【共産党の横暴】
千曲衛生施設組合の公費飲食事件に係る請願についての、続き。もしも長野市議会の支持率調査をしたなら、今は最低水準に違いない。その元凶は、言うまでもなく器物損壊・強制わいせつで有罪が確定した元議員・生出光の犯行にある。議会、中でも身内から犯罪者を出した共産党は、今、反省が必要な時期だ。小泉はたびたびこの件で謝罪してきたし、最近では特別職報酬等についての一般質問でも言及している。
であるのに、共産党は、何をか反省しているのだろうか。公費飲食事件に係る請願審査では、会派代表である野々村博美氏と滝沢真一氏の両名が、そろってエラい人たちの飲食に費消された市民の血税を補填する策の検討にことごとく反対。議会の信頼回復に今、最も危機感と責任を負っていなければならない共産党議員が、身内に厳しくするどころか、大甘であることがよく分かる。
野々村博美氏 共産党会派代表 |
(写真は議会ホームページから引用)
【司法判断が必要? 自分で裁判起こせば?】
野々村氏は、返すには司法の判断が必要だと力説する。同様の説は、布目裕喜雄委員も唱えていた。自分らの同僚議員が飲食に費消した市民の血税を返させたいなら、納税者が裁判に訴えろという態度だ。共産党長野市議団に今、最も必要な謙虚さも反省もうかがえない。
司法判断が必要だと言うなら、返金のため千曲衛生施設組合が納入通知書を届けた時点で、入金の必要がないことの確認を求める訴訟でも起こせばよろしい。公費飲食という議会・行政不祥事の原因は、市民の側にあるのではない。原因者である議会と行政側が、その解決に汗をかかなければならないのは、当然のことではないか。
野々村氏は、寄付行為に抵触すると指摘されている自主返納だけでなく、公費飲食を補填する方策全般について、公職選挙法に抵触しない保証を求めている。これも同様で、そのような方策を探すのに責任を負うのは納税者ではなく、税金で飲んだ議会が苦労すべきなのだ。
野々村氏は、寄付行為に抵触すると指摘されている自主返納だけでなく、公費飲食を補填する方策全般について、公職選挙法に抵触しない保証を求めている。これも同様で、そのような方策を探すのに責任を負うのは納税者ではなく、税金で飲んだ議会が苦労すべきなのだ。
そもそも、組合が支出したエライ人たちの飲み代は、本来は彼らが支払うべき金を組合が立て替えているということができる。飲み会の清算が寄付行為に当たらないということについて、イチイチ司法判断を仰がなければならないとの主張は馬鹿げており、市民的常識からは理解しがたい。
【決算認定したから返しません?】
野々村氏はまた、組合議会が公費飲食への支出を、決算認定しているとわざわざ言及している。だから何?
議会が公費支出を知り、積極的にその意義を認めて決算認定してきたわけではない(もっとも、仮にそうであるなら、それはそれで大問題だが)。単に自分たちの飲み代について触れずに見逃してきたということだ。決算認定は公費飲食が適切であるという免罪符になるわけではない。それどころか、議会のチェック機能が十分に果たさせてこなかったことを十分に反省するべき場面なのだ。
議会が公費支出を知り、積極的にその意義を認めて決算認定してきたわけではない(もっとも、仮にそうであるなら、それはそれで大問題だが)。単に自分たちの飲み代について触れずに見逃してきたということだ。決算認定は公費飲食が適切であるという免罪符になるわけではない。それどころか、議会のチェック機能が十分に果たさせてこなかったことを十分に反省するべき場面なのだ。
ここでも共産党の無反省さが際立っている。
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