【審査する資格なし!! 半数が退席させられた委員会】
何と、委員の半数が退席を命じられるという、異様な雰囲気で幕が開けたのが、千曲衛生施設組合(以下「組合」)の公費飲食事件に係る請願審査。組合予算で特別職らが飲食していた件については、次のブログを参照されたい。
「公金で飲み食い」かくし議員特権を発見!! →小泉は抗議!!
今月6日、小泉を紹介議員として市民が提出した請願が、19日、福祉環境委員会で審査された。その全文は、次のとおり。
長野市議会委員会条例は、次のように定めている。
(委員長及び委員の除斥)
第18条 委員長及び委員は、自己若しくは父母、祖父母、配偶者、子、孫若しくは兄弟姉妹の一身上に関する事件又は自己若しくはこれらの者の従事する業務に直接の利害関係のある事件については、その議事に参与することができない。(以下略)
つまり、委員長・副委員長を含め、請願審査にあたる委員の半数が組合の公費で飲み食いしていたわけで、問題が根深く広範な様を示す委員会審議のスタートとなった。
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除斥規定により退席した委員。左から若林祥(委員長)、山本晴信(副委員長)、松田光平、望月義寿、松井英雄 (長野市議会ホームページから引用) |
長野市議会のYoutubeチャンネルで、審議の模様を見ることができる。ただし、委員会議事録が整備できた時点で、Youtube録画は削除される運用となっているので、予めご留意ありたい。
【全会一致で反市民の結論】
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除斥委員退席後に、全会一致で不採択とした委員。左から岡田荘史(臨時委員長。採決には加わらず)、中野清史、布目裕喜雄、野々村博美、滝沢真一 (長野市議会ホームページから引用) |
このような異様なスタートであれば、残された5名の委員の身も引き締まろうと期待したのだが。結果は新聞報道のとおり、何と全会一致で不採択となってしまった。議員が飲食に費消した税金の補填を検討してくれという、市民の当然ともいえる請願を、寄ってたかって5人の委員が不可解なロジックで踏み躙るさまは、さながら議員としての権力行使に恍惚とする者たちの祭りを見る思いで、小泉も唖然とするよりなかった。
いったい、彼らは、だれのために働いているのだろうか。
市民利益よりも、議会ムラの身内でよろしくやっていくことを選択した委員たちのリクツは、当ブログで次回以降、ご紹介したい。
いったい、彼らは、だれのために働いているのだろうか。
市民利益よりも、議会ムラの身内でよろしくやっていくことを選択した委員たちのリクツは、当ブログで次回以降、ご紹介したい。

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