信濃毎日新聞スクープで、長野市内ガソリンスタンドが価格調整しているとの疑惑が浮上。長野県は海から遠くて輸送コストがかかるとか、販売量が少なくてコスト高とか、全国トップレベルの価格水準には理由があるとの知見を繰り返してきた研究機関。だがその主張は業界のウケウリだった...! |
【独自: 研究機関が広めた「長野のガソリン高くてもしゃーない説」は業界主張のコピペ2】
— 小泉一真:公園廃止反対派の長野市議 (@kazumakoizumi) February 12, 2025
研 「ガソリン価格についてはあくまで一般的な動きで解説をしたということ」
こい「一般的な見解とは業界が出元か」
研 「そうです。業界の人に訊くのが確実だろうと思った」
...本当ならナイーブ過ぎない?
【独自: 研究機関が広めた「長野のガソリン高くてもしゃーない説」は業界主張のコピペ4】
— 小泉一真:公園廃止反対派の長野市議 (@kazumakoizumi) February 12, 2025
こい「業界の言うことが全てというように聞こえるが」
研…
【独自: 研究機関が広めた「長野のガソリン高くてもしゃーない説」は業界主張のコピペ6】…
— 小泉一真:公園廃止反対派の長野市議 (@kazumakoizumi) February 12, 2025
2022年頃から長野県のガソリン価格が高い理由を「輸送量と取扱量」と喧伝してきた研究機関に、小泉から照会電話。 以下、その全貌
◆長野市議会議員の小泉一真と申しますがお世話になります
××先生ガソリンの価格の構造についてお詳しいということで
お尋ねしたい
今長野県で業界団体に報告を求める
といった流れになってきていますけれども
これについてはどのようなご見解でいらっしゃいますか
●主任研究員
私は色々とホームページ上でも過去には発信させていただいておりまして
飽くまでも一般的になぜ長野県のガソリン価格は高いのかというような認識のもと、一般的に言われるような輸送費とか
量単位あたりのコストの話っていうのをベースにして
今まではお話しさせていただきまし
て今回の信毎に端を発する一連のことについては
私どもの方で何か私見というか情報があったとか
それに対して実は私どもはこう見ていたと ういうことは
そういったものがある訳ではない。
我々も今回の報道を見て
そういうものなのかというのが正直な処である。
今の段階で、研究所、我々の
業務の中で、これについて見解を出すとか
調査について見方を(変更)するということには、現状で、今はなっていない
◆質問させていただきたいんですが
例えば2025年1月17日先月のことですよね?
スーパーjチャンネルテレビ朝日で
××先生が長野経済研究所主任研究員という身分で
輸送量・取扱量が関係しているんで
長野県のガソリン日本一高いんだということで
見解を示されています
よね。これについては
バックデータっていうのは
どのようなものがあったんですか
●基本的は私も、ホームページにこれは公開しているのですけれども
私が過去に
2年前、3年前ぐらいか、少し前からもうガソリン価格が
相変わらず長野県は高いねというときに、作った文章を
TV局の人が見て、これと同じような内容で
コメントいただきたいっていうものだったのですけれども。その文章をそもそも作ったときに参考にしたのは、
一つは信毎さんの方でもやっぱり同じような時期で
そういう特集、記事が出た時がありましてそれを見ながら私も
県の業界にやってきた
今、紙面で取り沙汰されている名前の方と同じかどうかは(定かでないが)
県内のガソリンスタンドの業会の
窓口の方というか
そういった所に私どもは問合せをしてどういう構造で
現在のガソリン価格が高いのかということを確認させていただいた。
一般的な価格が上がる
県のガソリン価格、高い仕組みなので業界
ガソリン業界の方にも伺って
一般的な認識をご紹介したという
そんな流れになる
◆この時だけのご主張ではなくて
例えば2023年8月には日本経済新聞に同様の主張なされており
ますよねそれから
貴研究所のホームページについては
2022年2月14日に
全く同じような見解をお示しいただいているんですが
その都度、業界団体、石油組合の方に
聞き取りを行ってその主張をそのままお伝えしていたという解釈でよろしいんですか
●今正に仰有っていただいた様に22年の2月、
多分私の出したもののいちばん古いものだと児う。
現実に言うと
私、SBCのラジオに毎月出演させていただいておりまして
そこの原稿を 掲載して
紹介したのがホームページ。
何れにしても出演に際して文章を作るときに
県の業界の方に確認して、どういう仕組みで高くなるんでしょうか
ということをお聞きして、その文章を掲載して
今回の例えばテレビ出演とかに関しては
その内容を踏まえてその内容の認識のもとでお話をしたということです。
今現状最新の情報を何か県の方に
業界の方に問い合わせたというわけではない
◆2022年2月10日のsbcラジオjのコラムの時に取材調査を行って
それを踏襲して今年までその見解を維持してきたということですか。
●私の方はそういう形で
勿論構造というかシステム自体は
そんなに弾力的に変わるものではないという認識がありますので
一般的にはこういう仕組みで高くなっている様です、という様な形
◆経済研究所っていうのはシンクタンクであって
業界の主張をそのままお伝えするのがお仕事ではないと思うんですが
どのような裏取りというのをなされたんでしょうか?
また数値的なデータっていうのはどのように確認されたんですか。
●基本的なデータは、
毎週資源エネルギー庁のデータが当然、ガソリン価格が
更新されていると思う。私どもは
日本中どこの皆さんもそうだと思いますが、ガソリン価格については
その公のデータを見ながら
この背景に何があるのか?っていうのは
それは個々の、勿論テーマによって
調査すべきことは知ってますけれども、その時は
そういう趣旨ではなくて
ガソリンの業界の構造を分析して探るとか
堀下げて、この価格はオカシいんじゃない
かっていう、そういう視点に立ったものではなくて
その時はあくまで現状こういうデータが示されている
資源エネルギー庁のガソリン価格が示されている中で
その要因としてはどんなものが考えられるのかということで
その業界の方のお話や
もちろんそれ以外に自分で見聞きしたものもありますけれども
そういうようなことで(...)を作らせていただいたということで
さっきお話を
ご指摘いただいたように、毎度毎度それだけで文章を作って
いる訳では当然ありませんので、もちろんテーマが違えばいろいろ調査でお聞きしながら研究所としての見解を出すっていうのが、ほぼ大前提です
今回のガソリン価格のことについては
あくまで一般的な動きで解説をしたっていうことで留まるもの
◆一般的な見解というのは業界が出元だと
いうことでいいのですね
●そうですね。いろんな人に聞けば
いろんな見識は得られたかと思いますけれども
業界の人に聞くのが勿論いちばん
確実だろうと思いましたし、まさかこの様な形のことが
これが真実かどうか別としても
こういった今回報道されたようなことがある
もしくはあるのではないかということを認識
していた訳ではございません。
◆例えばご主張の中に都市部に比べて
県内のガソリンの取り扱い量が少なく
流通販売にかかる単位あたりのコストが割高になってしまいます
とありますがこれは数字で裏付けられるものだと思うんですよね
実際どのような比較検討をなされたんでしょうか
●それはすみません、緻密に販売量というか
消費量まで全部細かく追ったという訳でなく、一般的に考えて
都市部っていうのは
本当に首都圏とかないしは
人口の本当に多いところと比べてというような
ことですので
文章を作る段階で全てデータとして見たということでは、必ずしもございません。
◆例えば全国の中で
長野県の位置は取扱量17位だっていう
データもあるようなんですが
これはそんなに価格差が発生する
ような位置なんですか
●勿論長野県が全国の中で低いという様な
指摘はございますけれども、そういう面もあってという
ことで。あるいは
GS過疎地の話は
ちょっとその同じ文章でも書いたかと思いますけれども
全体のボリュームは(...)になりますけれども
まず各市町村単位とか地域毎にで見ればガソリンスタンドの少ない地域というのが当然
長野県が多いというのはこれも事実としてデータで示されているので
そういったところも複合的
に見てそういったコメント内容の文章を作った
◆この2022年以降、主張されているご見解については
今でも訂正、修正する必要はないものというご認識ですか?
●こういったデータが
変わっている所は、当然あるかとは思うのですけれども
毎月毎週ウォッチしというわけではちょっとありません
で、一般的な考え方としては
そういうことなのだろうと。但し今回の
報道が出て、議論、業会の方から価格調査 の結果が
出るかと思いますけれど、それはそれで事実として捉えて
新たにこちらの方で修正したり
新たに発信する情報があればまたそれはそれで対応したいというふうに思っています
◆結局研究所としては業界のおっしゃることが全てだ
というように聞こえるんですが
そういうことなんですか
●我々も報道機関ではありませんのでなかなか調べる
...といいますか、先ほどご指摘いただいてみたデータ
を一個一個細かいのを見ていけば
ちょっと違うんじゃないのかというところはあるかと思うんです
けれども現状では今表に出てきている
できる中で総合的に判断して、こういうことではないかと
出したものでして 結果的にその業界の方々が言っているのを
ただ鵜呑みにしていて言ってるだけと言われれば
結果的にはそうなってしまうかもしれないけれども
ただあとは業界の肩を
持つとか業界の言い方が正しいと思って
我々はただ右から左に言っている
というわけでは、そういったスタンスでやってるわけではありません。
ただ、結果的に
そうなってしまっているのは否めない。
◆報道機関ではないとおっしゃいますけれども
研究機関ではあるんですよね?研究機関
はいろいろな材料を比較検討して
何が事実であるかというのをまさに追究するのが
研究機関の使命だと思うんです
報道機関ではないから
調べる手段に乏しいというようなご貴見と承りましたけれど
そういう理解でよろしいんでしょうか
●多分新聞とか報道機関の
皆さんと違うのはいろいろな情報
調査対象となっているところについて
色々調査比較したり検討したりするのは当然なんですけれども
ちょっとこれはおかしいんじゃないと思って色んな方が
それだけのテーマで一つ幅広く取材をするとかっていうところまで
ちょっとなかなか至っておりませ
んので、言葉がなかなかうまく見付からないのですが
報道機関の皆さんと
同じような話でやってるわけではない
ただ研究所として当然求められる役割はありますので
念頭に置いてやっていきたい
というふうに思っております。
◆結果においては長野県のガソリン
価格は他県より高いのは海から遠いとか
あるいはそのガソリンの取り扱い量が少ないとか
県土が広いとか
こういったことが影響しているから致し方ないんだという
県民世論の形成に役立ってきたわけですけれども
それは研究機関として適切なことであったというご認識
という確認させていただいてよろしいでしょうか?
●我々もそれが今となっては分からないものはありますけれども
ただ、要因としては、可能性がある要因としては、こういうことが考えられるだろうと思ってやっていることでありますので
◆承知いたしました
今後もより一層正しい見解を県民に提供していただくように
お願いしたいと思います。ご協力ありがとうございました
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