2016年、明治神宮外苑で展示物が失火、親御さんの目の前で5歳男児が命を落とし、Tokyo Design Week 2016(TDW2016)は大惨事となった。前身のイベントを含めてそれまで三十有余年、毎年開催していたが、2016年は火災と同時に中止され、それ以後開催されていない。しかし、長野デザインウィーク(NDW)開催によって、その命脈が保たれている。 「デザインウィーク」のブランドを共用している長野デザインウィークは、東京デザインウィークとは利害関係がある。当時TDW2016を共催していた団体と委託契約を結び、NDWは開催されているが、これは適切なことなのだろうか。 新教育長任命に議会が同意を求められた商工観光部長M氏は、今月9日、予算案質疑で、「まったく問題がない」との弁護士見解を示して答弁に替えている。しかし、これは倫理の問題を問うているのであって、弁護士が出る幕ではない。 教育者たる者、平均以上の倫理性を身に着けていることが求められる。5歳児の命を落としたイベントのブランドを長野市で引き継いでいることに知らん顔をすることが適当だろうか。議案質疑や討論が相次ぐという、人事案としては異例な審議となった一因ではないか。 (冒頭写真はTOKYO DESIGN WEEK 2016での火災死亡事故を伝える当時のニュース。日テレNEWS24から引用)
https://youtu.be/PgmO9qMJBHA
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