資源再生センターで火災-そのとき、小泉がしたこと|『全部言います!』小泉一真の市議会トーク

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2019/04/05

資源再生センターで火災-そのとき、小泉がしたこと



長引く火災

すでに報道されているとおり、市資源再生センター(長野市松岡二丁目)が火事だ。昨日未明に発生した火災は、なんと1日を経てなお燃え続けている。周辺地域の市民の皆様は、火事は広がらないといわれても不安なことだろう。胸中を拝察し、お見舞いを申し上げる。
ゴミの回収ができないなどの、市民生活への影響がだ初めており、事態の早期収拾が望まれるのは、もちろんだ。
市のホームページによれば:


〔4月5日(金曜)13時現在〕
●現在も、継続して消火活動を行っています。
●火災は、センター内のごみをためるピットの中のごみ(250トン)が燃えている状況です。
●ピットの外など、建物に火災が広がる恐れはありません。
●建物の外に煙が漏れていて、臭いなど、ご迷惑をお掛けしています。


...という状況だ。小泉は今朝9時ころ、現場を視察。消防の現場指揮者等から話を聴くことができた。




ゴミをためておくピットの底部から出火しており、火元に十分な放水量が届かないために早期鎮火が困難な状況。クレーンを操作してゴミに水がかかるようにしようにも、高熱でクレーンが動かないとのこと。外観からは建物開口部から煙が見えているだけなので、そんなに大した火勢ではないと思っていた小泉は驚いた。鎮火への旺盛な意気込みは現場指揮者からは感じられるが、困難な現場との印象を受けた。事故なく怪我無く任務にあたってくださいと言いおいて、現場を離れた。


ゴミ処理施設で稼働するクレーンの例
(ながの環境エネルギーセンター)

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火災以外への対応策を促す

燃えているのは不燃ごみとのことで、センター周囲には化学製品を燃やしたときのような臭気が感じられる。健康被害が直ちに生じるほどではないとは思うが、周辺住民には心配なことだろう。健康についての相談体制と、大気の状況を現地で測定する体制が必要ではないか。視察を終えた小泉は、すぐにその場で市役所の各部署に電話。対応を促したところ、次のような体制を確保していくとの回答を得た。


◆保健所健康課:4月6日(土)、7日(日)の二日間は、大豆島支所に保健師を配置して健康相談窓口を臨時に設置(平日は三陽保健センター等で対応)
◆環境保全温暖化対策課: 市内6か所の大気測定局に加え、県と連携して大豆島支所に県の大気測定車を設置し、大気の状況監視を強化する体制を、本日午前中に整備


なお、相談体制は市のホームページで、その後公表された。県と連携して、臨機に大気観測体制を強化したのは、工夫が感じられる。
小泉が目指すカッコいい市役所とは、このようなものだ。
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教訓は

現場から大豆島支所に移り、大気測定車の設置を確認。大豆島住民自治協議会に顔を出し、お見舞いと相談があれば議員ものると言い置く。

市役所に足を運び、環境部の窓口でも周辺住民への対応体制を確認し激励するとともに、火災見舞いを申し上げた。市の施設が火災に合い、ショックを受けているのは、市の職員も同じだろうからだ。
さらに危機管理防災課に足を向ける。災害といえるほどの被害は生じていないものの、環境部は手一杯だろうから支援してやってくださいと要請。ちょうどそれに向けた準備をしているところだという。ちょっと出足が遅いかな、という印象を受けたが、何も言わなかった。
長野市の地域防災計画で、今回の事態に対応できているかと質問。このような事態は想定していないとのこと。
え? 意外な回答。化学工場火災とか、対応策があると思っていたのだけれど。それで初動が遅れたとの説明もあった。
なるほど、計画もなかったけど、これだけの対応を取ったということか。感心することと、備えなければならない課題の両方を、今回の火災で見出した小泉だった。

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