行政からの議会あて政策説明の公開を求める小泉一真・西村裕子市議 |
長野市議会は閉鎖的!?
先日ブログで書いたように、行政からの説明・協議・調整の場である長野市議会・市行政の「政策説明会」が非公開とされている問題が、信濃毎日新聞報道が元となって、急浮上しています。
このブログ投稿で小泉は、次の問題を指摘しています。
1.「政策説明会」が非公式なものとして持たれており、市民に公開されていない。同様の趣旨の「全員協議会」(全協)が、県内19市中16市議会において、原則公開で公式な会議として行われている。
2.政策説明会の「協議・調整」が、会派ごとに分断されていて、全議員参加で行われていない。
小泉は、問題意識を共有する西村裕子議員(無所属)とともに、昨日、議長あてに文書で申し入れをして参りました。2.政策説明会の「協議・調整」が、会派ごとに分断されていて、全議員参加で行われていない。
議長に文書で申し入れ
文書では、信濃毎日新聞の報道内容に触れながら、次のように長野市議会の行動を促しています。
1. 県内他市議会に対し、次の点に係る照会を行い、結果を議員に通知すること。
・全議員が参加できる「市長が行政課題などについて議会側に説明し協議、調整する場」としては、どのようなものがあるか。全員協議会以外にあるなら、どのような運用実態か。また、それらは公開を原則として行われているか。
2. 1の調査結果を元に、本市議会における説明・協議・調整の場の制度設計について速やかに評価し、必要であれば見直しを図ること。
信濃毎日新聞が報道
信濃毎日新聞は本日2019年2月16日朝刊地方版で、小泉・西村議員による議長申し入れを報道しています。
【市側の非公開会合在り方検討申し入れ 長野市議2人が議長に】
...西村裕子氏と小泉一真氏は15日、市長ら執行部から議会側への施策の説明や調整の場となっている非公開の会合「政策説明会」について、「必要であれば見直しを図る」ことなどを小林治晴議長に申し入れた。在り方が「不透明との印象を市民に与えかねない」としている。
(中略)
申し入れは、県内他市では議員全員協議会(全協)を「行政課題などについて議会側に説明し協議、調整する場」とし、市民に公開している例があると指摘。県内他市の議会の状況を調べ、政策説明会の在り方を評価、再検討するよう求めた。小林議長は「議会運営委員会で意見を聞いて対応を検討したい」と述べた。
無所属だから言える議会改革
議会への政策説明・協議・調整の場についての公開状況は、地域の購読率一位の新聞一面で論じられた問題であるにも関わらず、小泉・西村氏の両無所属議員以外の会派所属議員の反応は希薄です。長野市議会がこれほど明白な問題を抱えていても、議員の情報特権を墨守したい議会ムラが阿吽の呼吸で表ざたにしないのではないかとの市民の懸念に、議会は逃げずに正面から向き合うべきです。
ちなみに西村議員は、公費飲食問題についての小泉の発言を咎めた不当な戒告動議にも、ただ一人反対しています。
ちなみに西村議員は、公費飲食問題についての小泉の発言を咎めた不当な戒告動議にも、ただ一人反対しています。
この時と同じ構図で、議会ムラが正論を力ずくでウヤムヤにするようなことがあってはならないと考えます。