5000万円という高額の市第一庁舎・芸術館空間装飾デザイン工事予算。160億円かけて建築した、まだ築4年の建物に、なぜ高額リフォームが必要なのでしょうか。有権者の疑問に応え、小泉一真は調査。議会で指摘した不透明な予算編成を、今月2日、朝日新聞(信州版)が報道しました。 |
市民を裏切るな
この件について、小泉一真は今年の6月議会・8月議会で立て続けに質問。施設整備の予算要求前に済ませておかなければならない公共施設整備事前協議を行わないまま、5千万円もの予算要求が通ってしまった不可解な点を質し、議会の議論をリードしました。事前協議制度は、公共施設整備の必要性を確認する作業として、2018年度、総務部が定めましたが、総務部自身が所管する事業において適用されていなかったことになります。
ルール破りの裏切り予算! 5千万円で築4年目の庁舎デザインをリフォーム! それって誰トクよ?
同紙の取材に対し、小泉一真は「市が自ら決めた事前協議のルールを守らないことは(公共施設削減への)市民の協力を裏切るものだ」とコメントし、引用されています。
長野市は公共施設マネジメント指針等において、多数の公共施設の更新の時期と人口減少の時期が重なることから、今後20年間で20%の公共施設床面積を減らす目標を立てており、地域ごとに議論が進められています。
市民の協力に恥じぬよう、長野市は自らの襟を正す必要があるのではないでしょうか。
長野市は公共施設マネジメント指針等において、多数の公共施設の更新の時期と人口減少の時期が重なることから、今後20年間で20%の公共施設床面積を減らす目標を立てており、地域ごとに議論が進められています。
市民の協力に恥じぬよう、長野市は自らの襟を正す必要があるのではないでしょうか。
人のことを言えない議会
予算要求前に事前協議をしていないという、制度上の明白な不備を指摘できた市議は、小泉一真だけです。なぜ他の市議は、このような大きな問題を質問できないのでしょうか。
実は、長野市議会も、同様な前歴があるのです。第一庁舎を更新したときに、本会議場等の議会施設も全て一新されました。この直後、本会議場の机が狭いと一部議員のワガママとも思える主張が噴出し、何とこの声が通ってしまいました。手直しに要した費用は723万円。もちろん、全て公費です。小泉一真は、現状の机で十分との声を議会事務局に伝えましたが、議会の趨勢に逆らえなかったようです。
議会も、必要性に疑問がつく施設改修予算の執行を要求していた点では、今回のリフォーム予算5000万円と同じ穴のムジナと言えるのではないでしょうか。だから議員の多くは、今回の問題をまともに取り扱うことができないのだと、小泉は見ています。
限られた予算を工夫して使いましょうと、言わねばならない議会がこれでいいのでしょうか。今月15日投票日の市議選で、このような議会の風潮が改まることを期待します。