新年度予算案には、「市長トップセールス」の文字が幾つも。市長公約だから張り切り、大目に予算を盛りたいのは分かるが、効果をどう考えているのか―。経済文教委員会で、小泉一真が質問・提案しました!! キンタロウ飴では困るんです! 荻原健司氏は、トップセールスで長野市産品、企業誘致、イベント誘致に成果をもたらすとの公約で選挙を勝ち抜いた。そのうち、札幌オリンピックの競技分捕りについては既に反故にされたように、小泉は当初からトップセールスを強調する市長の姿勢には一定の懸念を感じてきた。 令和4年度予算で、荻原市長は早速、トップセールス事業を幾つも打ち出している。 市長が張り切るのはよいのだが、事業の中身は重複していないか。切って中身を確かめたら、全部同じのキンタロウ飴では困る。それではムダな予算編成だ。 たとえば、市内産品販路拡大事業と長野市産果樹セールス特別事業は、「認知」、「知名度」、「ブランド」と、同じようなワードが並ぶ。更に、すでに長野市農業公社が推進している「 ながのいのち 」ブランドもある。それらが相互に重複しないのかを確かめ整理するチェック作業は議会の役割で、小泉が属する経済文教委員会は正にその舞台。―の筈なのだが、小泉のような、予算にムダがないようにという観点からの質問・提案は、他の委員からはなかなか出てこないんだけどね。予算案審議なのに。 屋上屋を架す二重投資とならないように、なおかつ、ながのいのちブランドについては、今までの事業展開で浸透しているのだから、埋もれないようにするべきだと意見した。 予算メガ盛りー大丈夫かな... 市長トップセールス関連予算は、硬直化している長野市財政の下にあって、大盤振る舞いの予算増額となっている。 ◆Naganoの魅力を世界へトップセールス事業 0円 → 500万円 ◆市内産品販路拡大事業 773万1千円 → 1717万5千円 ◆IT関連企業等誘致活動事業 254万4千円 → 1870万4千円 ◆長野市産果樹セールス特別事業 0円 → 370万円 市長肝煎りだから、予算メガ盛りにしたい気持ちは分かる。分かるのだが、トップセールスで成果を挙げるというのは、そういうことなんだろうか。 【今までと同じ予算規模なのに、市長がテコ入れ...