『全部言います!』小泉一真の市議会トーク

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小泉一真ポートレート 長野市議会議員: 小泉一真(こいずみかずま)
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2017/12/22

信毎に異議あり!! - 路上喫煙禁止条例が可決された

新聞は神ならず

報道記者さんたちは、正確で公平な記事を書くことに腐心している。普段彼らと接する小泉には、それがよくわかる。わかるのだが、彼らとて万能の身ではない。森羅万象を総べる神でなければ間違いや勘違い、そう呼ぶのが酷であれば、ビミョーに芯を外した表現というのはありうる。12月定例会の報道で、そのような事例に接した。

質疑はなかった!?

今月19日、信濃毎日新聞が一面で報じている。小泉が「あれれ?」と思ったのは、その中の次の一節。




本会議で質疑や討論はなく、議長を除く38人による採決で、共産党市議団の7人を除く31人が賛成した。
(下線は小泉)



いやいや、小泉は条例改正案に対し本会議で議案質疑しているのだが? その証拠にこの動画。



議案第111号(4分13秒)等に議案質疑する小泉一真


議案への質疑とは? 


本会議で議案に質問・質疑できる場面について、長野市議会の主な場合を小泉なりに整理すると、次のとおり。



...というわけで、議員としての感覚で言うと、条例改正案についての質疑といえば「議案質疑」であるのがお分かりいただけるだろうか。
信濃毎日新聞が「質疑がなかった」と言っているのは、「委員長報告に質疑」のことなのだろう。ところが、委員長-路上喫煙禁止条例案の場合は福祉環境委員会委員長-が答えられるのは、その議会の委員会の審議状況、つまり市役所や委員がどのような発言をしたかとか、採決の状況等に限定される。議案についての疑義を質す場面ではないのだ。「間接的に質疑」とは、そのことを指し示す小泉の表現。例えば、委員会が審議時間を殆ど取らずに強行的に採決したような場合に、議案質疑でそのような事情を本会議で明らかにし、採決の参考に供するというような運用を予想しているのだろう。だから委員長報告への質疑の関心は議案そのものというより、委員会の運営状況と言える。


どうしてこうなった?

信濃毎日新聞は虚報を流したわけではない。議会最終日の本会議においては、確かに路上喫煙禁止条例案への質疑は全くなかった。そもそも、議事進行上そのような質疑は許されていないのだから当然だ。議案質疑は、既に今月11日に終わっているのだから

 
平成29年12月定例会日程
  http://www.city.nagano.nagano.jp/site/gikai/162822.html



委員長報告への質疑がなかったと言いたかったのだとしても、「質疑」と略されては本会議において条例案に関するより本質的な議論である議案質疑を議会が怠ったという印象を読者に与えかねない。議会は怠けていると世論をミスリードしかねない。しかしそれは事実に反する。
その原因は、信濃毎日新聞が上表に掲げたような市議会本会議における質問・質疑の機会の性格を、正しく理解していなかったからのように思える。本会議の取材といえば、一般質問と採決の場面に偏りがちだ。それらに劣らず重要な議案質疑についても、メディアは関心を持っていただきたい。

議会の責任

議員にも信毎のミスリードを許す原因が全くなかったとは言えない。というのは、本会議における重要なチェックの場面である議案質疑を活用する議員が、殆どいないのだ。毎度毎度、一人で議案質疑に勤しむ自分を、スタンドプレーヤーと評する議員がいるのを、小泉は知っている。そうしておけば、議案質疑に熱心な議員が悪で不熱心な議員が善という、本末転倒の評価を正当化できるからだ。

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だが、その結果、メディアや市民にどのような印象を植え付けているのか。信濃毎日新聞は、今回、議会は怠けているかのように世論をミスリードしたのではないかと、小泉は指摘した。しかしそれは議事進行上の議論においてのことだ。路上喫煙防止条例案への本会議議案質疑はなされていたとはいえ、それは小泉によるものだけ。議会の総体的な勤怠に市民が下す評価は、また別のものでありうるだろう。

ノーチェックで15億円をポン!! - 総務委員会は気楽な稼業と来たもんだ♪

信毎は、大間違いはしていないのだ。


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2017/12/14

ノーチェックで15億円をポン!! - 総務委員会は気楽な稼業と来たもんだ♪

議員への配布資料抜粋

怒りの信毎報道

今12月定例会の「目玉」は、2つの看護学部開設に対し、15億円超の財政支援するうち、長野市が7億円超を負担することを求める補正予算案。これについての詳細な審議を担うべき総務委員会は、まるでなっとらん...そう言いたいのだろうなあ、今朝の信濃毎日新聞は。


市内2大学の看護学部新設支援
長野市会委が予算案可決

長野市議会総務委員会(10人)は13日、市内の清泉女学院大(上野)と長野保健医療大(川中島町今井原)がそれぞれ2019年4月を目標とする看護学部新設に向け、国や県の支出分も含めて計15億6500万円の財政支援をするための本年度一般会計補正予算案を全会一致で可決した。-中略-
補正予算案は、来年度の予算をあらかじめ確保する債務負担行為として、市負担分と国交付金を合わせた計8億3250万円を設定する内容。国交付金は1億円を見込んで国と協議中といい、市の実質的な負担は7億3250万円。-中略-
委員との質疑や討論はなかった。 
(信濃毎日新聞 2017.12.14 北信 傍線は小泉一真)


メディアも市民も注目しているこの案件を、全くノーマークの総務委員会。7億3250万円の買い物の決裁を議長から付託され、全くノーチェックでホイホイと全会一致で可決。良いねえ気楽で。良いねえ、それで月給は60万円。発言してもしなくても60万円。それなら、何もアクセク発言しなくてもよいということか。わざわざ信毎の記者さんが、記事の最後に「委員との質疑や討論はなかった」と、どんな心持ちで書いたのか。
しかも、7億3250万円の負担は最低限の額。市が頼みにする社会整備総合交付金1億円を国が満額交付する可能性は100%ではない。国が交付金をカットすれば、それだけ市民の負担は増えるのだ。
市は県にも支援を要請する。県の予算決定は県議会の責任だが、県の補助金を含めて15億円余りをかき集める市の方針を是とした総務委員会は、市民・県民に十分な説明責任を果たせるだけの論議を尽くしたのか。
小泉は市が看護学部新設に財政支援することに反対しているのではない。本会議では賛成する考えだ。しかし、どのみち賛成するなら、余計な議論など時間の無駄ではないかということには決してならない。小泉が次のようにブログに書いたのは、つい一昨日のことだ。


チェックできずに何が議員か!

チェックできずに問題が生じたら、少なくとも半分は議会の責任。
その程度の議会のイロハが分かっていない議員が多すぎ。
( ≖_≖​)ハァ・・・
http://www.koizumikazuma.jp/2017/12/blog-post_35.html

他の議員が小泉ブログの愛読者だとは思わないが、それにしても。公費で何十年間も飲み食いしてきた件といい、長野市議会の議員資質に対する小泉の憂慮は深い。


ノーチェックの総務委員たち

というわけで、15億円超の支出、7億円超の市民負担をノーチェックで決定された豪気な総務委員会委員各位に敬意を表し、紹介させていただく。
委員長 小泉 栄正(新友会)
副委員長 手塚 秀樹(新友会)
勝山 秀夫(公明党)
北澤 哲也(新友会)

生出 光(共産党)

鎌倉 希旭(改革ネット)

阿部 孝二(共産党)

塩入 学(改革ネット)

小林 治晴(議長)(新友会)

小林 義直(新友会)
小泉の責任

まあ、小泉は総務委員を拝命しているわけではないから。なんて逃げる気はない。小泉は委員会に先立つ本会議議案質疑で、この件について質疑させていただいている。ちなみに、この件を含めて、補正予算案に議案質疑した議員は、はばかりながら小泉一真一人だけだ。
次のリンクはその動画。冒頭イの一番で質疑している。
http://www.nagano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=2192


この件についてブログで種々のチェックポイントを指摘しながら、一般質問も議案質疑もしない議員もいる。そこまで問題意識があるなら、なぜ発言機会を自ら求めないのか。一般質問は会派の都合でお鉢が回って来ないこともあろうが、議案質疑は原則としてどの議員でも通告すればできる。残念至極である。
議員の価値は発言してナンボ。沈黙は金との言葉は、議会には通じない。...まあ、沈黙していても金にはなる、というのは事実だが、それに甘んじては市民の期待に背く。

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2017/12/12

小泉は見た!! 慣れ合いで事実を曲げた資料! - 長野市営住を県住宅供給公社に指定管理の件

チェックできずに何が議員か!

行政の出してきた議案・資料を批判的に読む。それさえできれば、行政が抱える課題・問題を指摘し、正すことができる。チェックする力がなければ、政策提案などできない。で、チェックできずに問題が生じたら、少なくとも半分は議会の責任。
その程度の議会のイロハが分かっていない議員が多すぎ。
( ≖_≖​)ハァ・・・


「よいしょ」がきつい資料
資料を読むこととチェックすることとは違う。何かモノサシを心の中に置いて読まなければ、それはできない。小泉のモノサシは「市民感覚」。市民感覚を持っているからこそ、議員が公費で飲むことは異常だとチェックできる。議員感覚しか持ち合わせていない者には、その異常性が理解できない。




長野県住宅供給公社(HPから転載)
長野県住宅供給公社(HPから転載)


さて、この資料だが、市民感覚に照らして、何か不自然じゃないか? 市営住宅の管理を続けて県住宅供給公社に指定管理させる議案について、住宅課が作った資料だ。本日の
建設企業委員会審議で提示された。【申請状況と選定結果】の「提案の概要」は積極的だ。なのに、2ページ目の「自主事業」欄が真っ白なのはどういうことだろう。
「優れていた点など」には「現行サービス水準を維持・向上させる計画」とある。本当なら素晴らしい。本当なら。そこでサービス水準を「向上」させる具体案は何かと質問。
驚くべきことに、建設部は回答できなかった。もうこれだけで粉飾資料と言われてもしかたがない。
「市営住宅リニューアルの提案」も、具体的な提案内容を説明できない。「福祉サービスを提供する施設とも連携を図る」についても、具体的な施設名が挙がらず、連携手法も明確ではない。リアリティがない。
他の委員は、指定管理とした場合のコスト縮減効果を問うたが、これも説明はなかった。コスト縮減だけが指定管理の効果ではないが、サービス水準向上についても説明できないのだから、これではちょっと寂しい。
やはり、小泉の勘が当たってしまったようだ。

どうしてこうなった?
粉飾とも見える資料を市が作る理由は何だろう。以下は小泉の憶測であるとお断りしておく。
3期続けて契約してきた県住宅供給公社と、何としても再契約したいという本心の現れではないだろうか。県の外郭団体でお役所みたいなものだし、3期も続いた付き合いで気心は知れている。公営住宅の何たるかを知悉する住宅供給公社なら議会も納得するだろう。新しい業者と契約すれば、イチから業務の詳細について教え込まねばならず、シチメンドクサい。
そんなトコロではないか。お役所は変化を嫌うし、コスト意識も薄い。一度決めた契約先を替えるのは避けたいと思う習性があることは、以前にも触れた。

「専決処分」は免罪符なのか―小泉一真 長野市議が質した“駆け込み随意契約”

指定管理者公募の説明会には3者が参加したが、実際に契約を申し込んだのは公社だけだったという。他者が交通費と社員の人件費というコストをかけて参加しながら、撤退したのはなぜだろう。市と公社との濃い関係がうかがわれたから、ではないか?
実際、市の説明は3期続いた契約先との安定感を強調する説明だった。3期続けてきた公社だから、事業を運営する中で提案も期待できるのだと。
「いやいや3期も続けてきたなら、今、その提案がなされているべきでしょう」
と小泉から指摘。

反対せざるを得ない

委員会審議で、小泉はこの議案には賛成できなかった。資料が説明できないということは、お役所が説明責任を果たせていないということ。残念ながら、これでは議会は可決する責任を負うのは難しい。

市民感覚で仕事しよう

公募したけど1者しか申し込みがなかったんだから、その相手方と契約するよりしようがない(内心は万歳)。そんなアリバイ作りのような仕事が市民益にならないことは、市役所も分かっているはずだ。市民益を考えるなら、競争性を担保したプロポーザル契約とすることにこそ心血を注ぐべき。
その方がカッコいいし、楽しいと思うよ。




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「市議会だより」はフェイク・ニュース!? 採決ゴマカシ表記を編集委員会が決定? 小泉一真は退席して抗議!!

定例会ごとに発行される 長野市議会広報紙「市議会だより」 。小泉一真が委員を務める編集委員会で、市民を欺くようにも見える紙面内容が決定されました。 「✖は〇に」「〇は✖に」 採決を捻じ曲げる広報?  「市議会だより」は、毎号、各議案等について会派ごとの賛否を示す「審...