小泉一真市議は、中山間地出身ではないのに、中山間地を重視する議会発言を度々しています。なぜ、地元票の獲得に繋がらないような発言を、質問時間を割いてまでするのでしょうか。 |
中山間地は長野市の宝
月並みな表現ですが、中山間地を歩くと、その素朴な田園風景と出会う人々に、心を洗われます。長野県はUターン・Iターンで定住する自治体として人気があり、それは信州の自然と田園風景のためだと、小泉は考えます。長野県の、観光地としての人気の理由も、同様でしょう。 中山間地の田園が荒れれば、人口減少対策や観光産業に良い影響があるはずがありません。もしも中山間地の集落が滅びるようなことがあれば、長野市の都市としての魅力に、大きな影響があると考えなければならないでしょう。中山間地を守るという戦略を採るべきだと小泉が信じるのは、このためです。市長の加藤久雄氏も、しばしば中山間地を重視する発言をされています。市長の思想が、末端まで行きわたる中山間地行政であってほしいと、常々考えています。
「中山間地を見棄てるな」と言うのは大げさか
市民に、市行政から見棄てられたと諦めるような思いを抱かせることは、決してあってはならないことです。しかしこれは、中山間地について、たびたび小泉の胸に浮かぶ思いなのです。 市営プールの統廃合では、中山間地から廃止が進みました。高齢化が進む中山間地でこそ、介護予防やリハビリに有益な水中歩行ができる施設を残しておくべきであるという見識は市からは示されず、地元も廃止を受け容れました。
https://www.city.nagano.nagano.jp/soshiki/sports/416804.html
https://www.city.nagano.nagano.jp/soshiki/sports/416804.html
中山間地の施設を見て、よく管理されていると思う機会が少ないのが、小泉の印象です。
中山間地では施設利用が少ないから、手入れをしないのでしょうか。住民が、手入れが必要だと訴えないのでしょうか。
何れにせよ、このような施設管理では、住民の間に「見棄てられ感」が生じ、「諦め感」に成長してしまうのではないかと、小泉は強く危惧します。これは一例に過ぎません。ある中山間地の住民から、「ここはもうダメです」と言われたときのショックを、小泉は忘れられません。愛着を持つ土地の繁栄を信じて生活してきた末の結論の重さを思うと、すぐに言葉を返すことができませんでした。「ここはもうダメ」と思いながら生活していくのがどういうことなのか、想像さえできません。長野市のどこであっても、明日の繁栄が信じられる政治を目指すべきなのは、当然のことです。
鬼無里での活動
小泉は、長野県庁勤務時代に、鬼無里の建設事業用地買収担当を務めた経験があり、鬼無里との縁は薄くありません。瀬戸トンネル等の災害復旧事業、大望峠等の信濃信州新線改良事業、国道406号の改良事業等を担当させていただきました。以下は、最近、小泉が鬼無里で見聞きし、考えたことです。