『全部言います!』小泉一真の市議会トーク

プロフィール


小泉一真ポートレート 長野市議会議員: 小泉一真(こいずみかずま)
★プロフィール★ 詳しくはclick!
◆長野市を日本一の観光都市に!
◆こどもをしっかり育て、人口減少を乗り切ろう!
◆長野市の孤立可能性集落275は全国最多級。災害に強いまちに!
◆長野市をカッコよく! シチズン・ファースト!!(都知事や大統領より先に言ってます)
◆長野市一、税金の使い方にうるさい議員
◆長野県一、街頭演説する議員
◆得意わざ、情報公開!

2017/12/05

議会質問予告: 怪文書の出元は市役所 - 公共施設廃止の世論操作?

怪文書が出回っている

「用途廃止」とされた長野市消防団第六分団詰所
「用途廃止」とされた長野市消防団第六分団詰所((C)Google)

理解に苦しむ資料がある-住民からそんな趣旨で相談を受け、見せていただいた。確かに消防団の詰所が、「用途廃止」とされている。消防団詰所を廃止して、地域の防火防災の体制はどうなるのか。詰所の廃止は、消防団分団そのものの廃止をも意味するのか。廃止という重い言葉をフォローする情報がそこには無く、これらの不安を煽る。消防団詰所の廃止といえば軽い話ではないが、議会には全くそのような情報は提供されていない。作成した資料には担当部署と日付けを入れるのがお役所のイロハだが、それらもなく、出所も経緯も分からない。まさしく、怪文書である。

資料「古牧地区の公共施設」 長野市公共施設マネジメント推進課作成
"怪文書"-正体は長野市公共施設マネジメント推進課作成資料

市が進める結論ありきの世論操作?

小泉の調査で、資料は長野市公共施設マネジメント推進課が、各地域の自治協議会にあてた出前講座で配布したものと判明した。

公共施設マネジメント出前講座の開催について

全32地区を対象に平成27年以降実施され、今では2巡目に入っている。つまり、この"怪文書"は32地区分あり、実際に小泉はそれらをフルセットで入手した。だが、おかしいではないか。公共施設の再配置については、地域ごとの市民合意が不可欠。

① 地区の状況把握
② 施設再配置案の作成
③ 市民合意形成

これらの段階を踏み調整するとの趣旨を、長野市公共施設等総合管理計画では謳っている(P117~)
これらをすっ飛ばして、市民にいきなり「用途廃止」等と示唆することに問題はないか。建物構造とか経過年数は客観的なデータとして議論に必要だろう。だが「評価」の基準は市民合意形成の過程で定まる性質のものだ。地域でこれらの段階を踏む前に、議員にも知らせず一部住民にのみ、行政が一方的に方針を示すのは、行政の思い描く方向に議論を誘導する世論操作と見られても仕方がない。
早い話が、お役所は「結論ありき」で持って行こうとしているのか、ということ。


なぜ施設統廃合が必要か

人口減少に伴い財源は縮小し、施設は老朽化するほどに維持管理費が高騰していく。長野市は、今後の20年間で公共施設の床面積20%を削減する方針だ。公共施設を整理して、人口減少社会の到来に備えること自体は正しいし、必要なことだ。
しかし、急いては事を仕損じる。成果を焦って、地域合意のとりつけに無理があれば、後々禍根を残すことにもなりかねない。
12月7日の一般質問では、長野市の真意を質したい。
小泉の質問は、15時30分~40分頃から。傍聴、ケーブルテレビ・ネットで視聴願いますっ。

にほんブログ村 長野市情報へ

2017/12/03

質問予告:小泉提案をIOCがフォロー!? SAPPORO-NAGANO2026を真剣に考えよう



 長野市議会12月定例会、始動!!

先月末から、12月場所が始まった。小泉の質問時間は7分間。7分で成果を出さなければならない厳しい仕事か、それとも4半期に7分だけの簡単なお仕事か。市民の評価に耐える仕事を、今回も小泉はする所存。12月7日15時30分あたりからが小泉の出番となる模様。議会傍聴、ケーブルテレビ、ネット中継(または録画配信)で、議会をチェックしていただきたい。
以下、小泉の質問内容について予報!!


2026札幌オリンピック分散開催

何と、小泉の過去の議会発言と酷似することを、IOC(国際オリンピック委員会)が言い始めた。

札幌五輪招致で分散開催案を容認 IOC、そり競技の長野変更

【グラスゴー(英国)共同】国際オリンピック委員会(IOC)のデュビ五輪統括部長は28日、英国のグラスゴーで取材に応じ、2026年冬季五輪の招致プロセスに正式に参加表明した札幌市の開催計画で、ボブスレーやスケルトンなどのそり競技を長野県や平昌(韓国)に変更して分散開催する代替案が示された場合に容認する考えを明らかにした。
 札幌市が日本オリンピック委員会(JOC)に提出した開催提案書では札幌市サッポロテイネのコースを改修する計画だが、同五輪統括部長は「既存施設の活用でコストを削減できるならIOCは長野や平昌を受け入れる」と述べた。
(信毎web 2017.11.29)


長野市ボブスレー・リュージュパーク「スパイラル」全景

小泉は平成28年度議会で、長野市のボブスレー・リュージュパーク「スパイラル」を活用し、札幌市とオリンピックの分散開催について研究する趣旨を提案する質問をしている。


平成28年3月定例会-3月4日一般質問

長野市のボブスレー・リュージュパーク--スパイラルを競技場に組み入れることは、オリンピック・アジェンダ2020の理念にかなうものであり、札幌のオリンピック招致をサポートするとともに、長野市のオリンピック資産を活用する道になると思いますが、検討されてはいかがでしょうか。札幌との共同研究、提案します。

(関連記事 SAPPORO-NAGANO2026で再び冬季五輪を!!)


...というわけで、今回のIOC発言は小泉にとっては意外でも降って湧いた話でもなく、やはりそう来たか、との受け止め。札幌市長もIOC発言を否定はしていない。

2026年冬季五輪招致を表明している札幌市の秋元克広市長は30日の記者会見で、「必ずしも札幌での競技開催にこだわるつもりはない」と述べ、ボブスレーやスケルトンなどのそり競技について長野市など北海道外での分散開催を検討することを明らかにした。
札幌市は、そり競技会場として市内にある1972年大会のコース跡地を再整備する計画を示していた。秋元市長は「非常に競技人口が少ない場合、長野もそうだが、一つの自治体で専用施設を維持するのは難しい」と説明。国内に複数の競技施設が必要かどうか、国や関係機関と協議する考えを示した。
    (信毎web 2017.11.30)


当ブログ読者の皆様ならご承知のとおり、スパイラルは製氷を休止し、冬季の滑走には使わないこととするのが長野市の方針。
しかしながら、遊休資産の活用、本市のスポーツを中心とした街づくり、スポーツコンベンションによる本市の発展といった観点から、札幌オリンピックの本市における分散開催は検討する価値がある。のみならず、本市のオリンピック・レガシーを活用することで環境負荷と経済負担を極小化し持続可能な「分散開催」という新たなオリンピックムーブメントを形とすることに、長野市はオリンピック開催都市として積極的な役割を果たし世界的な貢献をなすべきでないか。平成28年とは事情も変わった。
改めて、この件についてコストの試算や分担等に係る札幌市との共同研究を再提案する一般質問としたい。

なお、IOCは札幌のソリ系協議の分散開催先候補として長野のほかに平昌も挙げているが、これは長野ほど現実的な選択肢とはなりえないものと考える。

にほんブログ村 長野市情報へ

2017/11/29

血税で勉強させてもらった成果とは!?

千曲衛生施設組合視察

昨日から組合議会はバス移動で視察旅行中。議員である小泉も帯同。当ブログ読者の皆様には、千曲衛生施設組合といえば、議員が税金で飲み食いする予算編成がなされていたことで、もう有名なあの組合。小泉はその飲み食いする機会に加わっていたわけではないけれども、組合の名誉回復の為、また住民の皆様の血税を投資するのに相応する効果のある視察とする為、しっかりと勉強させていただきたい。

処理施設の今時のテーマ

リサイクル、循環型社会の実現は今日日の重要政策課題の一つ。今回視察の対象とするし尿処理施設や汚泥処理施設も、その観点がポイントとなる。

あずさセンターの頭の良さ

し尿処理施設「あずさセンター」
松塩地区広域施設組合のし尿処理施設「あずさセンター」は、平成29年3月に更新されたばかり。既存設備を有効利用して建設費を上手に節減している。これも一種のリサイクルかな。

従前の設備を利用しながら施設更新

脱水汚泥をごみ焼却施設の助燃剤と位置付けることで、環境省から廃棄物リサイクル関係の建設補助金を受給できたという。「脱水」汚泥とは言っても、含水率70%以下の水を含んでいる。焼却施設の助燃になっているのか、逆に負荷になりはしないか。小泉は質問した。

ー会計検査でもその点を突かれた。単に汚泥を焼却しているだけではないかと。しかし環境省の定めた「助燃剤」の定義に合っていることを説明し、理解を得たー

との趣旨の回答。この論理を考えた役人は、頭がいいね。単に汚泥を焼けばゴミ。それを、助燃剤と位置付けて国への補助金申請を通させてしまう。
施設見学中に、施設長にそっと訊いてみた。

「会計検査のとき、ドキドキしませんでしたか?」
「しました(笑)」

ですよね。勉強させてもらった。
http://www.mcci.or.jp/www/matukuri/sisetu02.htm

汚泥資源化センター

さすがに横浜市は政令指定都市。見ても聴いても、へええっと唸ることばかり。

北部汚泥資源化センター
この施設だけで、何と3つのPFI事業が動いている。メタンガスによる発電、汚泥の焼却、焼却灰の再利用がそれ。ちなみに長野市のPFIは「湯~ぱれあ」だけ。

メタンガスで発電中の巨大なエンジン

8000t/日ずつ発生する下水汚泥を微生物に分解させて得るメタンを燃料に、火力発電。汚泥資源化センターというこの巨大プラントに電力を供給しながら、売電もしている。

横浜改良土センター
メタンを発生させた後の汚泥は脱水されて焼却される。残った灰は、建設工事の残土に混ぜ合わせて水分調整された後、建設埋め戻し材として再利用されている。これにより、捨てるモノは水分だけというリサイクルを実現。これを聴いた千曲衛生施設組合の職員は「素晴らしい!」と歎息していた。

まとめ

松塩地区にしろ横浜市にしろ、高いレベルで循環型社会を実現する思想がうかがわれる視察であった。千曲衛生施設組合の千曲衛生センターも更新の時機を迎えており、高い効率で持続可能なリサイクルの方法を導入してゆく必要がある。議員として、その観点からチェックできる様、更に勉強して参ります!

にほんブログ村 長野市情報へ
にほんブログ村

読み応えあり! ブログ書下ろし記事

「市議会だより」はフェイク・ニュース!? 採決ゴマカシ表記を編集委員会が決定? 小泉一真は退席して抗議!!

定例会ごとに発行される 長野市議会広報紙「市議会だより」 。小泉一真が委員を務める編集委員会で、市民を欺くようにも見える紙面内容が決定されました。 「✖は〇に」「〇は✖に」 採決を捻じ曲げる広報?  「市議会だより」は、毎号、各議案等について会派ごとの賛否を示す「審...