『全部言います!』小泉一真の市議会トーク: メディア露出

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小泉一真ポートレート 長野市議会議員: 小泉一真(こいずみかずま)
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2018/12/22

朝日も書けない!? 第2灯明まつりのヤミ!! -Nagnao Design Week 善光寺表参道イルミネーション-

TOKYO DESIGN WEEK 2016での火災死亡事故を伝える当時のニュース
日テレNEWS24から

メディアが問題視!!


デザイン・ウィークの問題が、メディアで取り上げられた。今月13日、朝日新聞(長野東北信版)が、小泉一真の議会質問を取り上げる形で3段の記事にしている。もちろん、小泉の主張をすべて伝えてくれているわけではないので、記事を引用しながら、補足させていただきたい。

因みに、これまでの #第2灯明まつり についての当ブログの記事はこちら。
   ◆5歳児焼死事故を忘れるな! 第2灯明まつりを中止せよ! ―12月議会一般質問


2018.12.13 朝日新聞長野東北信版

善光寺装飾の受託団体代表
16年の神宮外苑火災 主催会社社長と同一

 長野市が今年度に始めた善光寺などを光で彩る「ナガノデザインウィーク(NDW)」を手がける団体の代表が、2016年11月に東京・明治神宮外苑のイベント会場で、木製の展示物が焼けて5歳の男児が死亡した火災が起きたイベント主催会社の社長と同一であることが分かった。
 開会中の長野市議会で小泉一真市議が、「この事故が捜査中である」などとして「市の契約相手方としてふさわしい法人か」と指摘。加藤久雄市長は答弁で「社長は同じだが別法人ということで、そういう(契約解除などの)考えはない」と述べた。
 業務委託契約書によると、NDW(善光寺表参道イルミネーション)を市から受注したのは、NPO法人デザインアソシエーション(東京)。随意契約で、委託料は約4150万円。DWは他都市でも開催実績があり、同様に国の地方創生推進交付金を活用した。
 JR長野駅から善光寺までの表参道のLED装飾は先月から始まっており、善光寺本堂に光を投影するなどのイベントも今月15日から開かれる。ほかにワークショップの開催や食の開発などが業務という。
 このNPO法人理事長が、火事で死者が出た「東京デザインウィーク」を主催した東京デザインウィーク株式会社の社長と同一人物。市の高橋要・商工観光部長もこのことを認め、「捜査は継続中で同社が全面的に協力していると聞いている。DWの枠組みの中で、地方創生の効果を期待して契約した。相手方として瑕疵はないと感じている」と話した。 (北沢祐生)


朝日新聞が書けなかった闇
朝日新聞が伝えた事実を図に整理すると、図1のようになる。


図1 【朝日新聞報道によるデザインウィーク関係団体の構造】
NDWとTDWの運営団体の代表が同一人物である点のみを報道














朝日新聞の報道では、「『ナガノデザインウィーク(ND

W)』を手がける団体の代表が、2016年11月に東京・明治神宮外苑のイベント会場で、木製の展示物が焼けて5歳の男児が死亡した火災が起きたイベント主催会社の社長と同一である」点のみを指摘している。第2灯明まつり-善光寺表参道イルミネーション運営団体(NPO法人デザインアソシエーション)と火災死亡事故のあったイベントTDW2016との関係にまでは踏み込んで書いてはいない。
これでは、「社長は同じだが別法人」、「相手方として瑕疵はない」との長野市の説明も、一見もっともに見える。
しかし、実態は図2のとおり。 


図2 【小泉が12月定例会で指摘したデザインウィーク関係団体の構造】
NDWを運営するNPO法人デザインアソシエーションは、TDWに主催クラスとして関与していた。


小泉が引き出した答弁によれば、デザインアソシエーションは、火災死亡事故のあったTDW2016に(株)TDWとともに、共催として関与していた。共催とはつまり共同主催のことTDW2016のホームページでは、(株)TDWとNPO法人デザインアソシエーションを、主催として併記していた。



デザインアソシエーションの、ある理事のブログでは「『東京デザインウィーク』の主催者である『デザイン・アソシエーション』」との記述がある一方で、(株)TDWへの言及がない。NPOの単独主催にも見える書き方だ。

  「東京デザインウィークでの火災について。」茂木健一郎オフィシャルブログ 


TDW2016 に主催クラスとして関与したデザインアソシエ―ションは(株)と共に、火災死亡事故に管理責任を負う可能性がある。たまたま代表者が同じだから問題ナシといったおハナシではないのだ。

以上から分かることは、TOKYO DESIGN WEEKとは、その時その時で主催者の表記が変わるような体制で運営されていたということだ。責任が十分に確保された体制とは言い難い。
主催者表記に揺らぎがある以上は、デザインアソシエーションが死亡事故に管理責任が問われる可能性があるとは、朝日新聞としては書き辛いだろう。だから、代表者が同じだとの指摘に終わったのではないかと拝察する。しかし、いい加減な責任体制だから、社会の批判が及ばないというのでは、理不尽だ。許されることではない。

逃げ切り、生き残りに賭けるNPOの企図

TDWは2016年を最後に、開催されていない。事故の経緯を見た世論が、それを許さないということだろう。だが、TDWに主催者クラスで関与したデザインアソシエーションは、管理責任を(株)TDWに押し付けて生き残りを計っているように見える。東京でできなければ地方に進出すればいいだけさとばかりに、長野をはじめとする自治体に進出しているようにも見える。
このような団体が、長野市の会計規則を準用する実行委員会の随意契約相手方として相応しいかどうかについては、深刻な疑義が残っていると小泉は考える。詳しくは、次のブログ記事に書いたとおり。
  



懸念される風評被害

第2灯明まつり- Nagano Design Week 善光寺表参道イルミネーション

火災死亡事故をめぐっては、誰かが刑事責任を負わずには済まされない事件であることは、誰の目にも明らかだろう。
万が一にも、第2灯明まつりを運営するNPO理事長であり、(株)TDWの社長でもある人物が刑事責任を問われるようなことがあれば-実際にその可能性を指摘する意見がある-、長野市には大きな混乱とダメージがもたらされるだろう。その時に後悔するのでは遅すぎる。
彼でなくとも、誰かが逮捕されれば世論は蒸し返され、Design Week のブランドを展開する長野市が何らかの風評被害を被る可能性は、考慮されておかねばならない。だが、長野市役所には、このリスクについて頓着している様子がない。
小泉はこの懸念を議会で伝えた。それを長野市役所が軽視している現状は、残念な限りだ。小泉の懸念が杞憂に終わることを祈るばかりだ。
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2018/02/05

監査委員というお飾り―公費飲食の懲りない人々

千曲衛生施設組合・千曲衛生センター

職務放棄の監査委員:

「...本件請求について監査することができない。―千曲衛生施設組合の公費飲食事件に対する住民監査請求を受理しないすとる監査委員通知を、小泉は唖然として眺めた。この不受理を、信濃毎日新聞は今月3日の社会面で報道している。東北信版でもないし、前回のような第3社会面でもない。つまり、公費飲食事件への世論の関心は高まっているということだ。であるにも関わらず、監査委員が「監査することができない」と門前払いしたことは、世論に応えるべき職責を果たしていないと批判されよう。
不受理通知の全文を次に示す。



公費飲食に対する住民監査は門前払い from 長野市議会議員小泉一真

組合ぐるみの不正体質:

小泉は公費飲食事件について、市長・町長・議会・監査委員らによる「組合ぐるみ」のものだと指摘してきた。それを隠そうともしないのが、今回の不受理だと言える。監査委員が「監査できない」とする論理を、次に引用する。


監査委員は、地方自治法(中略)第199条の2の規定により自己に関する事件又は自己の従事する業務に直接の利害関係のある事件については監査することができないとされており、本件請求においては監査委員2名全員が法第199条の2の除斥事由に該当することから、本件請求について監査することができない。


本件請求は、確かに2名の監査委員に対し、飲食に費消した公費を賠償せよと求めている。しかしその他の特別職43名に対しても同様に損害賠償を求めているのだ。2名の監査委員の監査ができないから、ほかの大多数である43名も同時に免責されるとの監査委員判断は、如何にも不合理だ。監査委員に対する請求は却下し、その他の特別職に対する監査請求は受理することとしても、地方自治法上は何らの不都合は生じない。というより、それこそが監査委員に求められた職責であると言えるだろう。であるにも関わらず、監査委員以外の特別職に対する監査請求までをも不受理とするのであれば、組合ぐるみのかばい合いを、市民はそこに見ることだろう。
代表監査委員・小山岑晴氏(元長野市議会議長)

千曲衛生施設組合議会選出監査委員 
小玉新市氏(千曲市議会議員。写真はFacebookから引用)

監査委員というお飾り:
特別職らによる身内の宴会が公費で賄われていたことについて、監査委員は見逃してきた。恐らく、組合が設立された昭和35年当時から。そればかりでなく、監査委員自らもその飲食の輪に加わってきた。その不当性について監査請求すると、不受理として恥じるところもない。一体、何のための、誰のための監査委員であるのか。市民がそのような疑問を抱くのは、当然だろう。百歩譲って、不受理にせざるを得ないのは法理の導くところだとしても、監査委員は公費飲食に関わったことの善悪をどのように認識するのか、また自ら招いた市民の不信に対する責任をどのように果たすのか。これらについて明らかにすべきだろう。
住民主権という原則を、忘れてはならない。


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2018/01/19

市川市議、公費飲食を正当化!? ブログで示す卓見!!

長野市議会の偉大な知性たち

長野市議ブログの「双璧」と、小泉が密かに心中称して敬しているブログがある。

市民と市政をつなぐ 長野市議会議員 布目ゆきおの徒然日記
市川和彦の長野市政への想い

...まあ、これが「三羽烏」なら、この「全部言います!」ブログを入れたいところだ(笑)


布目ゆきお氏(ブログから引用)
布目ブログは、市政に寄り添いつつも批判すべきはするという、議員としてのチェック機能に重点を置く姿勢が見られ、読んで勉強になる。


市川ブログは、議員ブログとしての更新頻度は県下随一だろう。また、最近はやや大人しくなってしまったが、著作権法をものともしない原著作権表示なしで、範囲を自制しない無制限的な引用等は、おそらく海賊党の流れを汲む政治思想だろうか。自説をほとんど述べることなくネット上の情報の切り張りで構成するという政治家のブログとしては異質な手法で、読者の批判する力を引き出そうとする。細々と法を守りつつ自説を展開する小泉の「全部言います!」と比べれば、雲泥の差がある。


小泉への評価

その二人は、それぞれ小泉についての評価を述べるときがあった。奇遇なことに、ほぼ同時期に、同じ案件についてだ。



 小泉議員の調査による指摘に正直「感服」です。
 小泉議員の議案質疑がなければ、粛々と即決で採択されていたでしょうから…。


説明が有った直後、小泉一真議員から突如の質疑発言。
(中略)
私自身、昨年の富士通に関する報道は知ってはいたが、7月21日の公取委の話、それにも関わらず市がその後富士通と推移契約した後に指名停止した事は知らなかった。

私だけでなく、議会全員が知らなかった。


何れも2016年、富士通の指名停止処分直前の駆込み随意契約に係る市長専決による予算補正についての言及。






「双璧」からのお言葉、実に恐縮。

公費飲食に勇気ある発言、市川議員

さて、その「双璧」の一翼である市川和彦氏の「長野市政への想い」だが。小泉が議会の信頼回復を目下の政治課題とする本市議会議員等による公費飲食事件について、大胆とも言える識見を示されている。以下引用する。




そこに出席する職員も負担していると考えられるが、この様な事が問題化されることに『慣例』と言う言葉は無く成ってくるだろうし、懇親会自体が行われなくなるだろう。
(正規な会費による出席希望者だけとなる)
(中略)
今回の歓送迎会の出席費負担金について当事者の組合が『返還』と判断すれば、返還???。もありかも?
いやいや、考え方によっては
会費を遡って再請求していただき
政務活動として支出する事も考えられる?
(原文のまま)



市川ブログは引用文の直前に、小泉の著作物から、出典を明示せずに引用するという著作権法無視の所業を働いている。だが、それは氏の確固たる政治信条であるらしいことは前術のとおり。政治家として、ときには現行法規にさえ反抗する勇気が必要と、身を以て示す市川議員。
だが引用で示すように、市川氏はそれをも軽々と超越してみせる。会費が(公費支出なしの)正規会費のみでは懇親会という慣例が持続しないとの一部の本市議会議員の本音を、自らに仮託して、批判を覚悟しつつ市民に伝える筆力は鋭い。公費飲食事件により損害を被った組合が「
『返還』と判断すれば、返還???。もありかも?いやいや、考え方によっては
会費を遡って再請求していただき
政務活動として支出する事も考えられる?」との一節も同様。事態収拾に主体性を欠き、政務活動費を自己都合で使いまわそうとする一部の本市議会議員の本音を、敢えて自分の責任として述べることで、彼らの性状を露わにしている。
さらに市川ブログは
翌日、続けて言う。



 そもそも「歓送迎会」の公費支出はしてはならないものテセあり、実施する場合は適正な額を支払うべきものが前提だと考えます。
また、「変換」と言う表現でなく、率直に5年間を溯って再請求していただき支払うべきだと考えています。
 なお、歓送迎会では無く、議会~協議会の審議を終えた後での通常の政務活動費として認められる意見交換会等の会費と成れば、支出しても良いと考えます。
(原文のまま)




「変換」(返還請求のことだろう)では議員に都合が悪いから、ただの「請求」としてくれ、しかも歓送迎会ではなく「意見交換会」としてくれ、そうすれば政務活動費で支出できるから。組合に損害を与えながら、一部議員の身勝手な言いぐさを、市川氏は彼らに代わって述べる。しかも表現は、より強まっている。前日は「かも?」、「考えられる?」であったのが、この日は「べき」、「して良い」になっている。事件関係議員が、ますます無反省で増長しつつあることをほのめかしている、のかも? いやいや、とも考えられる?
なぜ市川氏は、このような難解な手法を用いるのだろう。公費飲食した議員らの本音は、実はこうなのだと示す方が、簡単ではないか。しかしそれでは、批判の矛先は事件に関係した議員に向けられてしまう。それが恐らく、彼の本意ではないのだろう。だから、事件に無関係な彼自身が、敢えて批判の矢面に立つような表現としているのではないか。
「人を悪しざまに謗ってはいけない」と、既に他界した小泉の母は遺訓を遺した。だから小泉は、市川氏の表現方法を理解する。

市川ブログへの解釈が好意的過ぎないかと、怪訝に思われた読者が、もしかするといるかも知れない。しかしそれもまた、小泉が亡き母の遺訓を守るためのものだと理解していただきたい。

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2018/01/14

組織ぐるみの公費飲食! 市長・町長・監査委員・議員よ、税金を返せ!!-住民監査請求してきた



市長以下特別職45名は税金を返せ

一昨日の1月12日、千曲衛生施設組合に対して、5名の住民の皆様とともに住民監査請求を行った。



何と、組合議員どころか長野市長、千曲市長、坂城町長から果ては組合予算の支出をチェックする監査委員までが、組合議会議員の歓送迎会との名目のもと、税金で飲み食いしていたのだ。このブログでも何度か報告してきた酒宴費用への公費支出は違法であり、公費から費用の一部が支出されていた特別職-一般職は含めないこととした-の飲食代金総額34万円余の返還を、監査請求で求めた。以下はその内訳。

議員(長野市議会選出) 黒沢清一 3,000円

議員(長野市議会選出) 宮崎治夫 11,461円 議員(長野市議会選出) 山本晴信 9,000円 議員(長野市議会選出) 松田光平 6,000円 議員(長野市議会選出) 田中清隆 3,000円 議員(長野市議会選出) 手塚秀樹 11,461円 議員(長野市議会選出) 若林祥 11,461円 議員(長野市議会選出) 松井英雄 11,461円 議員(長野市議会選出) 鈴木洋一 2,461円 議員(長野市議会選出) 望月義寿 14,461円 議員(長野市議会選出) 野本靖 14,461円
議員(長野市議会選出) 祢津栄喜 9,000円 
  
議員(千曲市議会選出) 原利夫 9,000円 議員(千曲市議会選出) 吉田昌弘 9,000円 議員(千曲市議会選出) 小山嘉一 14,461円 議員(千曲市議会選出) 田澤佑一 6,000円 議員(千曲市議会選出) 宮入高雄 9,000円 議員(千曲市議会選出) 大澤洋子 9,000円 議員(千曲市議会選出) 小川修一 9,000円 議員(千曲市議会選出) 戸谷有次郎 3,000円 議員(千曲市議会選出) 宮坂重道 3,000円 議員(千曲市議会選出) 中條智子 3,000円 議員(千曲市議会選出) 小玉新市 11,461円 議員(千曲市議会選出) 荻原光太郎 5,461円 議員(千曲市議会選出) 中沢政好 8,461円 議員(千曲市議会選出) 前田きみ子 6,000円 議員(千曲市議会選出) 宮下正光 8,461円 議員(千曲市議会選出) 中村眞一 2,461円 議員(千曲市議会選出) 袖山廣雄 2,461円 議員(千曲市議会選出) 齋藤正徳 2,461円 議員(千曲市議会選出) 柳澤眞由美 2,461円 議員(千曲市議会選出) 倉島さやか 2,461円 議員(坂城町議会選出) 池田弘 6,000円 議員(坂城町議会選出) 塚田忠 14,461円 議員(坂城町議会選出) 吉川まゆみ 9,000円 議員(坂城町議会選出) 西沢悦子 5,461円 議員(坂城町議会選出) 小宮山定彦 5,461円 代表監査委員 中島忠徳 6,000円 代表監査委員 小山岑晴 8,461円 組合長(千曲市長)    岡田昭雄 11,461円 組合長職務代理者 滝澤嘉市 3,000円 副組合長(千曲市副市長) 山本高明 11,461円 常設委員 (長野市長) 鷲澤正一 3,000円 常設委員 (長野市長) 加藤久雄     (担当部長代理参加)      8,461円 常設委員 (坂城町長) 山村弘 14,461円

詳細はこちらに。


これまで、小泉は組合議員以外の公費飲食に触れて発言することができなかった。それは昨年10月3日の組合議会における答弁が、「昨年10月の議会の後、当時千曲市の議員さんに改選がございましたので、その歓送迎会ということで賄いを使いました」というもので、議員以外の参加者が判然としなかったからだ。全容把握のため、改めて組合に対して情報公開請求して確認し、詳細が確認できた次第だ。
組合の監査委員は総勢2名だが、その2名の現職監査委員がともが酒宴に参加し、その費用の一部について組合から支出されている。監査委員よ、あなたもか。彼らは今回の監査請求の利害関係者となるため-つまり盗人にその犯罪の裁判をせよと言っているようなものなので-、やむを得ず外部監査を請求することとなった。


迷い

実は、監査請求書の提出については、かなり迷った。
県の森林組合補助金不正支出事件に関しての住民監査請求では、迷いもなく一直線に仲間と準備を進め、それなりの成果を引き出した小泉。しかしこの公費飲食事件では、公費による飲食の席には加わっていないものの、小泉も一当事者といえる。千曲衛生施設組合の現職議員であるとともに、その選出母体である長野市議会の議員でもある。議会に属している身としては自浄能力に期待したいし、そのチャンスは与えられるべきであるとも思う。一方で、議会が全うな対処をしないまま徒に時が過ぎゆき、この不祥事に対する説明責任が果たされないままになりはしないかとの不安もあり、そのような事態は何としても避けなければならない。実際、昨年10月の組合議会で小泉がこの問題を明らかにしてから十分な時間があったにも関わらず、千曲衛生施設組合にもその構成団体である長野市・千曲市・坂城町にも、説明責任を果たそうとする姿勢や、住民の信頼回復を図る行動-謝罪や返金等-といった具体的な成果は、皆無と言っていい。それどころか、ますます小泉としては、不安になる材料ばかりが補強されていく。以下に幾つかその具体例を挙げてみる。

不誠実な責任者

長野市議会では、議会運営委員会で2度議題として取り扱われたが、何れも具体的な対応策が提示されないまま、各会派持ち帰って検討することとなっている。
組合議会歓送迎会費用の一部が公費から支出された最後の機会である28年度当時の組合議会議長であり、現在は長野市の福祉環境委員会委員長であるのが、若林祥議員。当時の組合議会の責任者であり、現在は組合を所管する委員会の長である彼は、長野市の役人にだけ謝罪させ、自らは小泉の質問に真っ直ぐに答えず、反省と信頼回復に向けた姿勢が全く見られない。

【自分は悪くない!! 行政が謝れ!!】逃げる議会、追う小泉―長野市議会公費飲酒事件


判読不可能な公開文書組合への情報公開請求で届いた文書に、小泉はぶっとんだ。何と全体の半分以上に判読不能な部分があるミスコピーだったのだ。1枚や2枚なら「ミス」だろうが、55枚中37枚もあるのはミスではなく故意によるものと疑わせるレベルではないか。
強く抗議した結果、差し替えを送ってもらえることになったのは当然とはいえ、あまりにもバカにした対応に思える。小泉が心証を悪くしたのは、小泉の人間ができていないからだろうか。

議会報を書き換えよとの圧力

さらに先週1月10日、小泉の不信を決定的にする出来事があった。長野市議会報「議会だより」に小泉が寄せた公費飲食事件に関する一般質問発言をまとめた原稿は、昨年のうちに編集委員会で決定稿となっていた。それにも関わらず、市議会会派新友会(自民党系)が議会運営委員会開催を要求し、小泉の原稿に不備があるものとして書き直しを要求してきたのだ。経緯をまとめてみた。



・ H29.12.16  小泉から議会報編集委員会の担当委員に原稿を提出。「関与議員多数のため政治倫理審査会又はそれに準じた調査と報告が必要。我々議員は、そのために行動するべき状況にあると強く訴える」等の内容。答弁者がなかったので原稿は質問と答弁が対にならない形式であることを自覚し、「編集上は変則的になりますが、答弁がない原稿となります。」と添え文。
・ H29.12.19  編集委員会から字句修正の依頼あり(答弁と対をなす原稿とせよとの修正指示はなし)。小泉は修正し同日再提出
・ H29.12.27 担当編集委員から電話。質問と答弁が対をなす原稿とできないか、できない場合は現状のまま掲載するとの委員会の方針の打診あり。小泉は現状のままの掲載を依頼→決定稿が確定
・ H30.1.10  新友会が質問と答弁が対をなさない小泉の原稿体裁が好ましくないと主張し、議会運営委員会開催。小泉は経緯を説明した上で退席。編集委員長市川和彦氏が委員会運営の不手際を認め「申し訳なかった」との謝罪があり、議会報発行の遅延を避けるため、小泉は修正原稿の再々提出に応じた。


議会報の体裁の慣例に反するという新友会の言い分は、額面通りに受け取りづらい。何しろ、原稿は昨年のうちに確定稿となっているのだ。答弁がないのに答弁を書けと言うのは無理な話。要するに、公費飲酒事件を取り上げさせない圧力ではないか。新友会からは、議会報発行が遅れても構わないとの意見があった。「議会だより」の発行を遅らせることは市民の知る権利を侵害することであり、市民にデメリットを強要するものだ。そうまでして自らの不祥事を市民の目に触れさせたくないということか。
この混乱の責任が小泉にはなく、市川和彦氏の編集委員会運営にあったことが氏の謝罪により明らかになったので、小泉は書き換えに応じた。もともと、編集委員会から校正段階でクレームがあれば修正を覚悟していたのだから、まあ仕方がない(もっとも、議会運営委員会終了後に某議員から原稿執筆の裏技をご教示いただき、結局、公費飲食事件に関する発言は議会報に掲載することができそうだ)。
この出来事は、議会の自浄能力についての小泉の期待を大きく削ぐ決定的な出来事となった。


組合ぐるみの不正

千曲衛生施設組合
何より小泉がショックを受けたのは、食糧費による飲食を貪った者が広範に及んでいたことだ。市長、町長から監査委員にまで及んでいる。組合議会の歓送迎会なのだから、組合議員と事務局が出席した程度なのだろうと考えていた小泉は、しかし甘かった。緊張関係にあるはずの議会と行政だけでなく、予算執行を厳しく監査する立場にある監査委員までが宴席で甘い汁を吸っていた。一体、組合に信用できる公務員はいるのか。議会の歓送迎会とは単なる口実で、組合ぐるみで不正を働いていたということではないか。
食糧費支出の事実関係を明らかにし、返金させる。住民監査請求でできるのは、最大でもここまでだ。しかしそれだけで十分だろうか。組合の議会、行政、監査委員がそれぞれ反省の姿勢を示し、住民に再発防止を誓い、謝罪する必要はないのか。住民にそれをいつまでも辛抱強く待ってくれると、事件関係者は甘えるべきではないだろう。



2017/12/22

信毎に異議あり!! - 路上喫煙禁止条例が可決された

新聞は神ならず

報道記者さんたちは、正確で公平な記事を書くことに腐心している。普段彼らと接する小泉には、それがよくわかる。わかるのだが、彼らとて万能の身ではない。森羅万象を総べる神でなければ間違いや勘違い、そう呼ぶのが酷であれば、ビミョーに芯を外した表現というのはありうる。12月定例会の報道で、そのような事例に接した。

質疑はなかった!?

今月19日、信濃毎日新聞が一面で報じている。小泉が「あれれ?」と思ったのは、その中の次の一節。




本会議で質疑や討論はなく、議長を除く38人による採決で、共産党市議団の7人を除く31人が賛成した。
(下線は小泉)



いやいや、小泉は条例改正案に対し本会議で議案質疑しているのだが? その証拠にこの動画。



議案第111号(4分13秒)等に議案質疑する小泉一真


議案への質疑とは? 


本会議で議案に質問・質疑できる場面について、長野市議会の主な場合を小泉なりに整理すると、次のとおり。



...というわけで、議員としての感覚で言うと、条例改正案についての質疑といえば「議案質疑」であるのがお分かりいただけるだろうか。
信濃毎日新聞が「質疑がなかった」と言っているのは、「委員長報告に質疑」のことなのだろう。ところが、委員長-路上喫煙禁止条例案の場合は福祉環境委員会委員長-が答えられるのは、その議会の委員会の審議状況、つまり市役所や委員がどのような発言をしたかとか、採決の状況等に限定される。議案についての疑義を質す場面ではないのだ。「間接的に質疑」とは、そのことを指し示す小泉の表現。例えば、委員会が審議時間を殆ど取らずに強行的に採決したような場合に、議案質疑でそのような事情を本会議で明らかにし、採決の参考に供するというような運用を予想しているのだろう。だから委員長報告への質疑の関心は議案そのものというより、委員会の運営状況と言える。


どうしてこうなった?

信濃毎日新聞は虚報を流したわけではない。議会最終日の本会議においては、確かに路上喫煙禁止条例案への質疑は全くなかった。そもそも、議事進行上そのような質疑は許されていないのだから当然だ。議案質疑は、既に今月11日に終わっているのだから

 
平成29年12月定例会日程
  http://www.city.nagano.nagano.jp/site/gikai/162822.html



委員長報告への質疑がなかったと言いたかったのだとしても、「質疑」と略されては本会議において条例案に関するより本質的な議論である議案質疑を議会が怠ったという印象を読者に与えかねない。議会は怠けていると世論をミスリードしかねない。しかしそれは事実に反する。
その原因は、信濃毎日新聞が上表に掲げたような市議会本会議における質問・質疑の機会の性格を、正しく理解していなかったからのように思える。本会議の取材といえば、一般質問と採決の場面に偏りがちだ。それらに劣らず重要な議案質疑についても、メディアは関心を持っていただきたい。

議会の責任

議員にも信毎のミスリードを許す原因が全くなかったとは言えない。というのは、本会議における重要なチェックの場面である議案質疑を活用する議員が、殆どいないのだ。毎度毎度、一人で議案質疑に勤しむ自分を、スタンドプレーヤーと評する議員がいるのを、小泉は知っている。そうしておけば、議案質疑に熱心な議員が悪で不熱心な議員が善という、本末転倒の評価を正当化できるからだ。

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だが、その結果、メディアや市民にどのような印象を植え付けているのか。信濃毎日新聞は、今回、議会は怠けているかのように世論をミスリードしたのではないかと、小泉は指摘した。しかしそれは議事進行上の議論においてのことだ。路上喫煙防止条例案への本会議議案質疑はなされていたとはいえ、それは小泉によるものだけ。議会の総体的な勤怠に市民が下す評価は、また別のものでありうるだろう。

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信毎は、大間違いはしていないのだ。


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2017/12/08

「市民の皆様、ごめんなさい」となるか―千曲衛生施設組合議員が公費で飲食の件



小泉の議会発言が報道された!!

「一真、朝日にでかく載ってるぞ」
父からの電話だ。息子が新聞に載ると嬉しいらしい。親とは有り難いものだね。
昨日の小泉の議会発言が、信濃毎日新聞(第3社会面)と朝日新聞(長野東北信)に掲載された。




【千曲衛生施設組合 議員歓送迎会 公費から支出】
千曲市と長野市、埴科郡坂城町でつくる一部事務組合「千曲衛生施設組合」が行ってきた組合議会議員の歓送迎会を巡り、費用の一部を組合一般会計から支出していたことが7日、長野市議会で取りあげられた。
―中略―
各議員からは2千円の会費を集め、不足分として2016年度は7万3850円を一般会計の食糧費から支出。12~15年度も7万8千円~9万6千円を支出した。いつごろから始まったかは不明だが、長年続いていたとみられるという。
この日の長野市議会一般質問で、同組合議会議員も務める市議が「適切な支出とは思えない」と指摘した。(2017.12.8信濃毎日新聞)




参加した議員は18人とのことだから、7万3850円÷18人≒4,100円/人
議員は2000円/人 を負担したということだから、ざっと6,000円/人 となる。
@2000円と@6000円の料理・酒の違いは、恐らく見ただけでも分かるはず。2000円て。立ち飲みスタンドかっ!? それなのに今までどの議員も疑問を示さなかった。



【酒宴に公費7万~9万円 千曲衛生施設組合 議員へ慣例的支出】
―前略―
千曲衛生施設組合は1960年に発足。同組合庶務課によると、こうした食糧費の支出が始まった時期は不明だが、「かなり以前から支出されていたと思われる」という。
―中略―
小泉議員は取材に対し「議員がお手盛りの公金で飲み食いしてきたというべきもので、適切な支出とは言えない。こうした状況で議会としてのチェック機能を果たせるのか」と批判する。
-後略-
(2017.12.08 朝日新聞)


小泉のコメントは、これでも控えめに言ったつもり。ほんとは「市民の信頼に対する裏切りだっ!」とか言いたかったけど。千曲衛生施設組合に属したことのある議員の中には、小泉が世話になっている人物もいる。そういう議員まで指弾しなければならないのは、正直に言って辛い。しかし、議員の義理と市民の信頼を天秤にかければ、答えは自ずと明らかだ。
本日の本会議後、議会運営委員会で議長自ら、小泉の昨日の発言について切り出した。小泉は一般質問でこの件に関しての対処を議員に「呼びかけ」たが、議会への要望と受け止め、どのように取り扱うべきか検討してほしいと。

新友会から会派に持ち帰って検討したいとの提案があり、そのように決まった。無所属の小泉はオブザーバー扱いなので黙って見ていたが、危機感が薄くないか? 長野市議会は今年3月にも、飲酒運転という不祥事を出している。このときの議会は、すばやく飲酒運転撲滅の決意を決議して市民の信頼回復を図った。今回もそれに準ずる危機のはずなのだが。新聞に誰かの名前が載らないと、動かないのか? 早いとこ、「ごめんなさい」と言っておいた方がよくはないか?
今後、議会の対応を見守りたい。長引くようなら、小泉は次の行動を起こす必要がある。



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