『全部言います!』小泉一真の市議会トーク

プロフィール


小泉一真ポートレート 長野市議会議員: 小泉一真(こいずみかずま)
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2018/09/25

税金で飲んでええじゃないか♪という議会のリクツ: まず市民的な常識を身につけよ! 行政に水を差し、ねじ曲げる議員たち

【行政のやる気に水差す議会!?】


中野清史氏 新友会
前回の続き。議員等特別職による公費飲食の補填を検討せよとの市民の請願を、不採択とした福祉環境委員様たちのアリガタいロジックを検分してみよう。まずは中野清史委員。初めに彼は、千曲衛生施設組合長からの文書を引用する。



「長野市議会に提出された本組合に関する請願への所見について (回答)
過去に行われた食糧費の支出に関しては、これまでも組合議会等において、支出に違法
性はなく、返還の法的義務はないとの見解を示してまいりました。
しかしながら、今般、長野市議会において 「議員等特別職の飲食に費消された公費の補
填を求める千曲衛生施設組合あて意見書の提出を求める請願」が提出され、本組合に対し、議員等特別職の飲食に費消された公費について補填する措置を実現する方策を最大限検討されたい等の意見書の提出を求めていることを了知いたしました。
したがいまして、本組合としては、当該請願において述べられている主旨に関し検討を
行い、その結果を改めて10月に予定する組合議会定例会においてお示ししたいと考えます。」


委員会傍聴席で、初めてこの文書を見た小泉は、ちょっと驚いた。というのは、今年5月23日の時点で、組合長である千曲市長は、自主返納のほかに「方法はありません」とテレビ取材に対し明言していたのだ。当時は自主返納による解決を目指していたのにこれを断念したのだから、つまりは公費飲食の補填の方法はもうないと決めつけたのに等しい。
この辺の経緯は、次のブログが詳しい。


完全アウェイの猿芝居に小泉乱入!! 公費飲酒事件の幕引きは許さないっ


「本組合としては、当該請願において述べられている主旨に関し検討を行い、その結果を改めて10月に予定する組合議会定例会においてお示ししたいと考えます」との文言は、当時の方針を転換した上で、請願の採択・不採択に関わらずその意見を汲むということだ。二、三の気になる点はあるが、請願による成果として評価するべきだろう。
しかし、中野委員はこの文書の存在を理由に、請願を採択する必要はないと言っているように聞こえる。

は あ ?

組合行政がやる気を出しているのに、議会が請願を不採択にして水を差すというのは、いったいどういうことなのか。さっぱり理解できない。中野委員だけでなく、不採択とした他の3人の委員も同様だ。それでも、この文書に触れたのは中野委員だけだから、不採択とした委員の中では、彼は比較的マトモなのかもしれない...。およそ市民的な常識でしか考えられない小泉には、恐るべき世界だ。議会ムラとは。




↑ 中野氏の発言はこちらのビデオで確認できる。

【答弁ねじまげ、それでもやっぱり意味不明】

布目裕喜雄(ぬのめゆきお)氏
改革ネット
次に発言したのが、布目裕喜雄(ぬのめゆきお)氏。彼の議会での発言には見るべき点があると思ってきた。だが、この委員会を傍聴した後は、それは正しかったのだろうかと悩むようになった。
誤払い金として処理する方法があるとの請願者の指摘を、彼は次の様に退ける。



「会計局の判断としても違法性はない支出でありかつ配慮が足りなかった支出というものについては、誤払い金に当たらないのではないかという認識も示されている」


しかし会計局は、布目氏の質問に対し、「誤払いに当たるかどうかは判断できない」と答えているのに過ぎない。行政のプロの誠実な答弁を、強引かつ傲慢にも、布目氏は自分の目指す結論に都合の良いように「誤払い金に当たらない」とねじ曲げてしまった。少なくとも彼の請願不採択の論拠の一つは、成立していないのだ。


【布目理論のオカシさ】

どうやら布目氏は明確な「違法性」がなければ誤払いとしての処理ができないと言いたいらしい。果たしてそうだろうか。
例えば、我々が数人で酒場でしたたかに飲み、比較的酔いが回っていない一人が会計役となってとりあえず飲み代を立て替えて払っておく。翌日以降に、会計役が飲み代の清算を求めたところ、こう言われて払ってもらえなかった。
「いや、君が立て替えて支出したことは何ら違法ではないんだよ」
これはオカシクはないか。彼が清算を求めるのは、違法だからではない。彼は自分の金を取り返す権利を持っている。同様に、組合が議会・特別職のために立て替えた飲み代を債権として回収することに、何ら問題があるはずがない。普通の市民であれば、布目氏の言っていることはオカシイと、感覚的に分かる。しかし、議会ムラの住人には、その常識が通じない。

議会は歳入の確保という点で、常々財政のチェックを行っている。組合が債権を持っていて、それを行使するのを怠っていれば、それを促して財源に資するようにチェックするのが議会の役目だ。議員・特別職の飲み代という債務だけは、チェックの対象とすることを放棄する―と市民はみなすだろう―ならば、議会はその存在意義を自ら否定することになりはしないか。



(議員写真は議会ホームページから引用)

2018/09/24

半数が退席!! 異例過ぎる委員会で「税金で酒飲んでええじゃないか♪」祭り!? ― 公費飲食事件の請願



【審査する資格なし!! 半数が退席させられた委員会】

何と、委員の半数が退席を命じられるという、異様な雰囲気で幕が開けたのが、千曲衛生施設組合(以下「組合」)の公費飲食事件に係る請願審査。




組合予算で特別職らが飲食していた件については、次のブログを参照されたい。

「公金で飲み食い」かくし議員特権を発見!! →小泉は抗議!! 




今月6日、小泉を紹介議員として市民が提出した請願が、19日、福祉環境委員会で審査された。その全文は、次のとおり。





長野市議会委員会条例は、次のように定めている。


(委員長及び委員の除斥)
第18条 委員長及び委員は、自己若しくは父母、祖父母、配偶者、子、孫若しくは兄弟姉妹の一身上に関する事件又は自己若しくはこれらの者の従事する業務に直接の利害関係のある事件については、その議事に参与することができない。(以下略)


つまり、委員長・副委員長を含め、請願審査にあたる委員の半数が組合の公費で飲み食いしていたわけで、問題が根深く広範な様を示す委員会審議のスタートとなった。

除斥規定により退席した委員。左から若林祥(委員長)、山本晴信(副委員長)、松田光平、望月義寿、松井英雄
(長野市議会ホームページから引用)


長野市議会のYoutubeチャンネルで、審議の模様を見ることができる。ただし、委員会議事録が整備できた時点で、Youtube録画は削除される運用となっているので、予めご留意ありたい。



【全会一致で反市民の結論】

除斥委員退席後に、全会一致で不採択とした委員。左から岡田荘史(臨時委員長。採決には加わらず)、中野清史、布目裕喜雄、野々村博美、滝沢真一
(長野市議会ホームページから引用)

このような異様なスタートであれば、残された5名の委員の身も引き締まろうと期待したのだが。結果は新聞報道のとおり、何と全会一致で不採択となってしまった。議員が飲食に費消した税金の補填を検討してくれという、市民の当然ともいえる請願を、寄ってたかって5人の委員が不可解なロジックで踏み躙るさまは、さながら議員としての権力行使に恍惚とする者たちの祭りを見る思いで、小泉も唖然とするよりなかった。
いったい、彼らは、だれのために働いているのだろうか。
市民利益よりも、議会ムラの身内でよろしくやっていくことを選択した委員たちのリクツは、当ブログで次回以降、ご紹介したい。


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2018/09/17

小泉一真がカブトを脱いだ!? 予期せぬ答弁にフニャフニャ質問すみません!!

長野市を質す!! 生活保護費でエアコン設置OKの新制度!(字幕:Office*Sono)

【生活保護費でエアコン設置の新制度】
このことについては、既に当ブログで書かせていただいているとおり。


【生活保護世帯の熱中症リスクについて】



全国的にこの新制度については現場での周知が進んでおらず、厚生労働省は今年7月に通知文を発出し、自治体に周知を徹底しているほどだ。小泉が長野市での保護費支出によるエアコン設置実績について今年7月に照会したところ、担当責任者は新制度を承知していなかった。そのときの回答では、対象は10世帯存在するが、実績はゼロとのこと。熱中症罹患リスクに注意を払うよう、生活保護世帯には促しているとのことだったが、もう一歩踏み込んで、新制度の下でエアコンを付けましょうと勧奨する積極性が感じられなかった。そこで小泉は、取り組みを強化させる意図の下、9月議会で質問した。

【嬉しい空振り質問】

ところが今月12日の一般質問の答弁では、8月末時点で対象は16世帯に増え、その半分の8世帯ではエアコンを設置したか、設置の準備が進められているとのこと。さらに残りの半数にも働きかけていくと、7月時点に得た心証からは一転して、積極性を感じさせる答弁となった。立派な成果だと思う。小泉は長野県庁奉職時代に、生活保護のケースワーカーを経験している。ゼロからここまで実績を積み上げた苦労が分かるだけに、積極性を評価すると申し上げるしかなかった。
調査した時点から、議会での質問までの短期間に、問題を劇的に改善するという事態は、7年間務めた議員生活の間でも稀有のことで、嬉しい誤算だ。質問後に担当責任者に会い、「頑張ってくれたんですね」と労うと、「はっぱをかけました」と答えていた。質問としては空振りだが、小泉の照会がよい影響をもたらしたのなら、それでいい。議員の活動は、議場の質問だけではないのだ。

実は、当初の質問プランでは、扶助費を増やさないようにするのが行政の仕事と言う市長発言が、エアコン設置の実績が伸びない遠因になっているのではないかと指摘するはずだった。それがいきなり崩されてしまい、市長発言についても扶助費をいたずらに抑制する趣旨ではないと確認して、良しとした。





こんなこともあるのだなあ。



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「市議会だより」はフェイク・ニュース!? 採決ゴマカシ表記を編集委員会が決定? 小泉一真は退席して抗議!!

定例会ごとに発行される 長野市議会広報紙「市議会だより」 。小泉一真が委員を務める編集委員会で、市民を欺くようにも見える紙面内容が決定されました。 「✖は〇に」「〇は✖に」 採決を捻じ曲げる広報?  「市議会だより」は、毎号、各議案等について会派ごとの賛否を示す「審...