市議会ぐるみの倫理条例違反!! 公費飲食して自浄能力は無し!?|『全部言います!』小泉一真の市議会トーク

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2018/01/15

市議会ぐるみの倫理条例違反!! 公費飲食して自浄能力は無し!?

自ら正す姿勢なし

やはり長野市議会に多くを期待できないと、小泉は知った。千曲衛生施設組合ぐるみで公費を乱用し、酒宴を慣例的に重ねてきた問題について、早くに信頼回復に向けた取り組みがなされることを、小泉は期待してきた。組合にも長野市議会にもその期待が薄いとみて、まず住民監査請求をしたことは、昨日のブログで皆様にご報告のとおり。 本日、本市議会議会運営委員会(以下「議運」)は、公費飲食事件について議論した。

僭越な事務局


議運では、千曲衛生施設組合(又は組合議会)が公費飲食事件への対処方針を決定したら、長野市議会もそれに従えば良いという態度が大勢。その筆頭が、何と議会事務局なのだから恐れ入る。
議運における議会事務局の発言は、議会に対し絶大な影響力がある。
しかしながら事務局が議員の畏敬の対象となるのは、条文解釈や前例の把握に知悉しているからだと、まず自覚していただきたい。議会不祥事に取組む手順や手法といった、マニュアルにない政治的な判断にまで容喙することは、事務レベルの補佐役である事務局の則を越えるものであり、極めて遺憾である。ただでさえ市民の信頼回復に早期に取り組むことに消極的な本市議会の大勢は、事務局によってさらに増長したと批判を浴びても仕方がないだろう。

主体なき長野市議会

ところで、組合議会の問題なのだから、その方針決定の後に動けばよいとの本市議会の方針は、妥当なものだろうか。組合議会が「シロ」と判断したら、本市議会議員も公金による内輪の宴席への参加をよしとすべきなのだろうか。また、組合議会の方針決定が遅れても、方針が決定できなくても、それを受け容れなければならないのだろうか。議運委員の中には、組合議会の「指示」に基づいて公金の返還等をすればよいと暴論を吐いた者までいた。およそ本市議会の主体性を考えた発言とは言い難い。確かに、公費による飲食の予算の出所は組合だ。が、飲食した組合議員を選出したのは長野市議会であり、その選出は各会派ごとに人数を割り振って行っている(無所属の小泉を除く)。公費で飲食するような議員を組合に差し向けた責任は本市議会にあり、また各会派にあるのだ。

「カネを返せば済む」との態度

ほとんどの議運委員の発言は、せいぜい飲み代を返還すればよいという程度のもの。小泉は住民監査請求で返還を求めているのだから、その結果を待つべきではとの発言も飛び出した。冗談ではない。本市議会議員多数が長年に渡って公費で飲食してきたのは事実であり、まずその非を認める発言を議長がなすべきだ(その後、事案の詳細把握と収拾策の議会内合意について、ある程度の時間がかかることには、住民も理解してくださるだろう)
だが10人の議運委員のうち、同様な意見を述べたのは、布目ゆきお委員だけ。
布目委員は、本市議長は組合議長とこの問題について協議しているのかと質し、していないとの答弁も引き出している。両議長の問題解決に向けた取り組みは、何らなされていないということだ。
「各会派は自派所属議員のうち誰がいつ公費で飲んだのか把握しているか」と小泉から質したところ、新友会(自民党系)からは「把握している」旨の答弁がなかった。市民感情を恐れぬ、驚くべき神経だ。

政治倫理の問題としない、させない!?


小泉は昨年12月定例会一般質問で、次の様に議会に呼びかけた。


本市議会議員の政治倫理に関する条例は、議員の行為規範として第3条に、議員の品位及び名誉を傷つけ、市民の信頼を損なう行為をしたこと等を掲げており、当該議会費による飲食がこれらに抵触するのは明らか。関与した議員が多数であり、長期に及ぶと予想されることから、本件に係る説明責任を市民に尽くすためには、同条例に基づく議員政治倫理審査会又はそれに準じた体制による調査と報告が適切かつ必要な場面であると思料いたします。我々議員は、そのために行動するべき状況にあると皆様に強く訴えさせていただき...




本市議会には、何としても
自浄能力を発揮してもらわねばならぬ。政治倫理審査会は、2以上の会派で且つ4名以上の議員の要求で設置できる。審査会設置を特定の会派・議員にではなく、本会議で全議員に呼びかけた意味を考えられない程度の議運なのだろうか。勿論、小泉の狙いは、全会派・議員の合意による審査会設置であり、それができれば議会の自浄能力は最大限に発揮されたと、誰もが認めるだろう。決して非現実的な話ではない。実際、昨年3月、本市議会議員が飲酒運転により検挙されたときには、全会一致で素早く飲酒運転撲滅を決議している。
だが本会議での小泉の必死の呼びかけは、会派に所属しない者の苦し紛れのスタンドプレーとしか、市議の多くは理解できていないようだ。無所属のはみ出し者が、政治倫理を云々するとは片腹イタイ。政治倫理条例の運用は、スタンドプレーヤーの好きにはさせない。公費飲食は政治倫理の問題とはしないし、させない。それが議会多数派の思惑のように見える。政治倫理審査会設置(又はそれに準じた措置)に向けた議会の取り組みは不必要との論調で、議運の議論は終始しした。

市議会ぐるみの倫理条例違反


議員は、政治倫理に反する事実があるとの疑惑を持たれたときは、自ら真摯かつ誠実に事実を明らかにし、その責任を明確にしなければならない。

信毎・朝日・中日等各紙は政治倫理上の問題としてのスタンスから本件を報道している。その現実に対し、本市議会は「自ら真摯しかつ誠実に事実を明らかにし、その責任を明確にしなければならない」責務を負っているのにも関わらず、それは組合に任せておけばよいと言う。
組合ぐるみの不正な公費飲食の次は、市議会ぐるみの政治倫理条例違反。そのような議会の中にあって正気を保つことがいかに難しいか。小泉は今それを学んでいる。

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