『全部言います!』小泉一真の市議会トーク: 市長選

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2021/10/23

【泥をかぶる決意を示した!? つちや龍一郎さん】市長選討論会を読み解く

青年会議所が開催した、長野市長選挙立候補予定者討論会。登壇した荻原健司さんと土屋龍一郎さんのそれぞれの主張を、読み解きます。
    主催者に敬意
    実直な人柄
    泥をかぶる!? 決意のサプライズ
    実現可能性の高い土屋氏政策
    荻原氏の土俵でも渡り合う
    小泉所感
※前編
【トップセールスで何でも解決!? おぎわら健司さん】市長選討論会を読み解く


主催者に敬意

討論会主催者に敬意を示し、クレジット。
令和3年長野市市長選挙立候補予定者公開討論会
【日時】令和3年10月18日
【コーディネーター】小宮山 知紗
【主催】長野青年会議所・南長野青年会議所
【主催者提供公式映像】

 

 実直な人柄

まず、全体の印象と総論を。
 土屋龍一郎氏と荻原健司氏のキャラクターは対照的。さすがにこの4年間の土屋氏の地道な浸透ぶりを見て、対抗勢力は真逆の人格をぶつけてきた。選択の幅がひろがったことは、長野市民にとって喜ばしい。
 土屋氏の語り口は「実直」の一語だった。派手なパフォーマンスや、十分な根拠もなく「自分にしかできない」と言うことはしない。それでいながら、2時間の討論会に原稿なしで臨むという、勇気を見せた。十分な政策の準備があるという自信、ありのままの自分を市民に見せるという信念だろうか。真っすぐに聴衆を見据え、自分の言葉で政策と理念を伝え続けた。


発言の冒頭に必ず「土屋龍一郎です」と断りを入れるのはシツコいとの声が、一部にあるようだ。だがこれは、討論会主催者が求めたルールだという。討論会では、リアルタイムで字幕サービスをつけており、字幕に集中している人にとっては、名乗ってもらうことが、確実に発言者を認識する方法となる。荻原氏のように名乗りを省いた方が、制限のある発言時間を節約できるし、「イチイチ自己宣伝、うぜー」と思われずにすむ。しかし土屋氏は、そうしたデメリットは甘受しながら、主催者の設定したルールと、聴覚障害者というマイノリティに敬意を払い続けた。
 

 泥をかぶる!? 決意のサプライズ 

土屋氏が長沼の災害公営住宅建設について、次の様に言及したことには、驚いた。 

「住民との対話について、再度話し合う場を設ける」
「結果を尊重することは大切ですけれども、これまでの経緯の中から見ると、すれ違っている部分が非常に多く感じる」 

 長沼災害公営住宅は、台風19号災害で住家を失った長沼の住民が建設を求めていて、加藤市政における政治課題だった。今月9日、長野市は発災以来2年もの検討の末、「浸水対策などの安全確保が難しい」と、ようやく建設断念を住民側に伝えている。市を信頼し、待ち続けた被災者の気持ちは、如何ばかりか。


被災住民が長沼住宅建設の実現を待ちきれずにあきらめるよう、加藤市政が結論を先延ばしにしてきたように、小泉には見えた。建設するにしろしないにしろ、長沼住宅の問題は、次の市長に先送りしないようにと議会で求め、一応の決着をみたと思っていた。
しかしそれでは十分でないと土屋氏は言うのだから、唖然とし、自分の不明を恥じ入るよりない。対応を一歩誤れば自分自身が政治的なダメージを負いかねないのに、土屋氏は、長沼住民に市政不信を抱かせてしまった点、現職加藤市長の失点を、修正したいらしい。 
必要なら、泥をかぶるリスクがあろうとも、住民と話し合う。現職加藤市長とも、その後継を自称する荻原氏とも異なるリーダーシップの道を、土屋氏は示そうとしているのか。そうであるなら、土屋氏の唱える市政転換とは、市民に寄り添うためには自分の骨身も削るということだ。小利口な政治家が考えつくことではない。

実現可能性の高い土屋氏政策

土屋氏が唱えた政策は、荻原氏に比べれば、相対的に実現可能性が高い。こう言うと、土屋氏への対抗勢力は財源を持ち出して論難するかもしれない。
では、ソリ系以外の競技も長野市で開催するという、荻原氏の「SAPPORO 2030 競技分捕り」政策はどうなのか。スパイラル再整備は札幌が担当することになるが、ソリ系以外の競技会場整備や選手宿舎の建設等のコストはどうする。その前に、札幌市やIOC(国際オリンピック委員会)との交渉という、不確定な要素がある。このように、財源の問題もさることながら、相手方との交渉を要し、長野市だけの意思では実施できない「交渉型政策」は、相対的に実現可能性が低いといえるだろう。
土屋氏が討論会で示した政策は、長野市だけで完結する手堅いものが多く、その分実現可能性は高まる。「長野市経済の再興」のテーマの元で語られた地域循環型経済は、その最たるものだろう。
須坂のイオンモール出店を長野市経済にどう生かすかという問題設定に対し、荻原氏は「脅威」と対抗心を露わにするだけで、活用策を示せなかった。一方、土屋氏は次のように語っている。

「長野駅からエム・ウェーブを通ってイオンモールまでの、エムウェーブ大通りが大きく変わっていく。都市化する可能性がある」
「既に荒廃地となったところ(農地)についての土地の活用、農振地の転用など、長野市行政が取り組むべき仕事がある」

エムウェーブ大通沿いの低利用地 ((C)Google)

市外から発した問題でも、長野市域に落とし込み、自ら取りうる政策を示す。荻原氏との姿勢の違いがうかがえて興味深い。
市の立地適正化計画の変更は独力でできるし、市の都市計画の変更については、長野県との調整手続きは法で明示されている。土屋氏が指摘する地域の市街化調整区域は、すでにかなり都市化が進んでいるという現実もある上、須坂側で開発が進むという新たな事情も加わる。エムウェーブ南部地域では既に市が産業用地として開発する方針を固めたという背景もある。エムウェーブ大通り沿線の開発は、首肯できる政策だ。

長野市都市計画図から引用。中央薄紫着色がエムウェーブ。白地は市街化調整区域
荻原氏は、討論会で農産品のセールス、企業誘致及び各種イベント誘致(SAPPORO 2030競技分捕り含む)を荻原氏がトップセールスで実現すると発言しており、これらも交渉型政策と言ってよいだろう。どれも「やってみたが十分な成果が上がりませんでした」で、終わるリスクは排除できない。 

荻原氏の土俵でも渡り合う

荻原氏は、「社会インフラ整備」の討論テーマを指定した上でトップセールスで自らイベント誘致を行う意向を示し、オリンピック施設の有効活用について「何か他にいいアイディアがあるか」と土屋氏を挑発し、逆襲に逢っている。

「株式会社エムウェーブの社長として、長野市で一番大きな施設であるエム・ウェーブの管理運営をしてきた」
「ジャニーズ系の一つのグループがエムウェーブでコンサートをやると、長野市内に4億円以上の経済効果があることを証明した」
「これからのオリンピック施設については十分活用の可能性がある」

コンベンションの実績を示された荻原氏は、オリンピック施設活用について「アイディアはたくさん持っている」と主張してみせたが、具体的なアイディアは示せなかった。

エムウェーブ ((C)Google)

荻原氏はよほど悔しかったのか、「スポーツ振興」テーマで再び「スポーツを通じた元気で明るいまち作り。これは本当に私にしかできない」とした上で、「このまちから世界に通用する、そしてオリンピックで通用するそんな選手を輩出していきたい」と挑戦。

「来年行われる北京での冬のオリンピックに、既にスピードスケートでは、長野市出身の選手がエントリーすることが見込まれている」
「私は長野市のスポーツ協会の会長を務めていた。長野市の外郭団体であるスポーツ協会と連携することで、各種のスポーツがこれから活性化することができる」

このように土屋氏から冷静に対応され、焦りからか荻原氏は「SAPPORO 2030競技分捕り」政策を口走ってしまうのだ。

小泉所感

土屋氏はフェアな人物だから敢えて言わなかったようだが、どうしても腑に落ちないので、敢えて小泉から指摘したい。
荻原氏は長野県教育委員会委員の職を、2015年10月から今年8月までの間、勤められている。県教委は、小学生のウィンタースポーツ選手強化事業「SWANプロジェクト」を所管しており、「未来の冬季オリンピックメダリストを見出し、育成すること」を目的としている。
荻原氏は長野市から国際的な選手をもっと輩出したいらしいが、それは県における6年間、荻原氏のSWANプロジェクトへの取組が不十分だったということになりはしないか。県教委委員という立場からも、アスリートの経験からも、SWANプロジェクトで荻原氏が実地に指導する等で貢献できる処は大であったはずだが、なぜその経験と実績を示し得ないのか。
調べてみたが、SWANプロジェクトでの荻原氏の活動は、記念講演程度しか分からなかった。ぜひ県での実績を示し、長野市で「私にしかできない」と主張される理由を示していただきたかった。

総合的に見たとき、政治家としての成熟度は、土屋龍一郎氏が荻原健司氏に優っているというのが、小泉の所感となった。

10月31日は長野市長選挙・衆議院選挙投票日です。
投票に行きましょう!!



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2021/10/22

【トップセールスで何でも解決!? おぎわら健司さん】市長選討論会を読み解く

青年会議所が開催した、長野市長選挙立候補予定者討論会。登壇した荻原健司さんと土屋龍一郎さんのそれぞれの主張を、読み解きます。
    主催者に敬意
    荻原節は「夢」にあり
    私にしかできない?
    「すべて自分が」の危うさ
    「加藤市政継承」だけなの?
    SAPPORO 2030を分捕れ?
※後編
【泥をかぶる決意を示した!? つちや龍一郎さん】市長選討論会を読み解く


主催者に敬意

討論会主催者に敬意を示し、クレジット。
令和3年長野市市長選挙立候補予定者公開討論会
【日時】令和3年10月18日
【コーディネーター】小宮山 知紗
【主催】長野青年会議所・南長野青年会議所
【主催者提供公式映像】

   



荻原節は「夢」にあり

まず、全体の印象と総論を。
荻原氏はアスリートらしい体形で、スーツも似合う。声は若々しく、自信を感じさせる。自信の源泉は、知名度だろう。
自分のカッコよさをよく自覚していらっしゃる風で、さすがにグラビアの仕事をするだけのことはある。土屋龍一郎氏の、ちょっと控えめだが丁寧な物腰とは、対照的だ。

(荻原氏のインスタグラムから引用)

惜しいのは、聴衆に語るときに視線を向ける先。手元のノートパソコンに落とすか、なぜか正面ではなく、左の方に視線を送っている。視線を合わせてこない人物に対して、人は無意識に、信用度を一段階落としてしまうものだ。
荻原氏の演説で印象的だったのは、「夢」という言葉。9回も使っていて、「夢」というポジティブ・ワードで、台風災害と新型コロナに苦しむ市民に希望を与えて勝利する戦略なのだろうか。

アスリート → エネルギッシュ・豊富な行動力 → 危機に際しての突破力 

荻原氏は突破力を印象付けたい?

という、政策よりも「夢」などによるイメージ戦略に傾注している(ように見える)。

「金メダル取った人が、そこまで自信ありげに言うんだから、何かやってくれるんじゃない?」

 有権者にそう信じてもらうのが、彼の「夢」なのかもしれない。
だが、自信あふれる態度には危うさも感じる。




私にしかできない?

「スポーツを通じた元気で明るいまち作り。
これは本当に私にしかできない分野だと確信してます」

荻原氏の自信あふれる言葉に、小泉はずっこけた。ちょっと待ってくださいよ。言っていることとやっていることが、違いませんか?

今年7月、長野市はオリンピックを盛り上げるため、イベント「東京2020大会コミュニティライブサイトin NAGANO」を開催。荻原健司氏はゲストとして招かれていたが、直前になってキャンセル。会見した加藤市長は、その理由を説明できなかった(令和3年7月20日長野市長定例記者会見)。正当な理由があるならしかたがないが、この荻原氏の行動は如何なものか。スポーツを通じて市民を落胆させないよう、気を付けていただきたい。
大体、スポーツで元気にするというのは、長野市総合計画やスポーツ推進計画が掲げる「スポーツを軸としたまちづくり」の焼き直しではないか。それが悪いとは言わないが、長野市は五輪開催以来、五輪施設を活用した競技大会誘致-スポーツコンベンションを成功させる一方、パルセイロ、グランセローズ、ブレイブウォリアーズ、ボアルースといった地域密着型スポーツと連携してきた。それなのに「私しかできない」とは尊大でないか。あなたがいなくても、ドタキャンされても、長野市はやってきたのだ。

「すべて自分が」の危うさ

荻原氏の自信はこれに留まらない。

「私自身が営業マンとなって、IT関連企業の誘致促進を図っていきたい。(中略)トップセールスというのは私の得意分野」

「長野市の農業発展のために、トップセールス」

「スポーツコンベンション、または大規模コンサートなどを誘致することを積極的に進めることが求められており、まさに私の出番」

スポーツを通じたまちづくりばかりか、企業誘致、農産物のセールス、各種イベント誘致まで、荻原氏は得意で、独力で解決できると言う。荻原健司氏がスキージャンプとクロスカントリーを得意としていたことまでは知っているが、そんなに幾つも大得意があるものなのだろうか。金メダルのような実績があれば信じることかできるのだが。
かつて長野県には、全国的な知名度を背景に当選し、何でも自分でやりたがる首長がいた。トップセールスも得意だと自賛していた。県民は熱狂し、90%以上の支持率で彼を迎え入れたが、彼が退場するときには精緻な行政機関が、組織の体をなさなくなっていた。トップが、自分が独りで動きやすいように組織の規律を溶かしてしまったからだ。その姿は、一部から「独裁」と評されたこともある。それを内部で身近に目撃していた小泉としては、心配だ。首長には組織をマネジメントする力こそが求められるのだ。
荻原氏は加藤市政の、行政の継続性を重視する立場だ。だが多くの課題をトップセールスで解決すると言う姿勢は、行政機関の組織的対応で解決するオーソドックスな行政手法と相いれるものなのだろうか。

何でも売りまっせ

土屋龍一郎氏も、前回2017年の市長選挙ではトップセールスを謳っていた。今回は、荻原氏にそれを譲ったのだろうか。あれもこれもトップセールスで解決すると張り合う不毛に巻き込まれるのを避けたのだとすれば、正しい選択だ。

「加藤市政継承」だけなの?

荻原氏は行政の継続性を重視しているから、新しいものを求めるのは酷なのだろうか。しかし、彼も討論会で「時代の転換期を迎えている」、「変化をしっかりと捉えて、的確に対応していく」と言っている。
そう思って討論会の発言を追ってみたが、見事に新しいものは見当たらない。
たとえば「健幸増進都市」は「長野市健康増進・食育推進計画」のアレンジだろう。「ワクチン接種をやりぬく」といっても、すでに国・県・市の各層が取り組んでいることで、誰が市長になってもやらねばならないことだ。「感染症対策チーム」とは、今の保健所のチームとしての取り組みと何か違いがあるのだろうか。
その中で目を引くのは、強いて言えば「子育て総合支援センター」かもしれないが、これはどのようなものなのだろうか。既に長野市にはこども未来部があり、世界初の「長野モデル」で産後のお母さんを支える等、母子保健に積極的な保健所がある。これらとの違いが分からない。
加藤氏継承と言っても、新しい政策が皆無では寂しい。全て加藤氏の前例踏襲なら、誰が市長でもよいではないか。

SAPPORO 2030を分捕れ?

小泉は、2016年、世界で初めて(多分)、2026年札幌オリンピック招致が成功した際は、ソリ系競技を長野市スパイラルで行うアイディアを長野市議会で提案。札幌と研究するよう求めた。その後、IOC(国際オリンピック委員会)が札幌市にソリ系競技の長野開催を求め、長野市・札幌市で覚書が結ばれている(札幌市の2030年冬季オリンピック・パラリンピック大会招致に向けたスパイラル使用のための覚書締結について)。そういう経過があったので、正直、荻原氏がこの件に触れてくれたときは嬉しかった。だが、続く言葉を聞いて絶句した。

スパイラルー長野市ボブスレーリュージュパーク

「スパイラルを使うだけではなくてやはり他の種目についても、同時に長野市に招致することによって、2030年札幌の冬季オリンピックが招致された際には複数の種目がこの長野市で行われる。(中略)そんな取り組みを進めていきたい」

ちょっと文章が整っていないが、つまり、ソリ系競技(ボブスレー、リュージュ、スケルトン)以外の競技も、札幌オリンピックから分捕って長野に持ってくると言いたいらしい。
IOCが「ソリ系は長野で」と指導したからそうなったが、札幌は他の競技は全て道内で開催するつもりだ。IOCは今年または来年にも2030年の開催都市を決めたがっており、このタイミングで競技会場の配置を円満に変えることができるのだろうか。それは大きな混乱を招き、長野市と札幌市の信頼関係にも影響を与えかねない。それとも、荻原健司氏は、IOC選手委員選挙に2度続けて落選しているが、案外、IOC中枢に何か特別な繋がりがあるのだろうか?
もちろん、キング・オブ・スキーと称された荻原氏はスポーツマンシップに長けた人物であり、長野市民を欺瞞するために実現不可能なホラを吹いているなどということは決してないだろうと信じたいのだが...
ちなみに上掲の荻原氏発言中、「種目」という言葉は「競技」に置き換えるのが正しい。例えば「リュージュ」競技の中に、「一人乗り」、「二人乗り」等の種目がある。IOCや札幌招致委員会と渡り合うのに、スポーツ用語のイロハが分かっていなくて大丈夫なのだろうか。

ポスト新型コロナの長野市の浮沈を決める市長選挙は、今月31日投票日です。




2017/10/29

侮しい結果の市長選

現職加藤氏に当選確実判定

長野市長選挙は開票中だが、既にTVメディアは加藤候補の当確を伝えている。
加藤氏の当確を祝福したい。


土屋龍一郎候補は追い上げたが、届かず。ある報道記者は、あと1週間あれば逆転もあり得たと評した。つまり、衆議院選挙による政治活動の制限がなければ、違う結果があり得たということ。無念。
土屋氏を支援下さった有権者の皆様に、感謝を捧げると同時に、小泉の応援が非力であったことをお詫び申し上げる。


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2017/10/28

つちや龍一郎候補、追い上げ急!!-長野市長選挙

有権者の声を聴くつちや龍一郎候補(つちや龍一郎ツイッターから引用して抜粋)

土屋龍一郎候補が急伸

正直に言う。小泉はつちや龍一郎候補を応援しているが、想定以上の戦いぶりを示している。10月26日の拡大個人演説会は、会場である婦人会館が駐車場を欠くという条件にも関わらず、会場定員300人を遥かに上回る動員に成功。会場につちや候補が登場すると、有権者は熱狂し、つちやコールに沸きかえった。



これには小泉もビックリ。現職候補の集会も相当の人を集めたと聴いたが、アチラは組織選挙。組織・企業の割り当て動員をアテにできる。それに対し、つちや陣営は「超草の根」を標榜している。ガチガチの動員をしない、できない選挙体制であるにも関わらず、想定動員数を上回る集会とすることに成功した。長野市で、何かが動き始めている。

個人演説会は廊下で立ち見

10月27日の更北公民館は、つちや候補の政策を聞く聴衆で文字通り溢れかえり、立ち見が出る大盛況。陣営はこの日も見立ての3倍以上の有権者の動員に成功し、嬉しい悲鳴あげることとなった。小泉は、どうしてもつちや候補の応援演説をさせてくれと頼み込んでいたのが、この日実現した。





泣いても笑っても、選挙運動は今日一日で終わる。土曜の最後の追い込みが、どれだけ有権者に浸透するかが、勝負の分かれ目になるのではないか。
有権者のみなさん。明日、投票上に足を運んでいただきたい。そしてどうか「つちや龍一郎」の名前を、記していただきたい。それで後悔することはないと、小泉は固く信じる。


現職候補の人脈に不安

現職の選挙運動について、一言だけ、どうしても触れなければならないことがある。このビデオだ。




このビデオの主張は何か。75歳の現職市長が、顔を白塗りして「どかん」と連呼することで何を有権者に訴えるというのだろう。小泉には、さっぱり分からない。こんなビデオを流しておけば集票が期待できるという発想は、有権者を愚弄するものである。こんなモノをアップしても、プラスよりもマイナスが大きいと、そう諫めることのできる人物が現職候補の陣営にはいないのだろう。現職候補は、自分の人脈を長野市政に生かすとウソブくが、諫言する人物もいないような人脈の程度は、たかが知れているのではないか。

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2017/10/19

つちや龍一郎氏の主張とは

来場者の声を聴く土屋龍一郎氏

会って聴けば良いことをいう人

...という感想を語る人がいた。市長選出馬予定者の土屋龍一郎氏のトークを聞いた後のことである。

今回の長野市長選挙は、直前に衆議院議員選挙の時期が重なったおかげで、公職選挙法上、後援団体の運動が制限されることとなってしまった。そのおかげで、市長選出馬予定者は、現職も新人もその主張を有権者に伝えづらい状況にある。現職はその1期目の任期4年間で、政策や人柄はある程度市民に浸透しているだろうが、新人のつちや氏と直接対話してそれらを評価する機会を市民は殆ど持たないのが現状ではなかろうか。新人の土屋氏を招いて彼の声を聴くトーク集会を、小泉は主催した。10月14日のことである。

土屋氏に対する評価

最近のブログで、土屋氏が次世代エネルギーパーク構想に対して示した見解を小泉は評価しているのは、読者の皆様が既にご存知のとおり。
http://www.koizumikazuma.jp/2017/10/blog-post_13.html


この日は、この話題のほかに、オリンピックミュージアムネットワーク:OMNに、エムウェーブ内のオリンピック記念館が、東京・札幌よりも早く加盟したという土屋氏の功績を、小泉から紹介した。日本最初の、国際オリンピック委員会公認を得たオリンピック資料展示施設は、実は土屋氏の交渉によって実現したのは、昨年のことである。彼は当時、(株)エムウェーブの社長であり、長野市から指定管理を受けてエムウェーブを運営する立場ではあったものの、OMN加盟について長野市が指示があったわけでも、そのための予算の配当があったわけでもない。彼独自の判断でOMN承認を実現したことで、海外のオリンピックムーブメントの愛好家に長野市の展示施設を広く知らしめ、観光施設としての発信力をエムウェーブは高めた。2020年東京オリンピック開催の機会を得て、訪問者による経済効果が期待されるところだ。

情報に飢える市民

会場の西和田公民館は、大入り満員の盛況となった。用意した資料が足りないのではないかと心配になるほどだ。現職に比べて少ない新人についての情報を市民は求めているのではないかと小泉は推測していたが、やはりそうなのだろう。困難があっても、つちや氏は市民に自らの情報を伝える努力を、積極的に配慮する必要があるだろう。
当日の土屋氏のトークを抜粋してYoutubeにアップした。新人・現職の双方の人格・政策を判断する際の参考としていただきたい。衆議院議員選挙の陰に隠れてしまいがちな市長選挙だが、高投票率の下で実施されてほしい。



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2017/10/13

つちや龍一郎トーク会の事情

小泉はなぜ土屋龍一郎トーク会を主催するのか


それは、長野市役所の言いなりにならない土屋さんを知っているからだ。そして市長選挙(10月29日投票日)に出馬を予定する彼が、ミニ集会という平で有権者とどのような対話を持つのか。小泉自身が興味を持つからなのだ。


ハコモノ行政への疑問

平成23年、次世代エネルギーパークをエムウェーブに設置しようという構想が、長野市役所で唐突に立ち上がった。
当時、小泉はこの構想に批判的だった。というのは、エムウェーブが次世代エネルギー啓発の拠点という構想にピンと来なかったし、太陽光発電エリアが長野オリンピック記念館のスペースと重なっており、記念館の運営に及ぼす好ましからざる影響を懸念したからだ。
次世代エネルギーパーク資料(長野市役所作成)
小泉以外にも、費用対効果等それぞれの観点から構想に批判的な声が議会内にあったことから、平成24年3月、構想は事実上棚上げにされている。
当時、土屋さんは(株)エムウェーブの社長だった。同社はエムウェーブの指定管理者であることから、長野市エムウェーブ次世代エネルギーパーク整備協議会の委員には、同社が名を連ねており、土屋さんも議論に参加している。
この種の審議会は、第三者機関と謳われながら、実際は市役所が作った事務局案にお墨付きを与えるだけの御用審議会となってしまう場合もある。しかし、長野市から指定管理料を受け取ってエムウェーブを経営するという難しい立場にありながら、土屋さんは市に迎合することなく、疑問を投げかけていた。毅然と自分の意見を述べた彼の行いには、光るモノがありはしないだろうか。松本市も千曲市も中野市も無料の放課後こども教室を、役人の言うままに月額2000円と決めてしまった現職の加藤久雄氏とは、ここが違う。

しかし物足りないところも

土屋さんには、このように芯の強いところがあるのだが、それを自分からは敢えて主張しない性分のようで、現市政に「異議があるということではない」等とメディアに答えている(2017.6.14信濃毎日新聞)。それでは選挙に出ようとする意味が有権者には分かりづらくはないか。現職批判をしないのは戦術としては理解できる。しかし、現職に異議なしとは言い過ぎだ。
「土屋さんの出馬予定は、実は次回選挙で保守派からのお墨付きを得るための名乗り上げということなのでは」
そういう声も、実際に有権者から聴く。
今回、どうしても勝つ。死に物狂いで現職に迫り、打ち負かす。その気迫を、土屋さんは見せてほしい。市民は期待している。

2017/10/11

「つちや龍一郎って、誰よ?」というあなたのイベント

国政選挙に埋没しがちだが

衆院選挙投票日の翌週には、市長選挙もある。え? 市長選挙もあるの? ...なんて声も、実際に聞かれるが、あるんです! 10月29日は、長野市長選挙と市議補欠選挙の投票日。2週続けて、しっかり投票権を行使するべし。
さて、現職の加藤久雄氏はさすがの知名度。

元気玉ドカーン!! 俺が加藤久雄!
元気玉「ドカーン」(長野商工会議所ホームページから転載)

今のところ、現職に対抗出馬を表明しているのは土屋龍一郎氏だけ。一騎打ちの選挙戦が見込まれる。
「こんなもんじゃない長野」土屋龍一郎ですっ
超草の根! (フェイスブックから転載)

両名の情報ソースとなる公式ホームページは、それぞれ次のとおり。経歴等は、こちらをご参照ください。
http://tsuchiya-ryu.jp/
http://katoh-hisao.com/

現職に関しての情報はネット上に氾濫している。が、土屋龍一郎氏のそれは少なく、有権者の知り得る判断材料には大きく偏りがある。そこで。

つちや龍一郎トーク会

を開催することにした。
◆10月14日(土) am10:15~10:50
◆西和田公民館(駐車場に限りあり)
◆ゲスト つちや龍一郎氏
◆主 催 小泉一真
◆問合せ先 小泉一真 090-9353-5132 5123kwazuma@gmail.com





なお、11時からは、会場の西和田公民館から徒歩3分の和田公園で、仲秋古牧野外コンサート(無料)が開催される。トーク集会の後はこちらへどうぞ♪


2017/10/07

マレットゴルフ市長杯



犀川の河川敷で、マレットゴルフ市長杯開会式にゲスト参加。
市長を前に、「29日は市議補欠選挙の投票日。是非投票を。」と呼びかけ、選挙啓発。国政選挙の前に市長選は霞んでいるが、さらに埋没しているのが市議選。候補をきちんと選んでいただきたい。
主催者からは、「市長は29日に正念場を迎える」と現職寄りのあいさつ。現職が直ぐ側に居るから当然の社交辞令なのだろうが、203人の参加者のうちの相当数の投票に影響があるだろう。現職の強みとは、こういうこと。


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読み応えあり! ブログ書下ろし記事

「市議会だより」はフェイク・ニュース!? 採決ゴマカシ表記を編集委員会が決定? 小泉一真は退席して抗議!!

定例会ごとに発行される 長野市議会広報紙「市議会だより」 。小泉一真が委員を務める編集委員会で、市民を欺くようにも見える紙面内容が決定されました。 「✖は〇に」「〇は✖に」 採決を捻じ曲げる広報?  「市議会だより」は、毎号、各議案等について会派ごとの賛否を示す「審...