市営バス大岡篠ノ井線、運転手寝坊で遅延。東京業者が安く落札し低水準のサービスに。お詫びに無料イベントを提案!! 9月定例会 一般質問の詳報その一|『全部言います!』小泉一真の市議会トーク

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2022/09/20

市営バス大岡篠ノ井線、運転手寝坊で遅延。東京業者が安く落札し低水準のサービスに。お詫びに無料イベントを提案!! 9月定例会 一般質問の詳報その一

◆小泉一真: まず、公共交通について伺います。 例年のまちづくりアンケートでは、利用しやすい公共交通の構築が常に優先すべき施策の上位で あり、市は対応を強化すべきであるとの認識から 質問いたします。 本年7月11日、市営バス大岡篠ノ井線始発便が 45分遅発となりました。なぜ遅れたのでしょうか、 伺います。 
○企画政策部長 初めに、7月11日に発生しました大岡篠ノ井線のバスの遅延につきまして、御利用の皆様に御迷 惑をお掛けしましたことに改めておわびを申し上げます。大岡篠ノ井線の第1便の遅延の原因につきましては、運転手の寝坊が原因との報告を受けております。


◆小泉一真: 運転手に目覚まし時計を 支給していただきたいと思いますけれども、通勤 通学時間帯のバスの大幅な遅延は市営バスの信用 を失墜せしめる事故ではないでしょうか。また、市総合計画の目標達成の上で悪影響を及ぼすものではありませんか、市長。
○市長(荻原健司) お答えいたします。 公共交通を安心に、そして安定して利用できる ことは市民にとって重要であると認識しておりま す。このため事業者に対し、運行管理を徹底する とともに、常に利用者の立場に立った運行を行うようにお願いをしてきたところでございます。 しかしながら、今回このような事案が発生した ことは誠に遺憾であります。当該事業者に対しましては、再発防止に向け改善報告書を提出させ、 業務体制の見直しを確認するとともに、市長名で 今後の適正な運行管理について指導したところで ございます。今後はこのようなことが起きないよう引き続き事業者に注意を促し、信頼の回復に努めてまいります。

◆小泉一真: 大岡篠ノ井線の委託契約 に際する入札参加業者と、それぞれの入札額、落 札額及び落札業者を示してください。
○企画政策部長
入札参加者は、
株式会社アリーナ

大新東株式 会社西関東支店長野営業所
の2社で、入札額はそれぞれ
3,270万円

3,096万円
となり、大新東株式 会社西関東支店長野営業所が落札をしております。

◆小泉一真: 現在の委託先事業者の本社所在地、市内の事業所に常駐する職員の数を示 してください。 また、現契約の前に契約していた前の委託先についても同様に示してください。
○企画政策部長
現委託先事業者の本社所在地は東京都江東区で、 長野営業所の職員は総勢45名で、うち長野市エリ ア担当者1名と他エリアを担当している2名の合 計3名が常駐しているとお聞きしております。 また、現契約の前に契約していた委託先につき ましては、株式会社アリーナで、本社所在地は長 野市篠ノ井塩崎で、同社はいわゆる貸切バスや総 合旅客業務を扱っており、これらの事業を含めて 本社の職員の数は総勢56名で、うち常駐の職員は、 運転管理者、運転手、営業、経理等を含め43名と お聞きしております。

◆小泉一真: 私がお聞きしたときは、 大新東の長野の駐在員は1名でやっているという お答えでしたが、それはさておき、アリーナと契約していた時期にもバスの大幅な遅延、寝坊によるものがあったのですか。
○企画政策部長 株式会社アリーナと契約していた間には、本件のような理由による遅延はございません。

◆小泉一真: どこの事業者に聞き取りしましても、寝坊で45分遅延なんてあり得ない、 プロの仕事ではないという言葉が返ってきます。 低額で落札した東京の業者が水準以下のサービス を提供し、問題なくサービスを提出してきた長野 市内の業者が外される、これはフェアな契約なのでしょうか。委託契約には損害賠償条項がありま す。たとえ少額でもペナルティーを課さなければ、 早朝から真面目に正しくバスを動かしているほか の市営バス受託事業者に示しがつかないのではな いでしょうか、市長。
○市長(荻原健司) 運行契約の入札におきまして は、仕様書で管理責任者や乗務員の配置等の要件 や道路運送法令の遵守、労働法令の遵守といった 基本条件を示し、競争入札を行っております。 さらに、契約後に具体的な運行体制について書 面により確認を行った上で事業を行っており、適 正な契約がなされたものと認識しております。 また、ペナルティーを課すべきとの御指摘をい ただいておりますが、事業者においては、これま で今回の事案以外は事故もなく安定した運行をい ただいており、市としては今回の事例だけをもって損害賠償やペナルティーの対象とはならないものと考えております。 しかしながら、今回の遅延により利用者の皆様に御迷惑をお掛けしたことは誠に遺憾であります。 今後は同様の事案が発生しないよう適正な運行管理の徹底について、市長名で指導したところであり、引き続き安定運行の確保に向けて注意を促してまいります。

◆小泉一真:市長、これね、安かろう、 悪かろうのサービスになっていますよね。
○市長(荻原健司) 今回の入札結果については適正に入札を行っておりまして、直ちにこの入札結果が今回の原因になっているとは考えておりません


◆小泉一真: 安かろう、悪かろうの意 味が分からないようでございまして残念です。 価格以外の要素を加味して、応札者に提案を促す総合評価落札方式やプロポーザル方式をバス運行委託契約に適用する事態は今や珍しくはありません。長野市も地域での貢献度や安全対策、利用 者増加策等、入札者に提案を求める入札方式を導 入し、地域の公共交通を守るべきとの考えを長野県バス協会、タクシー協会と協議したところ、意見はほぼ一致しておりました。市の考えを伺います。
○企画政策部長 平成29年度の国土交通省の公共交通に係る入札制度の調査の結果では、全国の自治体が抱える課 題として、バスの運行委託等の入札に当たり、応 札者が不足している、44.6%、既契約者以外の応 札が得られにくい、42.1%などと、新規参入が得 られにくいといった状況が報告されております。 これ一般論にはなりますが、新規参入が不活発に なると運行サービスが独占的になり、運行コスト の上昇やサービスレベルの低下が懸念されるため、 複数事業者の参入により、より低廉で質の高い交 通サービスを確保できる可能性がございます。本市といたしましては、公平性、公共性確保と 事業の継続性の観点から、3年間の契約期間とし て競争入札により委託契約を実施してまいりました。一方で、地方における公共交通事業は、市場が拡大していく事業ではなく、過度な競争は地域の安定的なバス運行に支障を及ぼす懸念もございます。公的機関の契約においては入札が原則ではございますが、今後、地域の特性に応じた形態や提案制の導入など、他の方法を含め、調査研究してまいりたいと考えております。

◆小泉一真: 本年度新規事業に路線バス利用促進事業があります。バスが遅れたおわびに大岡篠ノ井線でバスを無料とするイベント、くるる無料の日を実施してはいかがでしょうか。 同時に、無料の日をバス利用の潜在需要を測定する社会実験として位置付け、乗車、降車のデータを取り活用することとされてはいかがですか。
○企画政策部長
多くの皆様にバスを乗車いただくきっかけづくりが必要であることから、本年度の新規事業とし て、ICカードくるる無料の日を長野市公共交通活性化・再生協議会の事業として、今、10月22日を予定して進めているところでございます。この 事業は、ICカードくるるを利用すると議員御提案の大岡篠ノ井線も含め、地域路線の、長野地域の路線バスを無料で乗車できるもので、くるるの 普及とともに、公共交通の利用促進につなげてまいりたいと考えております。 また、同時に、バス利用の需要を測定する社会実験として、乗車、降車のデータを利活用しては どうかとの御提案をいただきました。ICカード を利用することにより、利用者のデータを取得することは可能となっておりますので、今後、この取得されたデータを活用してまいりたいと考えて おります。

◆小泉一真: バスが45分も遅れていて、 長野市には何の影 響もないがごとくの答弁ぶり誠に残念でございま す。きちっと地元の業者を守っていっていただきたいと市長にもう一度申し上げておきます。

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