市は、昨日の議会あて説明を事実上訂正。資源再生センター火災現場近くの大気測定値について、「国が定めた環境基準値を超過した項目はなし」としていたが、光化学オキシダントが基準値以上になっていたと認めた。 事の大小に関わらず、隠し事はせず、正直が一番。手間を惜しまずに、丁寧に説明する姿勢を小泉は評価したい。
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あっ晴れな市の対応
「国が定めた環境基準値を超過した項目はなし(4月7日現在)」...昨日、資源再生センター火災現場近くの大気測定値について、長野市は議会にこのように資料で説明した。しかし、光化学オキシダントは基準に収まっていないのではないか-昨日のブログで小泉は指摘した。
小泉の求めに応じ、今日、市は新たな資料を議会に配布。昨日の説明を事実上訂正した。
お役人は良くも悪くもプライドが高く、なかなか過ちを認めなかったりするものだ。今回、小泉の指摘に真摯に応える態度はあっ晴れ。危機管理として真っ当だ。
昨日配布されたの議会あて資料抜粋(下線は小泉) |
本日配布された議会あて資料抜粋(下線は小泉) |
...光化学オキシダントが環境基準を上回った現象の解釈については、このような解説もついた。これでこそ、市民の納得が得られる対応だ。
カッコいい情報公開とは
誤解を恐れずに言えば、光化学オキシダントが短時間、基準値を若干上回っていたからと言って、市民の健康被害が直ちに懸念されるほどの大気汚染が起きていたとは言えず、資源再生センター火災が主要な原因とも判断しづらい。小泉の指摘に何の意味があるのか、針小棒大の類ではないか。そのような批判がありうると思うが、小泉は気にしない。市が、基準に収まっている測定項目だけ公表し、基準以上の光化学オキシダントの測定値は公表しないと決めた背景に、市に都合のよい情報公開をしようという動機が、全くなかったと言えるだろうか。それによって損なわれた実際の市民益があろうとなかろうと、市に情報操作について成功体験させること自体が、市民益にそぐわない。この程度のことで情報操作するなら、市がより大きな問題に接したときに情報操作しないと、誰が言えるだろう。
事の大小に関わらず、隠し事はせず、正直が一番。手間を惜しまずに、丁寧に説明責任を果たす。それが広報の王道であり、市は王道に復帰した。そこを、小泉は評価する。
但し、報道あての資料にも同様に誤解を招く表現があったのだが、議会あてにしたような即時の訂正は考えていないようだ。市にはカッコいい道を歩むことを望みたい。
参考までに、昨日議会あてに配布された資料の全文と、本日配布された光化学オキシダント測定値資料を掲載させていただく。
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真島測定局・測定車による光化学オキシダント測定状況(着色は小泉) |
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