宅供給公社と、何としても再契約したいという本心の現れではないだろうか。県の外郭団体でお役所みたいなものだし、3期も続いた付き合いで気心は知れている。公営住宅の何たるかを知悉する住宅供給公社なら議会も納得するだろう。新しい業者と契約すれば、イチから業務の詳細について教え込まねばならず、シチメンドクサい。
そんなトコロではないか。お役所は変化を嫌うし、コスト意識も薄い。一度決めた契約先を替えるのは避けたいと思う習性があることは、以前にも触れた。

「専決処分」は免罪符なのか―小泉一真 長野市議が質した“駆け込み随意契約”

指定管理者公募の説明会には3者が参加したが、実際に契約を申し込んだのは公社だけだったという。他者が交通費と社員の人件費というコストをかけて参加しながら、撤退したのはなぜだろう。市と公社との濃い関係がうかがわれたから、ではないか?
実際、市の説明は3期続いた契約先との安定感を強調する説明だった。3期続けてきた公社だから、事業を運営する中で提案も期待できるのだと。
「いやいや3期も続けてきたなら、今、その提案がなされているべきでしょう」
と小泉から指摘。

反対せざるを得ない

委員会審議で、小泉はこの議案には賛成できなかった。資料が説明できないということは、お役所が説明責任を果たせていないということ。残念ながら、これでは議会は可決する責任を負うのは難しい。

市民感覚で仕事しよう

公募したけど1者しか申し込みがなかったんだから、その相手方と契約するよりしようがない(内心は万歳)。そんなアリバイ作りのような仕事が市民益にならないことは、市役所も分かっているはずだ。市民益を考えるなら、競争性を担保したプロポーザル契約とすることにこそ心血を注ぐべき。
その方がカッコいいし、楽しいと思うよ。




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議会が変わった!? 本久へのチェックに小泉は感涙!!



長野市議会12月定例会が開会中


本日12月11日は議案質疑の日。議会の華は何と言っても一般質問だが、どっこい議案質疑も劣らず重要なのだ。ところが長野市議会では長らく、議案質疑をするのは小泉だけという低調ぶりが続いてきた。
http://koizumikazuma.blog.fc2.com/blog-entry-1530.html


小泉に続く議案質疑が!

ところが、この日は小泉の議案質疑に続き、追加提出の議案に対し2名の議員が質疑を行った。小泉以外の議員が議員質疑をすることは稀なので、小泉もやや驚いた。
何となく、「議案質疑は滅多にやるものじゃない」という空気が、長野市議会にはある。特に与党的な立場を気取っている議員。
http://ichikawakazuhiko.naganoblog.jp/d2017-12-09.html

が、そんな決まりは、もちろんない。というよりも、特に条例案・改正案などは、新しい制度を実施する直前に、十分に質疑して議会はチェックの役割を果たさなければならないと小泉は考える。小泉は議会全体としての問題点の共有に、議案質疑が有効であることを、身をもって示したこともある。
http://koizumikazuma.blog.fc2.com/blog-entry-1549.html

小泉は議員として議場で発言することで給料をいただいているとの考え方なので、「議案通過のために余計な発言しないことが議員の仕事」とホラを吹くような議員とは肌が合わない。それって体の良いサボりの口実でしょ。議会の活性化とは、つまりは活発な発言がある議会ということ。通年化や夜間議会の取り組みも大切だが、まず議案を下調べし勉強し通告書を書く苦労をし、発言することに熱心であることが議会の活性化だ。こう言うとえらそうだが、小泉は議案質疑し続けるのは、いつかそれが長野市議会でそれほどオカシなことではないという空気を作りたいとの思いからでもある。
その甲斐あってか、今回2名の議員質疑は、事前に議会に対して説明されていたことを、敢えて再び議場で問う内容を含むものであった。分かっていても、敢えて訊き、議事録に残す。議会のチェックとしてありうべきものだが、今まではこういう議案質疑はなされてこなかった。気負わずに質疑できる空気に議会が変わったとすれば、常に議案質疑の先頭に立ってきた小泉としては、嬉しい限り。


本久の契約をチェック!

質疑の対象となったのは、(仮称)篠ノ井総合市民センター建設杭地業工事。契約金額1億7,760万円(税抜き)で落札率は95.63%。契約相手方は株式会社本久。追加議案で金額が大きく、本久だからというのが、議員のチェック魂に火を点けた要因なのかな?
質疑した2名の議員に続き、小泉も2人の応援のつもりで質疑に立った。

Q1. 契約相手方以外の入札者、入札金額及び予定価格に対する比率は?
A1. (株)角藤 1億8,100万円(税抜き) 97.46%
       炭平コーポレーション(株) 1億8,800万円(税抜き) 101.23%
Q2.  市長は契約相手方との間に、過去ならびに現在においてどのような関係があったか
A2.  全く関与していない。

あれ? 市長は本久の社長だったはずでしょ!? 現在だけでなく「過去」においての関係も訊いているのだから、全く関与がないと言うのは不適切な答弁では。

昭和424月 (株)本久 入社
昭和605月 (株)本久 代表取締役社長 就任
平成216月 (株)本久ホールディングス 代表取締役会長兼社長 就任

...市長の経歴は、市のホームページにも書いてあるのだけれど。
市長は小泉の質疑に対し、イラついた様子だった。まあまあ、議員が質問するのは仕事で悪気はないのだから、落ち着いて。イライラしているから、質問を聴き落としてしまうのでは?
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2017/12/08

「市民の皆様、ごめんなさい」となるか―千曲衛生施設組合議員が公費で飲食の件



小泉の議会発言が報道された!!

「一真、朝日にでかく載ってるぞ」
父からの電話だ。息子が新聞に載ると嬉しいらしい。親とは有り難いものだね。
昨日の小泉の議会発言が、信濃毎日新聞(第3社会面)と朝日新聞(長野東北信)に掲載された。




【千曲衛生施設組合 議員歓送迎会 公費から支出】
千曲市と長野市、埴科郡坂城町でつくる一部事務組合「千曲衛生施設組合」が行ってきた組合議会議員の歓送迎会を巡り、費用の一部を組合一般会計から支出していたことが7日、長野市議会で取りあげられた。
―中略―
各議員からは2千円の会費を集め、不足分として2016年度は7万3850円を一般会計の食糧費から支出。12~15年度も7万8千円~9万6千円を支出した。いつごろから始まったかは不明だが、長年続いていたとみられるという。
この日の長野市議会一般質問で、同組合議会議員も務める市議が「適切な支出とは思えない」と指摘した。(2017.12.8信濃毎日新聞)




参加した議員は18人とのことだから、7万3850円÷18人≒4,100円/人
議員は2000円/人 を負担したということだから、ざっと6,000円/人 となる。
@2000円と@6000円の料理・酒の違いは、恐らく見ただけでも分かるはず。2000円て。立ち飲みスタンドかっ!? それなのに今までどの議員も疑問を示さなかった。



【酒宴に公費7万~9万円 千曲衛生施設組合 議員へ慣例的支出】
―前略―
千曲衛生施設組合は1960年に発足。同組合庶務課によると、こうした食糧費の支出が始まった時期は不明だが、「かなり以前から支出されていたと思われる」という。
―中略―
小泉議員は取材に対し「議員がお手盛りの公金で飲み食いしてきたというべきもので、適切な支出とは言えない。こうした状況で議会としてのチェック機能を果たせるのか」と批判する。
-後略-
(2017.12.08 朝日新聞)


小泉のコメントは、これでも控えめに言ったつもり。ほんとは「市民の信頼に対する裏切りだっ!」とか言いたかったけど。千曲衛生施設組合に属したことのある議員の中には、小泉が世話になっている人物もいる。そういう議員まで指弾しなければならないのは、正直に言って辛い。しかし、議員の義理と市民の信頼を天秤にかければ、答えは自ずと明らかだ。
本日の本会議後、議会運営委員会で議長自ら、小泉の昨日の発言について切り出した。小泉は一般質問でこの件に関しての対処を議員に「呼びかけ」たが、議会への要望と受け止め、どのように取り扱うべきか検討してほしいと。

新友会から会派に持ち帰って検討したいとの提案があり、そのように決まった。無所属の小泉はオブザーバー扱いなので黙って見ていたが、危機感が薄くないか? 長野市議会は今年3月にも、飲酒運転という不祥事を出している。このときの議会は、すばやく飲酒運転撲滅の決意を決議して市民の信頼回復を図った。今回もそれに準ずる危機のはずなのだが。新聞に誰かの名前が載らないと、動かないのか? 早いとこ、「ごめんなさい」と言っておいた方がよくはないか?
今後、議会の対応を見守りたい。長引くようなら、小泉は次の行動を起こす必要がある。



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2017/12/05

議会質問予告: 怪文書の出元は市役所 - 公共施設廃止の世論操作?

怪文書が出回っている

「用途廃止」とされた長野市消防団第六分団詰所
「用途廃止」とされた長野市消防団第六分団詰所((C)Google)

理解に苦しむ資料がある-住民からそんな趣旨で相談を受け、見せていただいた。確かに消防団の詰所が、「用途廃止」とされている。消防団詰所を廃止して、地域の防火防災の体制はどうなるのか。詰所の廃止は、消防団分団そのものの廃止をも意味するのか。廃止という重い言葉をフォローする情報がそこには無く、これらの不安を煽る。消防団詰所の廃止といえば軽い話ではないが、議会には全くそのような情報は提供されていない。作成した資料には担当部署と日付けを入れるのがお役所のイロハだが、それらもなく、出所も経緯も分からない。まさしく、怪文書である。

資料「古牧地区の公共施設」 長野市公共施設マネジメント推進課作成
"怪文書"-正体は長野市公共施設マネジメント推進課作成資料

市が進める結論ありきの世論操作?

小泉の調査で、資料は長野市公共施設マネジメント推進課が、各地域の自治協議会にあてた出前講座で配布したものと判明した。

公共施設マネジメント出前講座の開催について

全32地区を対象に平成27年以降実施され、今では2巡目に入っている。つまり、この"怪文書"は32地区分あり、実際に小泉はそれらをフルセットで入手した。だが、おかしいではないか。公共施設の再配置については、地域ごとの市民合意が不可欠。

① 地区の状況把握
② 施設再配置案の作成
③ 市民合意形成

これらの段階を踏み調整するとの趣旨を、長野市公共施設等総合管理計画では謳っている(P117~)
これらをすっ飛ばして、市民にいきなり「用途廃止」等と示唆することに問題はないか。建物構造とか経過年数は客観的なデータとして議論に必要だろう。だが「評価」の基準は市民合意形成の過程で定まる性質のものだ。地域でこれらの段階を踏む前に、議員にも知らせず一部住民にのみ、行政が一方的に方針を示すのは、行政の思い描く方向に議論を誘導する世論操作と見られても仕方がない。
早い話が、お役所は「結論ありき」で持って行こうとしているのか、ということ。


なぜ施設統廃合が必要か

人口減少に伴い財源は縮小し、施設は老朽化するほどに維持管理費が高騰していく。長野市は、今後の20年間で公共施設の床面積20%を削減する方針だ。公共施設を整理して、人口減少社会の到来に備えること自体は正しいし、必要なことだ。
しかし、急いては事を仕損じる。成果を焦って、地域合意のとりつけに無理があれば、後々禍根を残すことにもなりかねない。
12月7日の一般質問では、長野市の真意を質したい。
小泉の質問は、15時30分~40分頃から。傍聴、ケーブルテレビ・ネットで視聴願いますっ。

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2017/10/03

「公金で飲み食い」かくし議員特権を発見!! →小泉は抗議!! 



信じられない決算書

いまどき、信じられない議員特権があったものだ。議会費から食糧費73,850円が支出されている。小泉が決算認定審議で質疑すると、議員の歓送迎会のための支出だという。つまり、議員が公金で飲み食いしていたということだ。千曲衛生施設組合決算のコトである。



答弁によると、公費で全額負担したわけではなく、議員から徴収した会費と併せて支払ったのだそうだ。しかし、たとえ一部であっても-いやいや仮に公金からの支出が1円であったとしても、議員の飲み食いに充てるのは不適切ではないか。行政と議会のもたれ合いであり、癒着にほかならない。
来年度以降の議会費予算として食糧費を計上することは検討を要するのではないかと、小泉は重ねて質した。答弁は、検討してゆくとのこと。
議会終了後、責任者と会談。

「こんな予算、切っちゃいましょうよ」
「はい、切ります」

答えは、周囲にまだいる他の議員をはばかってか、小さな声だが、しかしはっきりしていた。行政組合も、こんなことを続けるのはよくないと、思っているのだ。思っていても、議会対応があるから、なかなか言い出せなかったのではないか。

他にもまだ隠し特権が?

一般には知られていないが、長野市議会議員になると、他の行政組合等の議員を兼ねることはフツーにある。千曲衛生施設組合議会のほか、長野広域連合議会ならびに北信衛生施設組合議会がある。これらの行政組合等は長野市等の自治体で構成され、予算のほとんどは各自治体の負担金で成り立っている。つまり我々の税金であり、効率的な支出を旨とするべきなのは、地方自治体と全く変わりはない。ではあるが、地方自治体議会は住民やメディアに監視され、議会改革にもそれなりに取り組んでいるのに対し、行政組合等の議会となると、それがないし、審議する議員にもそれほど真剣みが感じられない。従って、このような隠し議員特権は、探せばまだ他にもあるのではないかと、小泉は見ている。

小泉は議員特権の発掘と廃止に、これからも取り組んでいきます!!


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2017/09/27

ワケの分からん契約が正された!! 9月議会の成果を報告!!



ふるさと納税の取組が、ようやくマトモになってきた。小泉の6月議会の質問に応え、市は契約変更を締結。全農(全国農業組合連合会)に独占的に与えてきた返礼品選定の権限が、市に返還されたのだ。
総務委員会で配布された資料から抜粋(クリックで全体を表示)


というわけで、全農がOKしなければ、長野市はふるさと納税への返礼品を選定できないという主従逆転の異常な状態は、正された。長野市の産品をPRする媒体が返礼品なのだから、長野市が責任を持って選定するべきなのは当然のこと。めでたし、めでたしである。
それにしても、なぜこのような特殊な契約条件になっていたのかは、興味が残るところだ。
同時に、長野市が契約上は支払わなければならなかった手数料の一部について、全農はその債権を放棄したとの説明もあった。全農が運営するサイトに不備が多かったことから、これも小泉が求めたこと。返ってきたのは小額とはいえ、長野市が支出する必然性に乏しい金だ。たとえ1円でも、有権者からお預かりした公金は、無駄に使うべきではない。
長野市の委託により全農が運営するふるさと納税サイト「JAのふるさと納税」を見ると、小泉が指摘した不備も正されたようだ。
さらに、業界最大手の「ふるさとチョイス」への情報掲載もされるようになった。これも議場外で小泉が提案していたもの。
というわけで、小泉が求めたふるさと納税に関係する改善案は、ほぼ満たされたものとなった。
あとは寄付金集めが目標に達するかどうかだ。がんばれ、長野市!!



以下は関連リンク。

農協のネット通販サイトに市が補助金? - 疑問の契約に小泉マジ切れ!! 06/13 (Tue)










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2017/09/20

長野市と全農の不透明な契約を正す!(字幕:Office*Sono)

ふるさと納税への返礼品を選定する権限を長野市が手放してしまった、全農との契約。農協をそれほどまでに優遇するのはなぜ? 市長選挙が近いから? 小泉の追及で、契約変更。決定権限を長野市はとりもどした。 透明度の高い行政を実現して、長野市をカッコよく!

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2017/09/19

「共産党よ恥を知れ」との発言に、委員会が止まった

組織犯罪処罰法廃止の請願審査中。小泉は共産党市議団の野々村ひろみ委員及び改革ネットの池田きよし委員の言動が論理的に破綻し、委員会として市民に説明責任が果たせなくなったと指摘。強弁を連ねて正当化を試みる野々村氏に「恥を知れ」と小泉が批判した処、激昂した野々村氏は議事録削除を委員長に求め、総務委員会は扱いを巡って休憩中。

「野々村氏の発言撤回の求めには応じない。発言が不適切と言うなら、懲罰動議を出していただきたい。」と小泉は応じている。

詳しくは後ほど。


審議がストップし、ガランとした総務委員会

2017/09/16

加藤市長の深刻な欠点が判明(字幕:Office*Sono)

市・県の保健所共同設置について現場の声を直かに聴けと小泉は議会で求め、市長は聴くと応じた。昨日の小泉の一般質問で、約束を履行していないことが判明。現場とのディスカッションから逃げているから、現実的で妥当な政策を示せない。議会で嘘をつく人が、市民との公約を実現できるとも思えない。加藤市政の弱点見たり。

2017/09/15

理由なき契約にたまげる!? - 本日の議会

長野市議会開会中!
追加議案として、ロータリー除雪車と除雪ドーザーの契約に関する議案が出てきた。
そこで小泉は議案質疑。例によって、議案質疑に立つ議員は小泉だけ。
追加議案とは、議会が始まってから出される議案。小泉は、要注意だと思っている。原則として議案は、議会が始まる前に各議員に配布され、十分な吟味の時間が与えられている。一方で追加議案はそういった事前の調査の時間もないわけで、それだけでも議案質疑の必要性がある。だが、他の議員は議案質疑はしない(強調して2度書く)。

「契約の落札率、仮契約の日、契約の必要性...(中略)...について教えてください」

なんと、担当部長は小泉の質問に一つも答えられなかった。ちょっとちょっと。

「お昼の休憩の初めに、議案質疑するって言っておきましたよね。議案について、レクを受けて置くように言っておきましたよね。なんで答えられないのですか」

そうなのだ。追加議案の場合、いきなり出されてくるから、質疑の通告書を出さなくてもよいことになっている。通告書を書く時間さえないから。それだけに、追加議案を出す場合、担当部長はしっかりと理論武装して議会に臨むべきなのだ。小泉は優しいので、質疑すると事前に連絡しておいたが、これだって本来であれば必要がない。
おおまけに負けて、落札率や仮契約の日は答えられなくてしようがないとしても、「契約の必要性」が説明できないとは、いったいどういうことなのか。
その後、部下からメモが来たのか、落札率、仮契約日については答弁があったが、肝心の契約の必要性については答弁もれ。さすがの小泉も呆れてそれを指摘するのも忘れてしまった。
「耐用年数を過ぎたので更新します」とか「除雪の体制を強化するために必要です」とか、答えられるようにしてから、議会にきてほしい。というか、部長職についてほしい。

質問していて思うのだが、ほんとに真面目なのだけど、ただ真面目というだけの部長が目に付く。答弁書に書いていないことは、答弁できないタイプだ。
適材適所の人材配置になっているのだろうか。加藤市長、どうなの? うるさい人は遠ざけて、イエスマンだけ重用してない?

(写真はイメージです♪)

読み応えあり! ブログ書下ろし記事

「市議会だより」はフェイク・ニュース!? 採決ゴマカシ表記を編集委員会が決定? 小泉一真は退席して抗議!!

定例会ごとに発行される 長野市議会広報紙「市議会だより」 。小泉一真が委員を務める編集委員会で、市民を欺くようにも見える紙面内容が決定されました。 「✖は〇に」「〇は✖に」 採決を捻じ曲げる広報?  「市議会だより」は、毎号、各議案等について会派ごとの賛否を示す「審...