スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

11月, 2017の投稿を表示しています

血税で勉強させてもらった成果とは!?

千曲衛生施設組合視察 昨日から組合議会はバス移動で視察旅行中。議員である小泉も帯同。当ブログ読者の皆様には、千曲衛生施設組合といえば、 議員が税金で飲み食いする予算編成 がなされていたことで、もう有名なあの組合。小泉はその飲み食いする機会に加わっていたわけではないけれども、組合の名誉回復の為、また住民の皆様の血税を投資するのに相応する効果のある視察とする為、しっかりと勉強させていただきたい。 http://www.valley.ne.jp/~chikuma-/ 処理施設の今時のテーマ リサイクル、循環型社会の実現は今日日の重要政策課題の一つ。今回視察の対象とするし尿処理施設や汚泥処理施設も、その観点がポイントとなる。 あずさセンターの頭の良さ し尿処理施設「あずさセンター」 松塩地区広域施設組合のし尿処理施設「あずさセンター」は、平成29年3月に更新されたばかり。既存設備を有効利用して建設費を上手に節減している。これも一種のリサイクルかな。 従前の設備を利用しながら施設更新 脱水汚泥をごみ焼却施設の助燃剤と位置付けることで、環境省から廃棄物リサイクル関係の建設補助金を受給できたという。「脱水」汚泥とは言っても、含水率70%以下の水を含んでいる。焼却施設の助燃になっているのか、逆に負荷になりはしないか。小泉は質問した。 ー会計検査でもその点を突かれた。単に汚泥を焼却しているだけではないかと。しかし環境省の定めた「助燃剤」の定義に合っていることを説明し、理解を得たー との趣旨の回答。この論理を考えた役人は、頭がいいね。単に汚泥を焼けばゴミ。それを、助燃剤と位置付けて国への補助金申請を通させてしまう。 施設見学中に、施設長にそっと訊いてみた。 「会計検査のとき、ドキドキしませんでしたか?」 「しました(笑)」 ですよね。勉強させてもらった。 http://www.mcci.or.jp/www/matukuri/sisetu02.htm 汚泥資源化センター さすがに横浜市は政令指定都市。見ても聴いても、へええっと唸ることばかり。 北部汚泥資源化センター この施設だけで、何と3つの PFI事業 が動いている。メタンガスによる発電、汚泥の焼却、焼却灰の再...

「分からないからしょーがない」―それでいいのか?

数値目標を掲げたが達成状況には無関心? 行政が必要な制度や計画をきちんと整備することは、もちろん必要だ。しかし、さらに重要なのは、それを確実に運用し、実施することなのだ。しかし、この点がおざなりになってしまっている行政の盲点は、それほど珍しいことではなかったりする。 今回もその伝といえるかもしれない。 第三次長野市子ども読書活動推進計画(案)についての説明を、11月6日に受けた。 第三次長野市子ども読書活動推進計画(案)に対する市民意見等の募集について 余計なお世話だが、このBOOKロウというキャラはいつ出来たんだろう。 NHK教育テレビから怒られないのかな? 目標達成状況が不明!? 民間企業であれば、「売り上げ」等の金銭的な尺度で計画達成度合いの評価は比較的に簡単なのだろうが、行政は利益を求めていない。だから行政が数値目標を掲げてプランを立てるのは、それなりに意義がある。 「市立図書館にあける中高生世代(13歳~18歳)の貸出利用者数」が、激減している 平成23年度実績値13,879人が平成26年度10,512人へと、図表から分かるように、「市立図書館における中高生世代(13歳~18際)の貸出利用者数」が激減していると言ってよい状況。これについて、平成29年度目標値14,200人はクリアできるのかと、小泉からは当然の質問。この回答ぶりにぶっ飛んだ。 ―平成23年度当時と比べると、電子書籍での読書が普及してきている。したがって、現状で達成状況に難があるとは、一概には言い難い― はあ。そうきたか。 「そうすると、3千人ほど図書館利用人数が減った分は、全 てキンドル等 に流れたと」 ―全てであるとは言えません、実態は分かりません― 当然。そんなことは分かっている。 「図書館利用者がキンドルに流出したから『計画目標値の達成状況が分からない』で済まされては、市民も議会も困る。キンドルに流出したと主張するなら、その数量を統計調査等から推計するとか、アンケートにより調査するとか、論拠を示すべきだ」 キンドルなんて、図書館利用が減ったという事実から責任逃れするための方便としか思えない。 中高生は本よりゲームでしょ? 親が子にスマホを買い与えたとする。 ...

アリオの権堂出店に歯止め

権堂地区再生計画が改定 アリオの権堂出店構想が、権堂再生計画の改定により、市の方針として示された。11月6日、市から議会あてに説明があった。 権堂地区再生計画 但し、次の一文が入り、市の関与には一定の歯止めがかかった形となっている。 「実情に即した実現可能性のある事業計画の策定(規模、経費、期間、施設内容等)」 「実情に即した実現可能性のある事業計画の策定(規模、経費、期間、施設内容等)」との記載 このような記載としたのは、アリオ出店構想を議会は冷静に見ており、必ずしも権堂再生に結びつかないとの意見があることを考慮したものだろう。特に小泉の提案により、 まちづくり対策特別委員会委員長報告に「大型商業施設の整備にあたっては、 公金投入に対して慎重な意見が委員の中に」あるとの一節 が入れられたことによる影響力は小さくなかった筈だ。 今後もしっかりとチェック機能を果たしてまいりたい。 以下は小泉ブログの関連リンク。 http://koizumikazuma.blog.fc2.com/blog-entry-1561.html http://koizumikazuma.blog.fc2.com/blog-entry-1566.html http://koizumikazuma.blog.fc2.com/blog-entry-1569.html にほんブログ村 ランキング参加中。Clickで応援してください!!

ブ厚いけど薄いものって何? ― 空き家対策に提案しまくり

施策についてレクチャーを受けた 議員やっていて、いちばん楽しみであり、憂鬱でもあるのがこの時。新しい施策や計画に触れ、市の職員と交わす議論は有意義だが、小泉の描く政策と整合しない件の議論は平行線を辿り、気分が滅入る。 空き家対策計画(案) 人口減少の下で、小泉の住まう地域でも、空き家がポツポツと出現している。 「 空家等対策の推進に関する特別措置法 」 が制定され、廃墟化して危険な空家を撤去できるようになるなど、自治体は最近この分野ではなかなか忙しい。人口減少で増える仕事もあるのだ。 発生した空き家を住宅資源として活用するには、早期に捕捉することが肝要と小泉は考える。空き家を放置すれば、傷みが進行し、活用はますます困難となってゆく。 しかし、である。長野市には新規に発生した空き家の捕捉が必要であるとは、現在のところ考えていないらしい。 長野市は情報軽視? 計画のどの段階にも情報収集という言葉が出てない。この施策では、情報ストックの整備が、ぜっっったいに必要だろう。どの住宅が空いているかという情報が常に新鮮でなければ、「利活用の促進」も「管理不全の解消」も「跡地の利活用」も、全て絵に描いた餅だ。 長野市は2016~2017年にかけて多大な労力とコストを払って、 空き家データバンクを整備 した。まあ、実際に労力の殆どを負担したのは、市ではなく各 住民自治協議会 なのだが。市は自治協にデータ作成を依頼しただけで、自分は入力業務程度しか負担していない。だからか、データ集積の重要性とか煩雑さとかには気が付いていないのかも知れない。3年ほどしたら、また自治協のお世話になればいいと安易に考えているのかもしれない。 この資料では、空き家の所有者が自ら空き家情報を通報してくれることを期待しているのかとも思わせるが、ナンセンスだろう。結局、また自治協のお世話になるしかない。 自治協のタダ働きありきの計画で良いのか 繰り返して言うが、空き家を補足する作業は自治協としても大変なのだ。日曜だけとか、夏だけ、お盆だけ使うという家もある。外観上だけではなく、周辺住民の聴き取り等により、確かに空き家であると確認しなければならない。空き家バンクは国が推進するシステムでもあり、明らかに自治体が責任を負って整備する性格のものだろう。で...